5月20日(木)建設環境委員会がありました。
報告事項のみでした。
1.国分寺市移動等円滑化基本構想(バリアフリー基本構想)の検討内容について
国のバリアフリー法に基づきバリアフリー基本構想を検討している。
3年間の検討で今年度まとめる予定。
バリアフリー協議会を設置。市民部会、事業者部会、庁内検討部会の作業部会を
つくり検討内容を協議会に報告する。
令和元年度は高齢者や障がい者のバリアフリーに関する意向調査、駅周辺のバリア
フリーの概況調査、事業者へのヒヤリングを行い、令和2年度はバリアフリー協議会
の設立、まち歩き点検ワークショップの実施、基本方針・重点整備地区選定・バリア
フリーマップの検討を行った。
協議会は去年の10月、今年4月に開催した。 今後は7月ごろ開催し特定事業を指定
して特定事業計画をつくり実施義務を課す予定。パブコメをして来年3月に構想を
決定する。
重点整備地区は国分寺駅周辺と新庁舎建設予定地周辺と二つをつなぐ多喜窪街道。
バリアフリーマップは国分寺駅周辺のみ。
2.西国分寺駅東側周辺地区まちづくりの検討状況について
平成30年度に都市計画の手法を整理を行い、令和2年度に対象範囲を駅近傍に絞り、
公共用地の利活用について検討した。にぎわいと東口改札口が必要だと判断した。
駅前市有地と交通広場について条件整理、利活用の手法、活用可能性、実現に向けた
課題の整理の表が出されたが、一団地の権利者全員の同意、都市計画変更、都市計画
道路の廃止などの課題が多く、実現性は低いと感じた。
3.令和2年度ブロック塀等調査結果および今後の対応について
市内のすべての道路に面する1m以上の劣化のあるブロック塀は459ケ所。
撤去助成申請は予定も含めて18ヶ所。
再度個別に啓発し撤去を促進する。
市では撤去費用について1mあたり6000円、新設費用について4000円を補助している
がそれぞれ費用の4~6割、1~2割にしか当たらないため費用面の課題が大きいと思う。
丁寧に説得してほしいと要望した。
4.都市計画道路の進捗状況について
(1)国3・4・12号線=用地取得31%。今年度は物件調査、補償費算定、折衝、契約等。
(2)国3・4・1号線=これまでの経過。今年度は上記と同様。
(3)都施行事業=国3・2・8号線、国3・4・6号線について報告があった。
5.雨水浸透ますの譲渡について
令和2年度2,473基の譲渡があり、累計で52,096基になった。
6.砂川用水路の維持管理改善について
並木町1-2先から東戸倉2-38先までの砂川用水路の維持管理を適切に行うため、水路
の移設工事を来年度から着手することになった。民有地を通るため一部を除いて暗渠
(地下)になる。
7.整備済み公園の早期利用開始について
公園が完成しても条例改正しないと使用できないため市民から疑問の声が出ていた。
平均は4ヶ月。長いと半年、できていても立ち入り禁止になっていた。
今後は要綱で運用することにより条例改正前の公園利用を可能にする。
という報告でしたが、そもそも 公園は公けの施設で公の施設は条例で設置しないと
いけないと地方自治法に明記されています。
議会の議決が必要なら臨時議会を開けば良いし、要綱は条例より縛りが弱いし、議会
の議決も必要なく行政が勝手につくったり改正したり廃止したりできます。
市民ニーズは理解できますが地方自治法を守らないで何らかの別の方法を探すのは
理解できません。法とルールによって施策を行うのはきほんのきです。
「やれないよりやれる方法を探ってほしい」とか「市民ニーズにこたえるべきだ」と
の意見がありましたが、法律を守らないで市民ニーズにこたえることが必要でしょう
か?市に対して法律を守らなくて良いと言っているのと同じです(-_-;)
要綱でやっている自治体はないとのことですが、ないのではなくできないからやって
ないんですよ。
要綱では禁止行為が規定できませんが、市民が通常の公園利用を超えることがないよ
うに期待している、という行政側の答弁はあまりに無責任であきれました。
整備済み公園を早期に利用したいなら臨時議会を開くか条例の範囲内で応用してい
ただきたいです。
8.むかしの井戸における有機フッ素化合物について
令和2年2月に実施した調査でPFOSとPFOAの合計値が50ngを超過していた6ヶ所の井戸
について調査した結果、水量不測の井戸1ヶ所を除いたすべてで50ngを超過していた。
今後は「むかしの井戸」に加えてそれ以外の井戸の有機フッ素化合物の調査を行なう。
9.その他
①道路通報システム試行への参加について
東京都のシステムでスマホで道路の不具合を通知するもの。
②交通安全計画の見直しについて
☆
陳情3-4号 国3・2・8号線(新府中街道)の総合的安全対策に関する陳情については
会派持ち帰りになりました。
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