『出戻り』・・・
何となく嫌な言葉。
こういう言い方は好きではないけど、まさに「出戻ってきた」子がいます。
とても良い里親さんのところへいったのが、去年の1月でした・・・
保護してからわりとすぐに里親さんとのご縁があり、幸せな子だな~って思いました。
一昨日、突然 知らない番号の着信があり、出るとその里親さんからでした。
最初は当然驚いた、 「え? 何で?」って感じで・・・
内容としては、事情があって もうそのネコを飼うことはできないということで、
里親さんはきっと悩みに悩んでそう決めたことなんだと思います。
犬猫が好きな人、どうしても一緒に暮らせなくなる時に、そんなに簡単に辛い決心には至らない・・・と思いますしね。
理由としては、お引越しをされるそうで、しかも体調を悪くされているともおっしゃっていました。
その子を引き取るわたしにとって、ネコを手放す理由は(一応は気にしますが)そんなに重要ではありません。
もう猫と一緒に住めないから・・というのなら、
その子の行き場は必然的に、保護して里子に出した わたし ということになるし、
まったく知らない第三者に譲渡されるよりよほどいいことです。
(ちなみに、里親会の誓約書には「飼えなくなった時には里親会に連絡すること・・」みたいなことが書いてあったと思います)
里親さんの都合もあり、TELをもらったその日がいいと言うので、
お昼過ぎに待ち合わせ場所で会ってその子を引き取ってきた。
(わたしもその日はダンナが休みで家にいたので都合が良かったのです)
家に向かう車の中で、一声も鳴かずに静かだった猫・・・
着いたらきっと猫がいっぱいでビックリするだろうな・・なんて思いながら運転してきました。
家に到着して、しばらくはキャリーのままで待っていてもらい、
二段重ねのケージの上段に入れようとトイレの砂を入れ替えたり、新しい水を入れたりして・・・
ハイ! こうなりました!
この前保護した子ネコじゃないですよ^^ 似てますけど・・
一昨年の秋、小百川桜公園で「パン」と一緒にいた「メロン」♀ で~す。
保護して里親募集している時はこんなだったのよ ↓
それがそれが~・・・ 1年4ヶ月も経ってますから・・もうすっかり大人だもんね~
去年の1月に里親さんの家族になって、新しく「ゆず」という名前を付けてもらいました。
保護してわが家にいたのはわずか2ヶ月ぐらい、、、
里親さん宅で「ゆず」としての暮らしのほうが長いので、今もメロンではなく「ゆず」と呼んでます。
立派になりました (*^-^*)
上の3枚は17日に撮った写真。
まだ状況が分からずに、ケージの中でキョロキョロしてました。
そのうち、昼寝から起きてきた うちの猫たちが次々に姿を現すと・・・
クッションの下に潜り込んで顔をださず~
ご飯も食べずにそのままだった。
次の日、トイレにおしっこの塊が1個。
新しいご飯を入れても、これも食べず・・・ きょうになっても、まったく口をつけません。
(下の5枚はきょうの撮影です)
一度、下のケージに移動させましたが、うちの猫たちと同じ目線になったことで、
あお や ももに威嚇されてビビリまくりでした。
昨夜は夜中からケージを覆っている新聞紙をビリビリにし、トイレの砂をザックザックと掻きだしたり、
誰の声か分からないけど唸り声がしたり、うるさいのなんの・・・
おかげで今朝は3時半に起こされた・・という訳です。
朝になってみると、ケージの中が水浸し、、、
ご飯の皿はひっくり返っているし、ひどい状態だったので、掃除をするために再びゆずを上のケージに移しました。
即 トイレに入ってこの調子です ↓
わが家のネコたちの注目の的になり、耐えられないようす。
ケージから出たくて出たくて、こんなこともします。
さっきドライとウエットを半々ずつのお皿を入れましたが・・・ やはり、口をつけた様子はなし。
お腹が空いてるだろうに・・ね。
ももやあおが近づいたりすると、小さく唸るようになりました。
でも、わたしには最初だけ引っ掻かれましたが、そのあとケージを移るときには抱っこもできるし、
もちろんナデナデも大丈夫。
名前を呼ぶと、かすかに返事もしてくれて、、、
ナデナデしてるとゴロゴロ喉を鳴らしたりもします。
里親さんちでとても可愛がってもらっていたのが分かって、なんか切ない気持ちになる。
そんな優しい里親さんとの別れって、残念だよね。 悲しいよね。
あまりわが家で長く過ごさせず、すぐにでも新しい里親さんを募集したほうがいいのかな? とも考えます。
だって、人にはシャーもフーもなく、甘えてきますから。
あくまでも、やたら目の前を行き来したり、追いかけっこで暴れるネコたちにビビっているだけだと思うのです。
できれば先住猫がいない家で、ゆず1匹で飼っていただければおそらく大丈夫かな・・と思えるのです。
とにかく、、、ご飯だけは食べてもらわなきゃ・・・
きょうの夜あたり、何とか少しでもいいから食べてほしい。
保護犬猫の里親を希望される時、今現在の生活の中で家族として迎えていただくわけですが、
その後の生活環境にどのような変化があるかなど、ぞの時点では誰も知りえるものではありません。
里親さん自身 年齢を重ね、
もし、小さい子供さんがいれば その子たちも成長して教育費などがかかったり。
里親さんの両親も高齢になって介護が必要になるかもしれません。
将来あるかもしれない、そのような生活の変化はどうしようもないことですが、
たとえどんなことがあったとしても、家族となった犬や猫は人間の家族と同様に最後まで一緒に暮らしてほしいと思います。
また、そうすべきだと思っています。
でも、どうしても・・・ 一緒に暮らすことができない、どうしようもない状況になることもあるかもしれません。
そんな時にも、何とか解決策を再度考えたり、できるだけ愛する犬猫を手放さずに済む努力をしてほしいと思います。
でないと、その犬猫があまりに不憫です。
犬猫にとっては里親さんが一番なんです、里親さんのことが世界で一番大好きなんです。
ある日突然、以前に保護された家とはいえ、
記憶にも残っているかどうかわからない場所に移動させられて、ゆずが今どんな気持ちかと思うと本当に可哀そうです。
なるべく ゆずに声をかけるようにしています。
今は倉庫にいる子ネコよりも、ゆずのほうが気がかり・・・
次は家族としてずーっと一緒に暮らしてくれる里親さんを探します。
今年の7月には多分2歳になる ゆず 。
性格はとっても良い子です。
西那須野いぬねこ里親会からまた里親さん再募集のときには、どうぞよろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました m(__)m