大分発のブログ

由布・鶴見やくじゅうをメインにした野鳥や山野草、県内四季折々の風景などアウトドア写真のブログです。 

(長)長湯温泉・ガニ湯

2019-05-31 09:00:06 | 大分の温泉めぐり

 長湯温泉は世界でも類を見ない炭酸濃度の高さとその効能で有名。
   

 長湯温泉一番人気のぷくぷくとこまかな泡のつくラムネ湯。



 32度で1200ppmほどの高濃度炭酸泉と、42度の2種類の源泉掛け流しの温泉が楽しめます。特に高濃度の炭酸泉は肌に“一万の真珠”のように無数の泡がつき幻想的。昭和9年に文豪大仏次郎先生が、“まるでラムネの湯だね!”と世界に紹介してくれたのがその由来です。

  ガニ湯



 長湯温泉のシンボルで無料の混浴露天風呂。



 橋の上からも宿からも通りからもまる見えです。



 長湯芹川 
  川のまん中  
   はなれ石にも   
    お湯が湧く   

  -野口雨情-

長湯温泉・長生湯(ちょうせいとう)


 川沿いに建つ市営の共同浴場。モダンな造りとお洒落なデザイン。そしてメカニックな入口。

 長湯温泉は「源泉かけ流し宣言」しているのでそのまま飲むことができます。泉質は含重炭酸土類泉で ダシ汁のような味。

 やや薄目でわりと飲みやすい。湯は熱めで足をつけてるだけでポカポカしてきます。


 浴場は広々として木のベンチなども置かれています。照明のとりかたにもくふうが凝らされてやわらかで落ち着きのあるしゃれた空間を演出しています。

 この浴場はデザイン性が高く、数々の賞を受賞。



  入湯料:200円

 それにしても入口が無粋すぎ。


 芹川の
 湯の宿に来て
 灯のもとに
 秋を覚える
 山の夕立 

    -与謝野鉄幹  

  

 湯の原の
 雨山に満ち
 その雨の
 錆の如くに
 浮かぶ霧かな 
    -与謝野晶子
 

 ひときわ赤いは
 お寺の紅葉

 あかつきの湯が
 わたし一人を
 あたためてくれる

      -山頭火

 山頭火は昭和5年11月頃長湯温泉に一泊して、その後庄内~湯平~玖珠~耶馬溪へと旅した。

 しっとりと濡れて
 岩も私も

 宿までかまきり
 ついてきたか