大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

白露集

2009-11-30 16:00:00 | 日記
 先日沼津の大中寺さんを初めて訪ねました。住職の下山光悦さんと真夜中の一時過ぎまで美術や短歌、また大中寺の歴史や社会の出来事についていろいろ話し合い、意義のある時間を過ごすことができました。白露集という短歌の書物を頂き、朝方読ませていただきました。下山光悦さんはとても心のピュアな方です。ご本尊の不動明王に焼香させていただき感激しました。

罪深きわが身なれこそみ仏の胸に抱かるかかるうれしさ

嬉しさに咲くと思ひし花もまた悲しみに咲くてふ詩をよみけり

雪原の白より白くはばたきて田鶴は夕べを群なして飛ぶ

                        下山光悦


大中寺




          

ブログへの気持ち

2009-11-30 13:43:00 | 気になる本のこと
今日で11 月も終わり。 399冊の本を読む目標達成まであと1ヶ月。今は自分を鍛える時間。楽しく読書して、自分が為になる、有意義な文章や記事は公開していくスタイルのブログ、もちろん自分自身じっくり本を読み込み、咀嚼し、自分自身を成長させることが大切だと自戒している。アート、音楽、能、哲学、経営、歴史それと脳の機能に興味がある。少しでも自分のブログが人様のお役に立てれば幸いです。これからもよろしくお願いします。

『救曲のタクト』より

2009-11-30 12:00:00 | 音楽
 現在の音楽界は危機的な状況にあると思います。特にクラシック界の将来性は絶望的だと言っても過言ではないでしょう。その原因は、音楽団体や音楽事務所の問題、指揮者の問題、楽員の問題、音楽大学をはじめとする学校教育の問題、聴衆の問題、国としてあるいは地方自治体としての文化に対する行政の問題等、広範囲に及んでおり、すぐに解決できるものではないと思います。悲観ばかりしていないでさまざまな立場の方々と語り合い、問題意識を啓発し合いながら、一緒になって改善していきたいと思っているのです。

能楽師の言葉 19

2009-11-29 13:00:00 | 能・歌舞伎
「型」の大事さも教えていただきました。例えば古くから伝わる型付けを書き写させていただくわけですが、つとめる際に「別の型を混ぜてはいけない」とよくおっしゃいました。例えば二十三世の型と、二十四世の型と、両方のいいところをとってやるのはいけないと。形だけのことではなく、呼吸も含めた上での教えだと思います。

関根祥六の言葉

佐藤富雄

2009-11-29 11:00:00 | 日記
私はもう一度人類の歴史をさかのぼっていただきたいと思うんです。いま逆境だといっていますが、人間はいまから三万年前とか五万年前にいまとは比べものにならないほどの逆境を克服してきたわけです。私たちはその遺伝子を持っているんです。
苦しいという方々に私は優しい言葉をかけることもできるし、協力できることもあるかもしれない。しかし、絶対に自分の力で乗り越えられるよ、その力はあなたの中にあるのですよ、とお伝えしたいと思います。
では、その力を引き出すにはどうしたらいいか。単純だと思うかもしれないけど、黙って一日二時間ぐらい歩いてみなさいと。札所巡りとか巡礼の旅なんか、ただ黙々と歩くでしょう。その地に行ってご利益を得るのではなく、歩いている間に自分の中から答えを掴むのだと思います。
ですから、私はいま苦境にあるならば、ただ黙って歩き続けなさい。そうすれば必ず道はひらける、と。

篠田正浩

2009-11-29 10:40:27 | 日記
現代まで続く西洋近代の思想は、すべてを知性に分解するこころみ。だが、歌舞伎や能が見せる虚の世界、イリュージョン幻影に、知性だけでは割り切れない人間の真実が潜んでいる。 死か生かではなく、そのはざまに横たわる死生観が、日本の演劇の中心にはある。それを知れば日本の精神に触れられると思った。

明るい日本

2009-11-29 07:00:28 | 日記
いつか皇帝になれると信じている中国人が、中国本土に沢山いる。この現実に、中国のエネルギーを感じる。日本の大学生と中国の小学校六年生の学力が同じレベルだと指摘している方もいる。本当かも知れない。非武装中立は日本の進むべき道。失業者は農家へ援農。まずは小作人になる荒れ果てた田畑の再開墾。もちろん林業や漁業でもいいけど。日本の小学生は第三世界の貧しい国を視察し、最貧困国の子供たちと文通の義務化最低10年以上。受験生は希望する大学入学へ全員合格できるように制度変更。ただし厳しく卒業を制限。退学も含めてペナルティの厳格強化。水と油とゴミ、マネーの基礎教育の徹底。。お茶汲み、お茶飲み公務員を六割以上削減。これで日本はかなり美しい国土になり、麗しい日本人として世界から尊敬されるように思う。

スタート

2009-11-29 05:08:38 | 日記
いい評論家が育たなかったことがアート界を停滞させた遠因 ではないのかと昨夜、久しぶりに遊びに来られた実川さんの意見。たしかによく考えてみれば一理ある。値段に関係なく美術品を買えない、買おうとしない評論家は、評論家じゃないと思う。アートを学問の対象にする人は大勢いるけど、真の評論家は数人…まずはこの島国日本の地勢と地形から思考の形が生み出されてくることをよくよく熟考しなきゃ。地球儀をみながらアートを考えなきゃと思うな。人はみな表現者だから、原点に立ち返って生きていることの意味、生かされていることの意味をしっかり考えないと駄目かも。少し前だとヒロという作家や最近落ち目の村上というファッション画家なんかを扱う人はまず、疑ってかかるほうがいいと思う。アートの世界も木枯らしが吹いているけど、今ぐらい面白い時期はないように思う。21世紀もまだ10年。未来は現在進行形だから希望を持って前向きに生きて行こうとしみじみ思う。まずは自分自身学問の大切さを自覚し、スタートすることにしようっと。