ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その35 サブリミナル&マイクロラーニング手法を知ろう!

2020-05-27 08:47:00 | 日記

人間は誰もが歳をとります。
歳をとる意味は、社会での「生くる」を重ね、様々な経験と人生知を蓄積してゆく事でもあります。

一人ひとりの人生経験は、暗黙知として自分の心に留めておくものも沢山ありますが、私は、組織社会で学んだ経験知を社会へ還元してゆく事も、シニア世代の責任ではないかと思っています。

社会では、公務員の定年延長の議論が賑わしています。民間では、数年前から定年年齢を65歳、さらには70歳に引き上げる議論が始まっています。丁度2年前の6/18日経新聞には
「浮上する70歳定年制  高齢者活用」なる記事が掲載されています。
人手不足解消策の一つとして「高齢者」を活用する施策です。

ただ、「高齢者」という呼び方は、ジエロントロジー学会の定義では75歳-89歳、65歳-74歳は准高齢者、90歳以上が超高齢者とされています。

私は、自分自身が65歳となる今だからこそ思うことがあります。
65-74歳の人は「人生のベテラン」として、次世代社会に『経験知』や『生きる知恵』を還元してゆくことこそが、人としての「役割」であり「活用」という事ではないはずです。
でも、多くの同年代が「もう働くのは勘弁!、ゆっくりさせてよ!」と思つている現実社会もあり、なかなか悩ましいところではあります。

そこで、今回は、「人生のベテラン」が、組織社会で仕事をして得た「経験の暗黙知」を、次世代並びに広く社会に伝承する方法についてお話しします。

「伝承」とは元々は、伝統的文化遺産を次の世代が引き継ぐこと、または継承されたその内容を意味する言葉ですが、私は人間の持つ「知」「情」「心」などを次世代に伝え送ることも「伝承」と考えています。

「伝承」とは「教える」事ではありません。

年長者が陥る思い違いの一つは、「歳下の連中に教えてやる」といった驕りの意識です。
人間の感受性や能力は、年齢に比例するものではない事を知っておくことが大切です。

さて、伝承の方法論について話しを戻しましょう。
私が試行錯誤しながらたどり着いた「伝承法」は「サブリミナル・コミュニケーション法」を応用して、隙間時間を活用する習慣的ラーニングである『マイクロラーニング』手法です。

皆さんは、「サブリミナル効果」という言葉を聞いた事があると思います。
様々な議論や、是非を問われる事もありますが、「サブリミナル効果」とは、「意識」と「潜在意識」の境界領域より下に刺激を与えることにより、人が「無意識」のうちに「自覚」する効果、または、人間の潜在意識に無意識のうちに刺激を与えて影響を与える効果!つまり、潜在意識を呼び起こす効果とも言えます。

そして、サブリミナル・コミュニケーションとは、相手の無意識や潜在意識に対して、語らずして意識やエネルギーを伝えること。
歌舞伎の「見得」」も語らず伝える技との一つです。海老蔵の「ニラミ」には迫力がありますよね。

私たち人間は、自分自身でが認識している世界は、客観的な世界と正確に対応しているわけではありません。
目に見えるものや、身体が感じる事は、現実とは異なる「脳の中で無意識のうちに再構成された世界」ということもあります。
この再構成の過程が、サブリミナル的な錯覚です。

私は、組織社会人の「意識」や「潜在意識」を心理学的な視点で知る事により、彼らに対し、無意識・無自覚の中で、こちらが伝えたい情報や、望ましい行動を誘発させられるエネルギー伝達方法としての「サブリミナル・コミュニケーション」技法や、ポジティブな心理状態を作り出す「錯覚」技法を「場」つくり術として「伝承」してきました。

それが、このブログを使ったSNS伝承法です。
継続して発信する事、そして、「伝えたい事」を視点を変えながら繰り返し発信する事により、内容に触れてもらった人たちの「心」に、少しずつではありますが、潜在的に「伝えたい事」が伝わってゆきます。
こうした手法は「隙間学習」や「習慣学習法」である「マイクロラーニング」と呼ばれる領域です。

こうした環境を継続してプロデュースしてゆくと、ある時期に、その「事」は、自分ごととして意識されるようになってきます。
「教えられる」のではなく、「気付く」のです。

組織社会では「教育」の意味は、人を育成し、指導し、育てる事と考えられる傾向がありますが、私は、「教育」の意味とは、人間誰もが持っている「考える力」や「感じる力」を引き出す「気付き力」の触媒だと思っています。

サブリミナル・コミュニケーションを応用し、マイクロラーニング手法を取り入れた「教育」は、学校教育の場でも有用な手法の一つになるかも知れません。

『エイジレス・ライフスタイル』の心得ノート その34 「ニューノーマル時代」のデジタルリテラシー!

2020-05-26 17:06:00 | 日記


今日から「緊急事態宣言」が解除され、日常が戻り始めています。
油断禁物ですが、外出の喜びを感じられる事は嬉しいものです。
これからは、「新しい生活スタイル」を意識して『新たな日常』が始まります。

自粛期間の間で、あらためて社会認識された事があります。
日本社会のデジタル化の遅れやテレワークに代表されるIoTリテラシーの低さが露呈し、DXやAIビッグデータの利活用の促進が急務!とのデジタル意識改革の必要性です。

今日はこのテーマについて考えてみたいと思います。

一般的にIoTやビッグデータは、組織の中では情報システム部門の専管事項、そしてAIはR&Dの領域の話のように思われがちですが、これからのニューノーマル時代では、誰にとっても重要な領域であり、皆さんももこの流れについて行かねばなりません。

特に管理部門、中でも総務FM部門に従事されている方々は「総」ての業「務」に通じておく意識を持っておく事が大切です。
組織の中で、どの部門も担っていない「重要領域」と思われる仕事のフォローは、総務FMのミッションです。

萬屋総務には、社内でたらい回しされている話が来る事が度々ありますが、「それは総務の仕事ではないから○○部に聞いて下さい」といった対応は決して取ってはいけません。
たとえ、担当以外の話であったとしても、困っている人の話を一旦受けたうえで、丁寧にかつ誠意を持って対応する事が大切です。

一見、総務FMとは関係無さそうな世界も、「総務」マインドたる「ホスピタリティ精神」と「好奇心」を持って「自分こと」として取組んでみると、違う世界が見えてくるものです。
IoTやAI、ビッグデータの世界も同じ発想で観る事が大切です。

以下、組織人の観点でIoTとAIの未来図を考えてみたいと思います。

世の中、IoTやOpenstackのクラウドテクノロジーが想像していた以上に早いスピードと勢いでTransformしています。
世の中に存在する膨大な情報を収集し、使える情報に適時加工する事で、ビジネスや業務管理に活用してゆく環境は既に整いつつあります。
IoT,AIそしてビッグデータの領域は、現実世界でかなり利用され始めています。

総務FM業務に於いても、近い将来は、ビルメンテナンス、エネルギー管理、空調コントロール、採光コントロール、Co2管理、在館者管理、入退室管理、清掃管理...etc
と行った業務領域でのIoT環境を構築し、ビッグデータとAIテクノロジーを取り入れる事で、飛躍的にオフィス「場」の管理や在館者マネジメントのレベルを向上させることができるようになります。

3Dセンサーを活用した空調コントロールや、在館者(オフィス内に在室している人)をリアルタイムで把握できたり(災害時にも使うます)、ビルメンテナンスの必要情報がリアルタイムで見える化する事もできます。

しかし、まだまだ課題もあります。
センサー技術やネットワーク技術、そしてビッグデータ解析技術等の専門領域のエンジニア集団と、そのシステムを利用する側の専門家集団が協創してゆく環境をいかに整えてゆくか、そして、環境構築の投資額をいかに適正化するか、といった問題です。

私は、組織社会の未来図にIoT&AIは必ず重要な関わりを持ってくると思っています。
これからは、だれもがIoT等開発に携わっているメーカーやサービスプロバイダーに「いかに使うか」を意見出来るように意識レベルを上げてゆく事が必要です。

これからの時代、社内に居るばかりでは世界は広がりません。
でも、リアル場ではCovit-19リスクに晒されています。
デジタルリテラシーの向上と、バーチャル「場」での活動マインドのリセットをしてゆく事が肝要です。

私は、当面の間はリモート活動を続ける予定です。

『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その33 「ニューノーマル」時代に役立つ心理学効果・法則

2020-05-24 17:57:00 | 日記


これからの時代は、コロナへの心配を抱えながら、新しい生活スタイルへの適応や、人間の「感情」や「想い」が複雑に絡み合う組織社会で、テレワーク仕事を余儀なくされる新ワークスタイルへの適応に向けて、誰もが、多かれ少なかれ、心に「ストレス」を感じるようになります。

適度なストレスは、緊張感となり仕事の能率を上げる効果がありますが、過度なストレスは、心身への悪影響を及ぼすことにもなりかねません。

「ニューノーマル」時代の「働き方改革」!働く人たち一人ひとりが、適切に「セルフ・マネジメント」と「ストレス・マネジメント」を上手く行ってゆくことが大切です。

心理学の知識は「ストレス・マネジメント」へのヒントや気づきになります。
難しい心理学理論を勉強する!という事ではありません。
基本的な法則や理論をキュレーションするだけで「心理学効果の意味」が見えるようになり、日常の悩みをフワリと解きほぐし、ストレス軽減や問題解決のきっかけを探し当てる事が出来るようなります。

ここでは、知ってみると、「そうなんだよねー」的な「あるある話」を中心に心理学効果や法則を紹介してゆきます。
ご存知のものとあるかもしれませんが、整理の意味を込めて見て下さい。

1.カラーバス効果
意識していることほど、関係する情報が自分のところに舞い込んでくるようになるといったものです。好奇心と行動が必要です。

2.カチッサー効果
ある働きかけをする(受ける)ことで、簡単に行動を起こしてしまう!  
「善は急げ」となれば良いですが、「覆水盆に返らず」となる事もあり、要注意です。
 

3.ツァイガルニク効果
上手くいかなかったことや中途半端なことの方が気になる。
連載漫画の次が気になる!のもよくある話です。

4.カリギュラ効果
ダメだと言われたら、逆にやりたくなる。
天邪鬼な意識は、人間誰もが持っているものです。
 

5.プラシーボ効果
思い込みの力で、何の効果もないものに効果が生まれる。
 偽薬効果ともいわれますね。
指導法として大切な知識です。

6.ゲインロス効果
最初の印象を下げてから後の印象を上げると、評価が急上昇する。
人間社会での処世術です。
 
 
 7. テンション・リダクション効果
やることやったら気が緩んで、いらないものも買ってしまったり、無駄をしてしまう事ありませんか。

 『コロナ我慢」後の解放感も、テンション・リダクション効果!
心に留めておきましょう。

「新常態」での雇用と複業型ワークシェア アソビューのケースから思うこと!

2020-05-23 17:03:00 | 日記

老舗日本料理「美々卯」が閉店!
多くの飲食店が、コロナ禍で事業継続が困難になっています。
スポーツ、演劇、ライブコンサート、ミュージカル、テーマパーク...など、エンタテイメント事業に携わる企業や、そこで働く方々の活躍場がなくなっています。
また、企業研修のプロフェッショナル講師の方々も、リアル研修の機会がキャンセルされています。

多くの業界・業種が、コロナのネガティブインパクトを受けている反面、コロナ特需で業績が急上昇している業界・業種がある事は、皆さんもご存知ですよね。

Zoomに代表されるネットワーク関連事業等は、テレワークスタイルへの急展開で大忙しの状況。
マスク・消毒・抗菌剤を製造している企業は、2交代15時間/日でのラインをフル稼働!
ドラッグストアやスーパー、書店なども多くのお客様が来店されています。

価値創造と提供ともいえる「経済活動」が不均衡となっています。
ワクワクをすべての人に!を掲げ、遊びの予約サイト運営をしている株式会社アソビュー*が、コロナ禍で事業が低迷する中、従業員のマルチワークシェアリングを始めています。
(詳細は5/22日経新聞参照)

人財確保の一つとして、事業が回復するまでの間、繁忙な業種に出向する制度です。

私は、この発想と対応策には多くの示唆があるように感じます。
『特定の組織に雇用されて働く』、つまり、A社の社員(雇用契約)となって働く時代から、A社とは雇用契約に基づき働き、併せてB社やC社とプロ契約(業務委託契約)等に基づき価値提供をしてゆく働き方、そして、事業の繁閑サイクルに合わせて、従業員のシェアリングができる仕組みなどは、これからの社会には必要と思います。

ANAのCAの方々が、コロナ減便の余波をうけ、一時マスク製作に携わっているとのニュースもありました。
職種の違いがあれど、発想次第で色々と工夫できるもの。

就社して「社員」となる働き方の常識!から、就職して、その組織で経験値と知見力を高めて「プロフェッショナル・パートナー」として自立してゆく働き方!

未来社会の「新常態」でのライフシフト・デザインにも繋がるものと感じています。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59413340R20C20A5TJ1000/

〈*アソビュー企業理念〉
人が幸せに生きていくために必要なことは、「物の充足」と「心の充足」です。私たちは、物に満たされた時代の中で、余暇時間の選択肢を最大化し、その質を向上させることで心を充足を実現し、笑顔を増やし、幸せな社会の実現をしていきたいと考えています。