大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

「日本美術のヴィーナス ―浮世絵と近代美人画―」出光美術館

2010-08-31 13:47:00 | 美術
今年の夏、出光美術館で開催されている「日本美術のヴィーナス ―浮世絵と近代美人画―展」を見に行く機会を何度も得ました。毎回美術館の中で浮世絵作品をじっくり眺めると新しい発見があり、有益な知識や情報を習得する事ができてとても嬉しく思います。特に、この展覧会では江戸時代の浮世絵師の優れた技量もさることながら、表具の斬新さに目を見張りました。おそらく明治から昭和にかけて表具のやり替えを行ったのだと推測されるのですがモダンな表具を鑑賞するというのもこの展覧会の楽しみの一つだと思います。また、江戸時代の着物の柄や着方なども興味深いですね。真夏の展覧会として、浮世絵と近代美人画を特集した展覧会は、日本のなかの日本らしさを象徴するものとして、とてもタイミングのよい企画ではないでしょうか。江戸時代にタイムスリップするという非日常体験を味わう「絶好の機会」になるような気がします。とてもさわやかな展示構成です。今回、菊池契月の名品が3点出品されているのも特筆に値すると思います。
出品作品の中では『蛍狩美人図』蹄斎北馬の対幅と勝川春章の『美人鑑賞図』は名品だと思います。安田雷洲が北斎の門下であったということと、浮世絵を描いていたということは今回はじめて知りました。本展覧会では「日本美術のヴィーナス」という図録が100頁強で作られていて、細やかな作品解説がなされていて好感が持てます。☆☆☆


普賢菩薩騎象図 鎌倉時代 出光美術館蔵


美人鑑賞図 勝川春章 江戸時代 出光美術館蔵


出光美術館「日本美術のヴィーナス ―浮世絵と近代美人画―」

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以下は、メモ

安田雷洲
葛飾北斎の門人。姓・安田、名・尚義。字・信甫。通称・貞吉あるいは定吉、後に茂平と改める。雷洲、雷斎、文華軒、馬城と号す。蘭名はウィレム・ファン・ライデン。Yasuda Sadakiti、Willem van Leidenとも落款する。ウィレム・ファン・ライデンというのは、オランダ、北方ルネサンスの画家ルーカス・ファン・ライデン(レイデン)(1494年-1533年)にちなんで、つけたものであった。四谷大木戸に住み、後に青山に移った。北斎が、辰政を称していた時からの門人といい、浮世絵のほかに、蘭画、洋風画を研究し、長崎に遊学したという。銅版画を良く描き、文化期に多く見られる読本の挿絵、肉筆美人画などを残している。作画期は、文化-安政(1804年-1860年)期である。
雷洲の作品として、知られるものに、文化11年(1814年)刊行の読本「小栗外伝」挿絵、年代不詳の銅版画「東都勝景銅版真図」8枚、同じく弘化元年(1844年)作の銅版画「東海道五十三次揃」及び「江戸近郊十二景」などが挙げられる。この「東都勝景銅版真図」は、本来、12枚揃として作られたものであった。また、肉筆画では、銅版画風の「江の島之図」があり、「安政三年丙辰七月 雷洲安田茂平製」と落款されているので、雷洲の没年は、安政3年(1856年)以降であることを知ることができる。他に、蘭字の題名のもので、「Russische Kasteel van Moskow」などがある。
蘭画の制作については、『武江年表』の享和(1801年-1804年)年代の絵師項に、蘭画をよくする、とあり、かなり早い時期から描いていたことが判明する。また、天保13年(1842年)刊行の「広益諸家人名録」2編に、雷洲の画名のそばに、「蘭画」とあり、これは、当時における西洋画を意味している。雷洲の銅版画の師は、明らかでないが、作品から、司馬江漢風であることがわかり、晩年に至るまで、銅版画を作っている。最晩年のものとして、安政2年(1855年)の安政の大地震を銅版画にしたものがある。但し、「武江地震図」という題の安政地震図は、実際には、弘化4年(1847年)3月24日の「信州大地震図」の図案を流用したものであった。江戸における銅版画家として、江漢に次ぐ、最も重要な人で、優れた作家である。

円高

2010-08-30 14:53:18 | 政治・経済
今日は近所の喫茶店でランチを食べていたらアエラの表紙に1ドル60円時代に突入する云々という見出しが書かれていて、数年前から私が注目している副島隆彦先生の予言通りの展開に世の中が動いていることに妙に納得しています。副島隆彦先生はお金の流れから世界の動きを分析する優れた政治経済学者だと自分は思っています。いくつか自分とは考え方が違うところはありますが、素晴らしい政治経済における状況分析をされる方でとても尊敬に値すると思います。もし良かったら副島隆彦の学問道場を見てください。また、最近の講演会の記録をDVDで見たのですが、高騰する金とプラチナもアメリカのなりふり構わない強引な政策で一旦暴落させられると副島先生は主張しています。たぶんこの予測もあたるような気がするのですが…
このまま円高が進むと日本から美術品を輸出するのは大変不利な状況になり、自分たちも困ってしまうのですが、海外から美術品を輸入したり、旅行に行くのには有利なので一概に円高が悪いとばかりは言えませんね。最近の副島隆彦さんの世界情勢に対する見解の一部を紹介します。

「米国内には8,000ほどの銀行があるが、地方銀行が多く破綻しつつあり、昨年は400ほど消滅したが、今年も600ほどが破綻していくのではないか。」

「マレン参謀総長は、8月1日の米国内のテレビ番組で、「アメリカはイランを攻撃する計画があるが、軍事攻撃はアメリカの最優先の選択ではない」と述べており、最終的にはイラン空爆の選択肢を排除していない。」

「03年3月20日にイラク戦争が行われて既に7年が経過しており、そろそろ戦争経済(ウォー・エコノミー)を引き起こそうと画策しておかしくない。」

おそらくこれからイランで戦争が起これば、日本はまたアメリカに大切な税金を貢ぐ役割を果たすことになり、もっと日本は不景気になると思います。勝者のいない戦争というものは何も生むものがない、という教訓を忘れてはいけないと思うのですが…



   
表が見えにくい方はこちらをどうぞ→円高

書の道

2010-08-29 22:42:30 | 日記
午前中は本を二冊読み返し、掃除、洗濯であっというまにお昼になり急いで上野の森美術館に泰書会の展覧会を拝見しに出掛けた。柳田泰山先生の作品に感銘した。品格と芸位が孤高の境地に達しているようにおもえた。書家の美学がなんたるものか思い知らされた。正直に言うと生まれて初めて書の神髄に触れる想いがした。極めた書の美しさに神の領域を感じると同時に偉大な書家である柳田泰山先生と同時代を生きていることの運のよさを感謝したいと思う。金澤泰子や翔子さんと出会えて、柳田先生と知り合えたことは僕の人生において心の貴重な財産であると確信できた。「芸術は人を感動させることが重要です。だからこそ、僕は完璧な楷書で人を感動させる努力をしなければいけないと思っています」と『書の道』かまくら春秋社の著書のなかで柳田先生は述べられています。今年の秋に北京の中国美術館にて柳田先生の「柳田泰山北京書法展」が開催されることが今から待ち遠しいです。柳田先生の書に目が醒めるような想いがして感銘を通り越し、尊敬の念で一杯です。本物の書
家に出会えたことを天に感謝したいと思う。『書の道』かまくら春秋社刊行柳田泰山著も優れた内容の書道の本です。ぜひ多くの方々に読んで欲しいと思う。今日という日は忘れることの出来ない記念日になりそうです。

北京の街 お買い物

2010-08-28 10:00:00 | 旅行
北京では、外国人特に日本人は中国人サイドからすると、『いいカモ』と思われているように思うのですが…。島国日本から海外に行くと、日本人はお人好しだからお土産屋さんなんかに行くと定価で買うのが当たり前だと思うんじゃないかな。今回北京で、日本から来た観光客の方と知り合い、いろいろ雑談しながら北京での買い物についてそれとなく話を伺うと、大体定価で買っているみたいでした。僕はガイドさんに「日本人が行かなくてヨーロッパの人が行く観光地を教えてほしいんだけど」と言い、何ヶ所か案内してもらいましたが、値段は「あってないようなもの」で大体言い値の半値以下で買うことが出来ると思います。店員が「シャツを一着100元でどう?」と言ったら、50元以下、おそらく30元でも買うことが可能だと思います。日本人は値切るのが恥だと思うのかもしれませんが、中国では恥でもなんでもないと僕は断言します。半値に値切るのは当たり前、3分の1からがスタートだと思って、北京では“値切ることの快感を味わう”のも悪くないと思います。麻のシャツをオーダーメイドしたのですが、おそらく日本であれば一着2~2万5千円くらいすると思うのですが、中国の洋服屋さんは最初200元と言ってきて、黙っていたら150元にすると言いました。僕はその時点でOKしましたが、100元でも作ってもらえたんじゃないかなと思います。大体、大卒の初任給が2500元、北京大学や精華大学を出た人たちは初任給が1万元だそうですので、そこから類推すれば、僕がオーダーメイドしたシャツの値段は割と高そうですが、まあまあの値段かな?と思います。今度北京に行く時には、日本で買った生地を持って北京で縫製してもらおうと思います。おそらく縫い賃は一着日本円で300円から500円くらいで仕立ててくれると思うのです(それも半日で仕立ててくれます)。国際貿易センタービルのすぐ近くです。今回、北京に行ってしみじみ悟ったことは、日本円でものごとを考えるのではなくて、中国元で日々の生活を生きようという風に為替について真剣に思い始めたことです。

(でも、ときどきロロ・ピアーナの麻のシャツも着ています。ほとんど遜色ないです。)


2010年中国初任給 2010年度の日本初任給



北京の街 大気汚染

2010-08-27 18:16:00 | 旅行
北京の街は高層ビルが次から次に建築ラッシュで、世界中からのお金と人の流れが激しくて、あと10年以内に世界でもトップクラスの巨大都市になるような予感がします。ただ、大気汚染が深刻で、中国の環境保護省環境計画院の趙越博士は、大気汚染による健康影響に関する論文の中で、2004年に都市部で約35万8000人が死亡し、約64万人が呼吸器と循環器系の病気で入院、約25万6000人が慢性気管支炎になったと指摘されているそうです。帰国して5日経つのですが、いまだに胸の辺りに違和感があり、体調が優れないのは深刻な大気汚染のせいかもしれません。

いろいろ中国の大気汚染について調べてみると、驚くべき事態が発生している中国、所謂『公害』が問題になるのは戦後の日本と同じ道を歩んでいるように思います。中国では薬関係の業種の人たちは、心の中では喜んでいる人が多いのではないでしょうか。特に外資の製薬会社は笑いが止まらないのではないかな。ふと、そんなことを思いながら北京の街を口にハンカチを当てながら歩く場面がしばしばでした。

最後に北京に観光に行く人には、マスクとハンカチを必ず持って行くことをお薦めします。

北京の大気汚染

中国で食用油が下水講に溜まった油が原料だった!糞尿で汚れた油で食品!



万里の長城ー慕田峪長城ー

2010-08-26 11:00:00 | 旅行
万里の長城(英名 The Great Wall)の一つである慕田峪長城(ぼでんよくちょうじょう)は北京市内 から約70kmくらい離れたところにあり、車で約二時間くらいかかります。とても風光明媚なところでかなり気に入りました。当日は大雨で、霧がかかっていて幻想的な様相を呈していました。まるで中世ヨーロッパの古城のような錯覚にとらわれるくらい不思議な感覚になりました。中国人が一生に一度登ってみたいという黄山に以前2度ほど訪れたことがあるのですが、慕田峪長城もとても素晴らしいロケーションだな、と思います。今度は晴れた日にゆっくりお弁当持参で行きたいです。ガイドさんが言うには秋の紅葉シーズンもとても綺麗だ、とのこと。世界中から観光客が訪れていましたが、雨で頂上まで行くのは断念する人が多かったです。絶対後2ヶ所以上、険しい山の上に築かれている司馬台長城(しばだい)金山嶺長城(きんざんれい)には訪れてみたいと思っています。今は円高なので海外渡航は日本人にはハッピーですね。輸出は大変ですけど…


      

北京の旅ー盧溝橋ー

2010-08-25 16:17:29 | 旅行
今回北京にはじめて訪れたので、盧溝橋(ろこうきょう)に行きました。日中戦争のきっかけとなった有名な橋で、1192年に作られた石橋です。旅人を見送る人はこの橋で別れを惜しむのが習わしであったと言われ、北京八景の名所としても知られているそうです。橋の東側の脇には清の乾隆帝が建てた廬溝暁月の碑文があり、記念写真を撮りました。橋の東側に日本軍が陣地を作り中国人と対峙した場所です。
昔は橋の下を流れる水が北京の人々の飲料水になっていたそうです。1937年7月7日に日本軍が挑発し、戦争を引き起こしたことに異論はないと思います。盧溝橋は全長が260メートルあり、欄干の上には500体の獅子の石像があり、見応えがあります。元の時代にマルコポーロは『東方見聞禄』の中でこれについての記載を残し「これほど美しい橋は世界中どこを探してもほかには見つからないだろう」と語っていました。
ガイドさんに案内されて盧溝橋まで車を飛ばしました。あまり日本語は詳しくない方でしたので詳しく説明を聞けなかったのですが、中国人にとってはとても歴史的に重要な場所です。
画像の一番左の本は中国語と日本語で書かれた本で、「北京の外部に通じる南西部のノドとしての重要なルートである盧溝橋地区だけが中国の第29軍にがっちりと守られていました。日本軍は華北を攻撃するルートを打開するため、だいぶ前からこの地に対し虎視眈々としていました。」と記述されています。とても晴れわたった青空を見ながら約70年前も同じような青空だったのかな、と複雑な気持ちになってしまいました。

   

  

北京798芸術区

2010-08-24 14:35:00 | 旅行
北京のアート事情について少しでも理解したいと思い、ガイドと一緒にギャラリー廻りをしました。話には聞いていましたが、北京のギャラリーはニューヨークのギャラリーと同じようにとても巨大でレベルの高い展示空間も散見していて、経済の発展と文化の成熟度が比例する証左であるような気がしました。特に798芸術区にあるギャラリー(旧ソ連や東ドイツの援助によって1950年代に建設された電子工業の国営工場を再利用した一大芸術区)はスケールが大きくてすべてを見て回るには何日もかかります。数多くのギャラリーがあるということは、それだけアートコレクターも存在するということですから、中国の未来はとても明るいということですね。798芸術区から少し離れた場所で日本から進出しているミズマアートギャラリーにも訪れてみましたが、とてもきれいな環境でホワイトキューブの立派な空間にクオリティーの高い作品が展示されていて、三潴末雄氏の先見性と野心に学ぶべき事がたくさんあります。日本で漠然とイメージしていたこととはかなり違っていて、百聞は一見にしかずという思いを新たにしました。さすがに三潴末雄氏は様々な意味において『凄い』と思う。彼は僕以上に業界ではいろいろ言われていますが、芸術に対する真摯な態度と日本人アーティストのオリジナリティーを世界へ発信するという『熱い志』には敬意を表するべきだと改めて思いました。北京のギャラリー事情についてはほとんど知識ゼロに近い僕ですが、これから中国のギャラリーの数はますます増え続け、ファッションやデザインセンスも向上進化するような予感がします。


798芸術区

798芸術区にて

ミズマアートギャラリーの作品展示

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以下、北京798芸術区にあるギャラリーの空間です。














北京の食事

2010-08-23 16:54:19 | 旅行
早朝、5時50分に北京の宿泊先のホテルからバスで北京首都国際空港に行き、午後1時には成田に無事約4時間で到着しました。今回は仕事で北京に5泊したのですが、実質4・5日の滞在でしたので、北京の街と中国人を理解するなんてとてもおこがましいと思うのですがかなり神経を張りつめて意識的に街の様子と人々の表情や空気感みたいなものをキャッチしようと努めてきました。僕の泊まったCTSホテルは、5泊したにもかかわらずシーツを一度も変えてくれず北京市内の地図を欲しいと言っても部屋に持ってこなかったり、雨が降りホテルの傘を借りたいと言えば100元のデポジットを払えと言われたり…ちょっとびっくりしましたが、部屋もとても綺麗でフリープランのツアーで行ったのは大正解でした。知り合いの人は個人で参加したため同じホテルでもツアーよりも値段が高く、部屋は汚くて、狭くてその上ドライヤーもない状態で、端から見ていてかなり気の毒な様子でした。食事はツアーなので朝食がついていてかなりいろんな料理があり満足しました。ちょっと郊外なので、アートフェアの会場に行くには不便な立地です。お昼はなるべく地元の人が食べる食堂を利用したのですがだいたい20元で、まぁまぁの味でした。北京郊外の周口店あたりはだいたい10元で味は抜群でした。国際貿易センターの2階にあるカジュアルなバーとレストランが兼用されているお店はハンバーガーが100元、ワイン一杯が60元でしたので、すごく高いと思います。外国人が来るお店は世界共通価格という印象を受けます。吉野家の鶏丼や日本のラーメン屋さんが中国人には人気があるみたいです。夕食は観光客がいるお店には僕は一度も行かず、普通の市民が行くお店を利用したのですがチンタオビールが5元(大瓶)わかめスープが15元、回鍋肉が20元というちょっと豪華な内容で過ごしました。次回北京に行ったら北京ダックくらい食べてみたいと思います。(笑)北京の家族がいる人たちは家で作り、独身の人たちは外食が多いみたいです.普通のサラリーマンやOLはランチが10元から20元の間が普通だとガイドが話していましたが…貧富の差がものすごく激しくて問題になっているみたいです。朝4時に起きて頭が良く回転しないので今日はこの辺で、北京の食事情を軽く触れてみました。いつも思うのですが、中華料理は大勢で丸いテーブルで食べるのが一番美味しいなと今回改めて痛感しました。一人で中華料理は寂しいですね!

 
このジャージャー麺がすごく美味しかった!(日本円で30円ぐらいだと思います)
    

真夏日の北京

2010-08-22 22:47:55 | 日記
今日は午前中盧溝橋に行って来ました。1937年日本が中国に戦争を仕掛けた場所です。北京の中心地から車で80分位かかる郊外にあるところです。すぐ近所には中国人民坑日戦争記念館がありました。見るに耐えない記録写真が沢山あり、日本人として恥ずかしい気持ちで一杯でした。その後世界遺産の周口店猿人遺址を訪れ北京原人の発見された洞窟を見学し、すぐ近所でランチ。3人で45元。午後はイワエンへ。北京最大の皇族の庭園は物凄い観光客。ガイドさんと2人で船にのり仏香閣を見学して写真撮影。その後急いでアートフェア会場へ車を飛ばし作品撤収。カンフーと朝陽劇場で雑技を見てホテルに戻りました。真夏の北京郊外は空気も綺麗で青空が最高でした。今日のガイドさんはお人好しで助かりました。明日から写真をアップして最近の北京について感想を述べたいと思います。これから近所の食堂で夕食を食べて来ます。

雨の北京

2010-08-21 22:54:43 | 日記
今日は午前中慕田峪長城に行って来ました。車で90分位かかる北京の郊外にあり山奥の長城です。あいにく雨が激しくて長城から景色が霧に覆われて良く見えなかったけど幻想的な風景に感動しました。また晴れた日や秋の紅葉の季節に訪れたいと思います。午後はホテルで少し休んで近所の食堂で20元の回鍋肉と15元のワカメスープ 5元のチンタオビール、その後セブンイレブンでお菓子と飲み物を買い夕方京劇を見に行って来ました。一番驚いたのは昨日の4時頃オーダーメイドした麻のシャツが今日の午後2時にホテルの部屋にショップから届いたことです。1着150元 6着色違いです。安い、早い、質がいい、親切 、日本でオーダーメイドしたら一体いくらかかるかな!今夜はこの辺で…

北京の街

2010-08-20 19:34:23 | 日記
人と車の往来が激しくて社会が活気付いているのがよく判る。大気汚染は深刻だけど…大勢の中国人に「余裕」を感じる。後10年以内に世界の中心都市としてトップに躍りでそうな感じがするけど…798芸術区を訪れて見てアート空間の巨大さに目を見張った。若者達で賑わい日本とは様相が違う印象。国土も大きいけどギャラリーも巨大だ。百聞は一見にしかずですね。貧富の格差は激しいみたいですが…学ぶことが沢山あります。今夜は中国雑技団の演技を見に行って来ます。

北京にて

2010-08-19 18:19:09 | 美術
第13回北京インターナショナルアートエクスポジション

今日から北京のアートフェアです。色々な驚くべきハプニングが続き、何事も経験ですね。まだ会場内をみれていないので正確に状況を把握できてないけど面白くないアートフェアですね。僕のブースは三澤憲司さんの作品を展示しているけどかなり大勢のお客さまが仔細に作品を見てくれ、スナップ写真をとったりビックリした表情で作品の近くでじーと凝視している人が少なからずいて、展覧会初日としてはまずまずのスタートだと思います。日本からは僕だけなので気楽です。昨夜は三時間しか寝てないので頭が朦朧としています。もうそろそろホテルに戻って休みます。さすがに思考回路が停止状態です。北朝鮮のギャラリーが出展しているのが面白い発見ですね。


    
北朝鮮のブース        晶アートのブース

化粧

2010-08-18 15:43:05 | 日記
仮面という言葉で、真っ先にイメージするのは女性の化粧についてです。僕のつたない経験上、女性ぐらい様々な仮面を付けている生き物はいないと思います。
仮面というのは木や金属で作られているというのはもしかしたら誤解で、本当は化粧品で、キツネやタヌキのように化けて、仮面を付けているのが女性の本当の姿じゃないかと思う時があります。僕は今まで何度か「化粧」で学んだことがあります。最近、日本女性の化粧のテクニックは進化していて、例えば僕も含めて単純思考の男は化粧で痛い目にあうのではないでしょうか?化粧というのは、化けの皮と書くのかも知れませんね。近頃は男性も化粧する方がちらほら出現しています。ただせさえキツネやタヌキになりかけてビジネスしている男性が化粧したらと考えただけでゾッとします。化粧も大事なことかも知れないけど心や精神の内面が大切だと思うけど。素顔で勝負して欲しいね!
本当に女性の化粧は恐ろしいと思います。化粧した生身の女性の顔が一番恐ろしいマスクを付けているような錯覚に陥るのは僕ぐらいかな?

化粧の歴史