先週、19日(水)の夕方、うちの店の前で交通事故がありました。
被害者は白黒毛色のオスネコ、あてた車は分かりません。
二階にいた娘が
ドンッ!!という音と
ギャッ!という声を聞きすぐに窓を開けると、道路の中ほどにネコの姿があったそうです。
「ネコがひかれたッ」・・・その声にダンナと息子が飛び出すと
お隣さんも出てきてちょっとした騒ぎに・・・
通行中の車を止めて、タオルでネコをくるみ、すぐに動物病院へ運びました。
その時わたしはバイト中・・・
息子から携帯に連絡があり事のすべてを知った次第です。
釣りの解禁日も迫っていて店のほうが忙しかったので、そのまま病院に預けたままになっていましたが、22日の土曜日、娘と一緒にようすを見に行ってみました。
診察室の奥の狭い部屋にいくつかのケージがあり、そのうちのひとつで白いプードルが嬉しがってピヨンピヨン跳ねているのが見えました。
そしてその斜め上のケージにそのネコが痛々しい姿で横たわっていました。
ちょうど点滴をやっていて細いチューブが前足のあたりに繋がっています。
先生が扉をあけて手をさしだすと少しピクッとして怯えている感じ・・・
病院へ運び込んだ時、先生からダンナにだいたいの容態の説明がありましたが、改めてお話を聞きました。
顔の右半分をぶつけたようで、あごの骨と右頬の骨を骨折、ワイヤーで縛って固定し、口の中の上あごも縦に裂けていて縫ってあるそうです。
さらに事故直後は右目が少し突出していましたが、それは顔のゆがみを治したことで元にもどったとのこと・・・
でも可哀想に失明しているだろうということでした。
先生の話しを聞きながら涙がでてきました。
いまのところ骨折のため口を動かすことが出来ないので、自分でエサを食べることが出来ません。
高カロリーのミルクをスポイトで流しこむような感じで飲ませていて、あとは点滴で水分と栄養補給をしているそうです。
病院では やるべき処置は一応済んだとのことで、今後どうするかと聞かれました。
見たところ野良ネコのようですが、もし飼い主さんがいたとしたら
突然帰って来なくなったネコを心配しているかもしれない・・・と思い、
写真を撮って近所をまわって聞いてみることにしました。
その結果、飼い主さんにはたどりつけず、反対に野良の可能性が高くなったんです。
わが家にミミとハナがいるのを知っている先生は、
ウィルス性の感染症や突然にやってきた知らないネコの存在が
ストレスになるのを心配され、身体はなんともなく歩けるのだから
外へ放したら・・・と言いました。
でも1人でエサが食べられないこの状態で放すことは「死」を意味します。
このまま病院で点滴を続け、痛みが薄らぐと共に少しずつでもエサが食べられるようになってから退院させるのがベストなのは分かっています。
しかしそれには費用がかかります。
先生は事情を分かってくれて、薬剤などの実費だけで、診察料・手術代などはいいからと言ってくれています。
それでも数万円になっています。
これ以上病院にお願いすることは出来ず、決断すべきときがきました。
そして昨日、このネコの血液検査をお願いしました。 結果はマイナスでした。
これで決まりです!
感染症の心配はなくなったわけなので、わが家へ連れてくることにしました。
昨日の午後、ホームセンターへ行き小型犬用のサークルを買ってきて息子の部屋に置きました。
病院では、ズ~ッと野良だったなら人との生活がストレスになり、
かえって悪くなることもあると言われました。
どこまで出来るかわかりません、どの程度回復してくれるかもわかりません。
一か八かの賭けです。
子供たちも手伝うって言ってますのでみんなで頑張ってみます。
お昼ごろには病院へ迎えに行くことになっています。
しばらくして「こんなに元気になりましたよ」って、報告が出来るといいなと思います。
では、また