先日、ある老夫婦のご家庭がガスコンロからIHクッキングヒーターに取替えをされました。
ご高齢になられた夫婦を家族の方が気づかった結果、安全性の高いIHヒーターを選ばれることになりました。
ところで、IHクッキングヒーターって本当に安全なのでしょうか。
正直なところ、私もわからないのです。しかし、ご家族の優しい心配りを考えると、なんだかすごくあたたかな気持ちになって、応援したくなってしまいました。
確かに、ガスコンロのように火が出ないのだから、コンロの火が何かに燃え移る心配はないし、磁力線によって鍋自体を発熱させるIHヒーターは、何かの不注意で火傷をする可能性も低い。正しく、安全に利用頂くことができるなら、ご高齢者にとっては安全性の高い商品と言えると思います。
ただ、IHに限らずとも、使い方を誤ると大事故に繋がります。
IHクッキングヒーターによる事故に多いのが、誤った取り扱い方法によるもの。
そこで、③つの提案をさせて頂きました。
① 3口共IHタイプの商品をご購入ください。
(できれば、加熱中であることがわかるように熱源部が光るものにしてください。)
② これまで使われていた鍋を全部捨ててください。
③ 操作方法をじっくり教えてあげてください。
まず、①点目です。
IHクッキングヒーターといっても、全ての熱源がIHではなく、一般的に普及しているものは、3口目の小さな部分が、ラジエントヒーターになっています。
ラジエントヒーターは、ガスコンロと同じようにそれ自体が発熱し、熱源となります。つまり、IHと同じような感覚で、直接手で触れられたりすると、火傷をしてしまうことになります。
また、熱源部が光るもの。というのは、こういった商品です。
IHヒーターは、直接炎を見て、火加減を見ることができませんので、これまでの機器と同様に扱うには、こういったサインがとても便利です。
②点目は、③点目とも関係してきますが、とても重要な内容です。
ご高齢の方は、最近の人に比べて本当にものを大切にされます。「物を捨てる」ということはとても大変なことだと思います。
良く、コーディネーターの方のお話しや、部屋をキレイにする方法として、「物を捨てなさい」ということが言われます。
確かに、私もコーディネーターとして、「まずは捨てることから・・・」が基本だとは思っています。しかし一方で(本当にそれが正しいのだろうか?)と思うのです。
「物を大切にする気持ち」や「思い出を大切にする心」まで否定してしまっているような気がするのです。ですから、私はひとに対して「捨ててください」と言ったことはこれまで一度もありません。
だけど、今回はお話しさせて頂きました。
「これまでのお鍋やフライパンは全て捨ててください。」と。
理由は安全性を守るためです。IHヒーターにはIH対応の鍋を利用しなければならないことは、IHヒーターの普及に伴って、かなり浸透してきました。
それでも、対応していない鍋や鍋底の変形したものを使用された結果として、大きな事故に繋がっているケースを耳にします。
誤っての使用を防ぐためにも、「使わずにとって置く」のではなく、「捨ててください。」それが、私の現在の答えでした。
ところで、IHヒーターの安全性において、良く話題になるのが「電磁波」の問題です。この件において、私もあちこちの資料を読みあさりました。その中の何点かをご紹介します。
IHヒーターの危険性について、比較的読みやすく、消費者の立場から記述のあるブログ
国民生活センターによるIHヒーターの安全性の検証
日本電機工業会によるIHヒーターの安全性に関するQ&A
読めば読むほど、良くわからない・・・。というのが正直な感想です。ただ、私はやっぱり「ガスコンロ」を選びます。その理由は、数年前と少し違います。数年前は、単純に料理することが好きだから、「鍋の種類を選ばないこと」や、「細かい火加減ができること」、「料理した気になれること」などが大きな理由でした。
しかし今は・・・、電磁波の危険性がある以上、あえて不安の残る商品を使いたくないからです。
日本電気工業会が主張するように、安全性に問題はないのかも知れません。しかし、その一方で、電磁派が引き起こす弊害が考えられるのは事実です。
IHヒーターを検討中の方で、特に新婚さんやまだ、小さなお子さんのおられる方には、やはりそういったマイナスの部分、危険要素を知って頂きたいと思います。
重ねて言うと、50歳になった私は、IHクッキングヒーターを一つの選択肢とすることはあるのかも知れませんが、現在の私の選択肢にIHはありません。
あくまでも、個人的な見解なのですけれど。
2006年3月31日付 ガスコンロとIHヒーターの比較
ご高齢になられた夫婦を家族の方が気づかった結果、安全性の高いIHヒーターを選ばれることになりました。
ところで、IHクッキングヒーターって本当に安全なのでしょうか。
正直なところ、私もわからないのです。しかし、ご家族の優しい心配りを考えると、なんだかすごくあたたかな気持ちになって、応援したくなってしまいました。
確かに、ガスコンロのように火が出ないのだから、コンロの火が何かに燃え移る心配はないし、磁力線によって鍋自体を発熱させるIHヒーターは、何かの不注意で火傷をする可能性も低い。正しく、安全に利用頂くことができるなら、ご高齢者にとっては安全性の高い商品と言えると思います。
ただ、IHに限らずとも、使い方を誤ると大事故に繋がります。
IHクッキングヒーターによる事故に多いのが、誤った取り扱い方法によるもの。
そこで、③つの提案をさせて頂きました。
① 3口共IHタイプの商品をご購入ください。
(できれば、加熱中であることがわかるように熱源部が光るものにしてください。)
② これまで使われていた鍋を全部捨ててください。
③ 操作方法をじっくり教えてあげてください。
まず、①点目です。
IHクッキングヒーターといっても、全ての熱源がIHではなく、一般的に普及しているものは、3口目の小さな部分が、ラジエントヒーターになっています。
ラジエントヒーターは、ガスコンロと同じようにそれ自体が発熱し、熱源となります。つまり、IHと同じような感覚で、直接手で触れられたりすると、火傷をしてしまうことになります。
また、熱源部が光るもの。というのは、こういった商品です。
IHヒーターは、直接炎を見て、火加減を見ることができませんので、これまでの機器と同様に扱うには、こういったサインがとても便利です。
②点目は、③点目とも関係してきますが、とても重要な内容です。
ご高齢の方は、最近の人に比べて本当にものを大切にされます。「物を捨てる」ということはとても大変なことだと思います。
良く、コーディネーターの方のお話しや、部屋をキレイにする方法として、「物を捨てなさい」ということが言われます。
確かに、私もコーディネーターとして、「まずは捨てることから・・・」が基本だとは思っています。しかし一方で(本当にそれが正しいのだろうか?)と思うのです。
「物を大切にする気持ち」や「思い出を大切にする心」まで否定してしまっているような気がするのです。ですから、私はひとに対して「捨ててください」と言ったことはこれまで一度もありません。
だけど、今回はお話しさせて頂きました。
「これまでのお鍋やフライパンは全て捨ててください。」と。
理由は安全性を守るためです。IHヒーターにはIH対応の鍋を利用しなければならないことは、IHヒーターの普及に伴って、かなり浸透してきました。
それでも、対応していない鍋や鍋底の変形したものを使用された結果として、大きな事故に繋がっているケースを耳にします。
誤っての使用を防ぐためにも、「使わずにとって置く」のではなく、「捨ててください。」それが、私の現在の答えでした。
ところで、IHヒーターの安全性において、良く話題になるのが「電磁波」の問題です。この件において、私もあちこちの資料を読みあさりました。その中の何点かをご紹介します。
IHヒーターの危険性について、比較的読みやすく、消費者の立場から記述のあるブログ
国民生活センターによるIHヒーターの安全性の検証
日本電機工業会によるIHヒーターの安全性に関するQ&A
読めば読むほど、良くわからない・・・。というのが正直な感想です。ただ、私はやっぱり「ガスコンロ」を選びます。その理由は、数年前と少し違います。数年前は、単純に料理することが好きだから、「鍋の種類を選ばないこと」や、「細かい火加減ができること」、「料理した気になれること」などが大きな理由でした。
しかし今は・・・、電磁波の危険性がある以上、あえて不安の残る商品を使いたくないからです。
日本電気工業会が主張するように、安全性に問題はないのかも知れません。しかし、その一方で、電磁派が引き起こす弊害が考えられるのは事実です。
IHヒーターを検討中の方で、特に新婚さんやまだ、小さなお子さんのおられる方には、やはりそういったマイナスの部分、危険要素を知って頂きたいと思います。
重ねて言うと、50歳になった私は、IHクッキングヒーターを一つの選択肢とすることはあるのかも知れませんが、現在の私の選択肢にIHはありません。
あくまでも、個人的な見解なのですけれど。
2006年3月31日付 ガスコンロとIHヒーターの比較
ミストサウナのミストの体験とか、ネオレスト?など各社新しい製品が一堂に会して勉強になりましたよ。
IHのところでは、実演される方がズラリ並んで説明をしてくれたのですが、「なるほど」と思ったのは、調理すると熱した鍋から貰い熱でIHパネルがかなり高温になるので、鍋を外したあとでパネルに触れると、火傷をしますから気をつけてくださいとのこと。
温度に応じてパネルの色が変わるといいですね。
「百聞は一見にしかず」
京都に居ながら、ネットやテレビを通して東京を見ると、やっぱり東京に行かなきゃだめだなぁ。って思います。
今月下旬には、インテリアフェスティバル↓
http://www.interior.or.jp/ifes/index.html
も行われます。今年こそは行こうと思っていましたが、日程が合わず、またもや見送ることになりました。
さぶさんが昨年行かれた、メゾン・エ・オブジェの今年の情報などもそろそろ出てきていますが、写真を見るだけでも、ワクワクしてしまいます☆
大変便利だと思いました。
知らないで(原発見たい表現が悪いですが)つかうと、落とし穴がありますね。
どんなものにもメリットとデメリットがあると思います。
デメリットを知った上で、それでも良いと思える商品なら手にする価値がありますよね。
メリットだけを見て購入してしまうと大変危険だと私は思います。