大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

黒姫童話館

2009-06-30 08:00:00 | 日記
 日曜日にふらっと新幹線に飛び乗って、信濃町黒姫童話館を訪ねました。とても楽しい知的アミューズメントパークという印象を受けました。全然知らなかったのですが、ミヒャエルエンデと松谷みよ子さんのファンタジーの世界が紹介されていてとても楽しい時間を過ごすことができました。紙芝居も定期的に開催されており、家族連れにはとてもいい遊園地として価値の高い施設だと思います。ミュージアムショップも大変充実していて楽しめます。また、敷地内にはいわさきちひろさんの山荘も移築されていて、とてもかわいいいわさきちひろさんの原画や書斎もその当時のままに復元紹介されています。興味のある方はぜひ訪ねてみてください。大学生のときにエンデの『モモ』を読み大変な衝撃というか驚いたことがありますが、エンデという人は偉大な人なんですね。今回童話館を訪ねて改めてエンデという人の生涯を学んでみて、驚くことがたくさんありました。ヨーゼフボイスとも対談書を出しています。この本は絶版みたいですけれどもなんとか読んでみたいと思っています。

「ファンタジーの国を消し去る力は、人の夢を破壊し、現実のごつごつした岩かどに 頭をぶつけるような力である。」(エンデの言葉)

 黒姫に行こうと思ったもう一つの理由はある詩人の家を訪ねたかったから、、、タクシーである詩人の家をなんのアポイントもなく訪れたのですが運良く留守でした。(良かった)ある詩人が黒姫のどんなところで生活をし、詩をつくり、エッセイを書き綴っていたのかちょっと知りたかったし、風景や環境、磁場みたいなものも少し興味がありましたので。やっぱり、想像も大事ですけど自分の目で確かめる行為も必要だと思います。

追伸
私はアート関係に従事しています。いわさきちひろさんのかわいい絵にも妙に感動するんです。なんとなく好きなんですよね。愛と優しさを感じる絵はやっぱりいいですね。いわさきさんの原画をなかなか見ることもできず、まして手に入れたことは一度もありません。誰か個人でコレクションしている人、知っていますか?


            

        ある詩人の家                                           黒姫童話館

2009-06-29 11:10:22 | 日記
 数日前に今年初めて蛍を見ました。ゆっくりと蛇行しながら空高く舞っていました。もう夏がきたんだなぁと感慨深くなりました。蛍の光を見ていると人生の儚さを思い、少し寂しくなっちゃいますね。生命の発現というか命のメッセージを蛍の光を見ていると感じます。小さな頃は田舎の田んぼのあぜ道で蛍狩りを大勢の人たちとしたことを懐かしく思い出します。闇夜の中で蛍が乱舞しきれいな光を発していたことを今でも記憶しています。今は農薬の散布で水源も汚染され蛍を見ることはある意味奇跡の出来事ですね。
 でも少しずつ蛍が増えてきたような気がして自然界のメカニズムももしかしたらいい方向に働き始めたのかも、、、希望的観測ですが。真夜中蛍の光を見ることができるのは望外の喜びというか幸せだなとつくづく思います。


蛍について

おもに熱帯から温帯の多雨地域に分布し、世界にはおよそ2,000種が生息しているとされる。
日本で「ホタル」といえば、本州以南の日本各地に分布し、5月から6月にかけて発生するゲンジボタル Luciola cruciata を指すことが多い。日本ではゲンジボタルが親しまれていて、これが全てのホタルの代表であるかのように考えられるが、実際には遥かに多様な種がある。国内には約40種が知られるが、熱帯を主な分布域とするだけに、本土より南西諸島により多くの種がある。
ゲンジボタルの成虫が初夏に発生するため、日本ではホタルは夏の風物詩ととらえられているが、必ずしも夏だけに出現するものではない。たとえば朝鮮半島、中国、対馬に分布するアキマドボタル Pyrocoelia rufa は和名通りに秋に成虫が発生する。西表島で発見されたイリオモテボタル Rhagophthalmus ohbai は真冬に発光する。

発光
ホタルが発光する能力を獲得したのは「敵をおどかすため」という説や「食べるとまずいことを警告する警戒色である」という説がある。事実ホタル科の昆虫は毒をもっており、よく似た姿や配色(ベーツ擬態、ミューラー擬態)をした昆虫も存在する。
卵や幼虫の時代にはほとんどの種類が発光するが、成虫が発光する種は夜行性の種が大半を占め、昼行性の種の成虫では強く発光する種も存在するが、多くの種はまず発光しない。夜行性の種類ではおもに配偶行動の交信に発光を用いており、光を放つリズムやその際の飛び方などに種ごとの特徴がある。このため、「交尾のために発光能力を獲得した」と言う説も有力である。一般的には雄の方が運動性に優れ、飛び回りながら雌を探し、雌はあまり動かない。成虫が発光する場合は蛹も発光するので、このような種は生活史の全段階で発光することになる。
変わった例では以下のような種類もいる。
▪ 一方の性のみ発光する。
▪ 他種の雌をまねて発光し、その雄をおびき寄せて捕食してしまう。
▪ 雄が一か所に集まり一斉に同調して光る。東南アジアのマングローブ地帯で、一本の木に集まって発光するものが有名。ゲンジボタルも限定的ではあるが集団がシンクロ発光するのが見られる。

メカニズム
発光するホタルの成虫は、腹部の後方の一定の体節に発光器を持つ。幼虫は、腹部末端付近の体節に発光器を持つものが多いが、より多くの体節に持っている場合もある。
ホタルの発光物質はルシフェリンと呼ばれ、ルシフェラーゼという酵素とATPがはたらくことで発光する。発光は表皮近くの発光層でおこなわれ、発光層の下には光を反射する反射層もある。ホタルに限らず、生物の発光は電気による光源と比較すると効率が非常に高く、熱をほとんど出さない。このため「冷光」とよばれる。


美人のこと

2009-06-27 07:00:00 | 日記
 私の母の一番下の妹は、東京でミスコンテストがはじまったばかりの頃、準ミスになったことがある.いわゆる美人である。
最近の女性は、整形、つまり人工的に顔をいじり、身体も色々変形させるのが流行しているみたいですが昔はそんなに美容整形もはやっていないし化粧もそれほどしたくてもできない時代だったと思います。私の叔母は自分からミスコンテストに応募したわけではなく彼女の友達が勝手にポートレートをミスコンテストの主催者に送って否応なくミスコンテスト出場となったそうです。私が大学生の頃駅で待ち合わせをすると大抵の男の人たちが注目し、熱い視線を感じました。私は鈍感で田舎者でしたからその頃は深く考えもしなかったんですけどね。とにかくうちの叔母は男にもてた。皇族のNさんやお医者さん、イケメン年下男、東大出の某有名ライター、その他、、いまでも覚えていますけどオレンジ色のスポーツカーに乗って東京からボーイフレンドと一緒に福島の山奥にある叔母の実家まで来て、よくわかりませんけどボーイフレンドはその乗ってきたスポーツカーを叔母の甥にその場でプレゼントし、ボーイフレンドと叔母は東京まで帰ってしまうという珍事もありました。叔母は気位がものすごく高く、プライドも相当なもんです。女優でいうと誰ですかねぇ。お人形さんのような感じでとにかく愛くるしかったです。いつも派手な衣装できらびやかだったと思います。今も健在でもちろん独身ですけど、僕は身内ですからはっきり言いますけど好きじゃない、波長があわない。(欲も深い)叔母の部屋に行くと、家財道具は全て、一切合切男の貢ぎ物、自分で購入したものが一つもない、それには驚きました。ちやほやされて、勘違いしつづけていた女性だと思います。
 
 私も美人は好きですけど、叔母のことを考えるとやっぱし心が綺麗で性格のいい、取り繕わない女性がいいなぁとつくづく思います。私の身内にある種ためになる女性の見本というか『鏡』があるようで自戒しなきゃと思う今日この頃です。(笑)




景気の動向

2009-06-26 11:00:00 | 政治・経済
最近の景気の動向について率直に思うがままに綴ってみます。

一番気になるのは、新幹線の乗車率の少なさと空席率の高さですね。JR東海の乗客数はかなり少ないんじゃないかなと思うのです。ちょっと前だったら、景気の動向はタクシーの運転手に尋ねるといいみたいな判断基準があったのですが、いまはタクシーの空車率で景気の動向を計ることはちょっと無理でしょうね。飛行機の空席率もかなりのものですね。企業も極端な経費の節約に走っているし、インターネットとテレビ電話で、大抵のことは交通手段を使わなくても会議や会合、また打ち合わせなども可能になりました(出張しなくてもいいってことですよね)。

レストランや小売店もかなり閉店していて、僕のまわりの知人も結構やめています。とにかく驚きの連続です。外食産業の落ち込みは著しいですね。銀座のクラブやバーも数百店が店を畳み、女の子たちもきっと試練に立たされているんじゃないかなと想像されます。ちょっとかわいいだけじゃ生きていけません。米びつからお米が無くなるようにお金がメルトし、目減りしている日本。毎月アメリカ国債を買うことによって、大切な日本のお金が消えていくわけですね。アメリカ国債を日本政府がアメリカの言いなりに買ってもおそらく購入代金は1円たりとも返ってこない、つまりアメリカに毎月貢いでいると思うと、あまりのばかばかしさに怒りの感情も出てきません。つまり、なるようにしかならない、諦観ですかね。

副島隆彦先生の話を伺うと、出版業界の給料の落ち込みは著しく年収700万円あった人が、いまは300万円になったそうです。いずれ大本営発表をしているマスコミや出版社は、自業自得の世界というか墓穴を掘ることになるんじゃないかな。日本国民の真の利益は何かと考えてみたときに、いろんな諸問題が出てくると思いますが、副島隆彦さんや、植草一秀さんのブログを見ると、これからの日本の進むべき道ははっきりと明示されていて、とても参考になると僕は確信しています。

ご多分に漏れず美術業界もちょっと悲惨というか、いよいよアート小バブルはじけちゃった感じですね。近代日本画も洋画も所謂コンテンポラリーアート作品もきれいに値段が下降線を辿っています。どのくらい下がるのかな。あと2割か?3割か…?ほんの一握りの作家と数名の物故作家だけが、ちょっと値段が上がっているさみしい状況です。でもね、アート界は4年後はいいと思うよ。好転するかも。明治から大正、昭和、平成と100年以上の美術品をめぐるマーケットをちょっと調べてみるとよくわかります。もちろん、世界の美術品の歴史的なマーケットの流れを調べてみるともっとはっきりわかります。僕はここで、はっきり主張しよう。アートディーラーは人の百倍勉強しよう。自分を磨こう。自分自身を魅力的になれるように知性と教養をしっかり身につけよう。俗な言い方だけど、これが大事だと思う。僕は精進するよ。
とりあえず、ビジネスの基本中の基本として、経費をかけない、知恵を絞る、体を動かす、騙されても邪魔されても真面目に正直に生きる。

いまの経済は、ちょっとグラグラと揺らいでいるけれども、視点を変えて10年後から現在(いま)を想像してみる。20年後の世界から現在をイメージする。たぶん僕は生きていないと思うけど、50年後から現在を想像してみるのもちょっといいかも。何が言いたいかというと、目に見えない将来に対する不安と恐れを現在の圧倒的多数の日本人は、必要以上に過剰反応というか神経過敏になりすぎていると思うのです。まずは、自分自身を信じてみて自信を持ち前向きに生きることから、ちょっとずつ一歩一歩、歩いていくのがいいと思うのです。

生意気言ってごめんなさい。


お能 1

2009-06-25 07:00:00 | 能・歌舞伎
 十数年お能を楽しんでいるのですが、今月はとても感銘する演目が多かったと個人的には思います。能 「盛久」(もりひさ)(シテ 當山 孝道 ワキ 工藤和哉)は特に印象深かったですね。シテの表情が今でも忘れられません。素晴らしい演者だと思います。能 『杜若』(かきつばた)(シテ 野村四郎 ワキ 宝生 閑)もとてもよかったです。能 『放下僧』(ほうかぞう)(シテ 高橋章(宝生流)ワキ 福王茂十郎)も素晴らしかったです。
私は十数年能楽堂に足を運んでいるにもかかわらず全く浅学非才な身の上ですので、あれこれ論評することははばかられますので多くは語りません。ただ、なるべく歴史的な背景とか能の衣装を楽しんだり、詞章を一生懸命理解すべく、脳細胞活性化に励んでいます。(笑)最近とてもいい『能楽囃子体系』というCDが八枚組で復刻され、早速聞いてみたのですが素晴らしい内容で大当たりでした。限定500部の貴重な作品集です。

「流儀の歴史と芸風」の西の春雄氏には、平成二十一年における現状を把握できるものとして、大幅の改訂をお願いし、羽田氏担当の「出演者紹介」につきましては、すでに鬼籍に入られた方の没年に加え、芸術院会員および人間国宝などの重要事項の記載にとどめました。(財団法人日本伝統文化振興財団 理事長 藤本 草)

藤本氏が述べられている通りなのですが、貴重な芸の記録が21世紀に生きる私たちも『楽しみ』を共有できるなんてしみじみ幸せだなと思います。おすすめです。(多分すぐ売り切れるかも、興味のある方はお貸ししますね!)
 国立能楽堂では能に関係する展示室があり、6月の能衣装はもちろんのこと、沖縄の組踊の衣装は素晴らしくてセンスが抜群にいいですね。一般の方も自由に観覧することができれば、もっといいと思います。

能 「盛久」(もりひさ)  シテ 當山 孝道
              ワキ 工藤和哉

狂言「痩松」(やせまつ)  シテ 野村 万作

能「鵺」(ぬえ)      シテ 登坂 武雄
              ワキ 宝生 欣哉

能  杜若(かきつばた)  シテ 野村四郎
              ワキ 宝生 閑

能  石橋(しゃっきょう) シテ 宇高通成(金剛流)
               ワキ 高安 勝久

能  放下僧(ほうかぞう) シテ 高橋章(宝生流)
               ワキ 福王茂十郎

能  安達原(あだちがはら) 観世清和 ほか(観世流)

国立能楽堂企画展示 『能の意匠』出品リスト

・組踊の衣装
組踊は、琉球王朝時代に清の冊封使節団を歓待するため、1719年に創始された「御冠船踊」を淵源とする。その初代躍奉行に任ぜられた玉城朝薫は、本土へ赴き日本の伝統芸能や文化を学び新しい宮廷芸能に反映させた。

・屋嘉の芸能衣装
沖縄県金武町屋嘉に伝わる踊衣装は、琉球王府の払い下げ品を譲り受けたと伝えられている。町の人々に大切に伝承されてきた衣装19点は、金武町の文化財に指定されている。

・白地と染地の稲妻斜め分けに枝垂桜菖蒲千鳥笹桜生垣朝顔蔦模様金摺箔入り. 木綿紅型単振袖(金武町指定文化財五号)

霞に枝垂桜、また菖蒲や水生植物や笹など、沖縄に自生しない植物が紅型染で表わされる。さらに、模様の一部に金箔を用いており、他に例を見ない極めて珍しい作品である。『御冠船踊衣装』の記録にある「琉摺箔」にあたると考えられている。

・白地に五色鱗模様木綿紅型の単馬乗袴(金武町指定文化財一二号)

鱗模様は能装束の象徴的な意匠であるが、琉球の伝統には無く、腰板を付けた形状の袴も珍しい。鱗の半切を木綿紅型で表現したものと考える。



(『安達原』 シテ・鬼女=観世清和 国立能楽堂パンフレットより)

梅酒のこと

2009-06-24 07:00:00 | グルメ




友達と北関東の山道を車で走りました。知り合いの農家の方が、梅を販売していたので思わず4キロほど買い込みました。家に持ち帰ってお水に3時間くらい浸しておき、そのあと黒いヘタの部分を細い棒でほじくり出してからしっかり洗い、タオルで水分を取りました。それから割と大きなガラスの容器に氷砂糖と梅を交互に重ねながら最後に黒糖焼酎を4本ほど注いで梅酒を仕込んでみました。予定では、3ヶ月後にはまろやかな味になるとのことですので、ちょっと楽しみにしています。真夜中2時頃の内職でした(笑)。少し梅が残ったので隣の人にあげようかなと思い、外に出て玄関のブザーを押したのですが、出てこなかったので思い直して自家製の梅味噌を作ってみようと思いました。でもよく作り方がわからないので、梅味噌を作っている方のブログを見て作り方を尋ねたところ、今朝、早速頼もしいメールが来ました。このホームページです。 今夜は梅味噌作りに精を出します(笑)。



これで出来上がり。約5時間くらいですべて完了。たぶん、秋口には美味しい梅酒が出来上がると思っています。生まれてはじめて作りました。食前酒にでもしようかな。


追記;火曜日のブログに魚籠屋さんの住所を追加してお知らせしています。とても美味しく良心的な心のこもったお料理を提供してくれます。是非、尋ねてくださいね。よろしく!???

グルメぶりっこ 6

2009-06-23 07:00:00 | グルメ
 お店の中に大きな池があり、天然の山水が流れてきてその中にイワナやヤマメ、カジカが生息しています。餌はほとんどやらず、プランクトンを食べているみたいです。それらのお魚をその場で調理してくれるのでとても新鮮でかつ美味です。

 久しぶりに友人と榛名神社のちょっと手前にある、古民家風の素朴なお店『魚籠屋』さんにお邪魔しました。このお店はほぼ天然のイワナのお刺身や、ヤマメの踊り食い、カジカの唐揚げ、猪の炭火焼etc なんかをいろりで食べれる野性味溢れたとってもおいしい料理屋さんです。また、店主は一日中野山を駆け回って、天然の山菜を収穫して、それを料理にしてくれる幸せいっぱいのお店です。多分、都会ではなかなか目にすることのできない食材が色々あって、自分はとても好きなお店です。もし機会があったら、榛名神社と榛名湖、榛名温泉もすぐ近くにありますので是非尋ねてみてください。期待を裏切らないと思います。


副島隆彦先生の講演会に参加して2

2009-06-22 17:49:20 | 政治・経済
 土曜日、久しぶりに副島隆彦先生の講演会に出かけてきました。少し遅刻したのですが、ぎりぎり副島先生の講演を全て聴くことができラッキーでした。「どぎつく社会の裏側を話す講演会~言論は無制限に自由であるべきだ~」というタイトル通りの内容でしたので特に触れませんが、副島先生のホームページ『副島隆彦の学問道場』から近々講演記録が公開されると思います。
 副島先生は本当はもっともっと歴史の真実というか事実を公開し暴露したいんだろうなと察しました。しかしながら権力者の怖さを重々承知している聡明な知識人なので、かなり控えた口調になっていたように思います。頭の回転が早く冴え渡っていて、話題があっちに飛び、こっちに飛び、該博な知識に舌をまいてしまいました。とにかくよく勉強というか深く学問をしていて、さすが大学教授であり、発言する読書人階級の代表ですね。
 
 藤原紀香さんの彼氏はK1のイシイさんという方だそうで、イシイさんという人は裏側の世界で生きているちょっと危ない勢力と通じていることや、吉永小百合さんのメディア出まくりの事情なんか、俗っぽいけどちょっと面白かったです。(すみません)今週中に植草一秀さんとの対談書『売国者たちの末路(私たちは国家暴力と戦う)』という本が近々出版され、全国の本屋さんに並ぶそうです。
 講演会場を見回してみて、一体どんな人たちが副島先生の講演に駆けつけているのかな、と休憩時間に来場者の様子を観察していたのですが私が普段付き合っているというか出会っている人とは違う世界の人に思えました。大抵の人はラフなスタイルできっと本が好きな人なんだろうな、と思いました。正直言って皆目見当のつかない(人々の)印象を受けました。まぁ、私も変人だと思われてるかもね(笑)でも約3時間近い講演会の中で来場者がいちばん聞きたいことは景気の動向、お金の流れ、ここに尽きると思います。会場からの質問に答える形で、副島先生は次のように答えました。「日本円は3年間強い、アメリカは来年暮れからハイパーインフレに突入。五年後中国が世界の覇権を握る。日本は三年後から統制経済に突入し、インフレに転化する。」
 面白かったのは冗談まじりに「ゴリラ化する女、オカマ化する男」という題名の本をいずれ出版したいとおっしゃった時には会場は大爆笑しました。それを聞いたとき心当たりの女性数名の顔が頭の中に浮かんできて、思わず笑いがこみ上げました。会場入り口では副島先生の著書とDVDが発売されていて、数点購入しました。もし興味のある方は連絡くださいね、お貸しします。

心の旅

2009-06-21 07:00:00 | 日記
  心を整えていくことで、ともすれば私たちの心の中にもたげる
  欲にまみれた心、憎しみにまみれた心、怒りに満ちた心を取り除き、
  慈悲の心、愛の心といった美しい「花」を咲かせることができる。

  成功を収めても、謙虚さを忘れず、足ることを知り、すべてのことに感謝し続けること、
  一方、不運に出遭っても、それを素直に受け入れ、前向きな生き方を続けること、
  そのようにして素晴らしい人格を身につけるよう、常に心を整え、心を高める努力を
  倦まず弛まず重ねていきさえすればいいのです。

  人間は弱いもので、困難に遭遇するとそれに正面から挑戦することなく、
  すぐに言い訳を考え、逃げ出そうとします。しかし、それでは決して成功できません。
  どのような厳しい状況にあっても、それを正面から受け止め、誠を尽くし、
  誰にも負けない努力を続けることが、成功するためには必要なのです。

       (稲盛和夫のことば)

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今月前半は、北海道から京都大阪まであっち行ったりこっち行ったり移動の連続だったんですけれど、近い将来、一つのビジネスの拠点というか陣地を離れることになってしまい、一抹のさみしさも感じますけど、一つを手に入れれば一つ失い、一つを失えば一つ手に入れることが出来るということ。それが世の常です。欲張りはいけないと自戒の日々です。
6月後半は、青森・岩手・秋田・宮城・福島・長野・富山・福井あたりをちょっとお散歩します。その合間に能楽堂にも足を運ぼうと思います。もちろん、電車の車窓からその土地その土地の風景を眺めながら、これからの人生というか我が身の行く末をまじめに考えてみたいと思っていますし、もちろん音楽と歴史、ちょっとだけアートの勉強も意識的にしようかなと思案しています。 顔晴る(ガンバル)ぞ!

備忘録 2

2009-06-20 07:00:00 | プロフィール
 ぼくは毎日が日曜日で、読書が第一、第二が秘密、第三が仕事という優先順位で毎日過ごしているんだとある友人に話したところ、「きっと大川原さんは余裕があるんだろうね、と思われるか、生意気な奴だと嫌みに思われるんじゃないの?」と言われちょっぴり気になりました。ぼくの趣旨は、こういうことです。わかりやすく解説すると、毎日がとても暇で所謂不景気で、仕事も必ずしも順調とはいえるような状況じゃないし、なかなか心中してもいいようなアート作品に巡り会うわけでもないので、つまりはっきり言うと、口には出したくないですけど、不況というか経営をめぐる環境が著しく悪化していてあまりいい材料がないという意味なんですよ。だから、お金=血液が社会の中でうまく循環しなければ、誰でもアウトですよね。ぼくだって愚痴や泣き言、不況だ不景気だ絵が売れない、古美術品の相場が下がっている(価値は全然下がっていないのに)…いくらでもマイナス言葉を言おうと思えばいっぱい並べることができますよ。

 言葉のイメージは、聞く人にとっての想像力を問うキャパシティーの問題だと思うんですね。ぼくは言い訳もしたくないし、人の悪口も言いたくない。ばかがつくくらい正直に親切に人に接したいと思う。少なくともそういう気持で毎日過ごしています。ですから、こういう厳しい時代の経営環境を乗り切るコツは何かな?とふと考えたときに、ぼくの場合は、自分を取り巻く現実をしっかりと把握し、理解し、歴史を見通す力をつけてみたいなと思ったんです。当然、ぼく自身の人(ヒト)としての性格とか性質、癖や人間性、習慣習性、どこまでも自分というか己(おのれ)を理解することが急務なんです。切実なんですよ。だから、貴重なかけがいのない時間を有効に活用して『自分磨き』に精を出しているんです。きれいごとはあまり言いたくないんです。ぼくは宇宙の中ではちっぽけな砂粒みたいな男です。でもこの世に生まれてきた以上、利他の精神を忘れず使命感を持って生き抜きたいなと思っています。これからもプラスの言葉と人を勇気づけ鼓舞する積極的なしあわせメッセージを発信したいなと強く思っています。人の痛みを知る人間でいたいし、自分と出会った人のしあわせを祈る、自分に嫌がらせをする人の幸福を祈念する、そんな人間でいたいだけです。

京都にて 3(Nさんと京都の遊園地にて)

2009-06-19 17:10:00 | 日記
 蓮華寺の帰りに京都古門前通りをテクテク歩いてNさんに会いに行きました。いつものようにお互い近況報告をし、楽しく有意義な時間を共有できました。Nさんは恐るべき京都の達人ですね。素敵なお店をよくご存知です(ただただ脱帽です)。
 夕食を食べようということになり、祇園「安参」の暖簾をくぐりました。とってもおいしいお肉の店で遠方からもグルメの方が駆けつける超有名店みたいです。店内は相変わらず大盛況でした。カウンターすぐ隣には、かしまし娘のお二人もお見えになっていて、ちょっとびっくり!このお店はすごい!おいしい!最高!!おそらくもしかしたら精肉料理では日本一かも!その後祇園のクラブ「花のれん」でNさんとカラオケを楽しみ、ママさんとおしゃべり。ママさんはとても味のある方ですごくいい人でした!気取ってなくて気さくな方で、安心できるというか商売っ気は全く無いホッとするママさんでした。また京都に行ったら会いたいです。
 小一時間楽しんだその後、ピアノクラブ「ファニー カンパニー」でオーナーの美声とピアノとベースの生演奏を楽しみました。ピアニストはとても素敵な演奏を披露してくださいました。ベースの方は京都大学を卒業後ニューヨーク大学に留学し、音楽を勉強された方だそうでとてもいい顔をしてました。秋頃にはぜひ、機会をつくってコラボレーションを企画したいなと恐る恐る提案したところ、気さくに「いいですよ」とベースの方がおっしゃってくださりしあわせでした(これから地道にお金を積み立てます 笑)。Nさんはピアノ伴奏で「ゲット・アロング・トゥゲザー」をきれいすぎる甘い歌声で絶唱し、僕も久しぶりに「いちご白書をもう一度」を歌いはじめたら、突然、着物姿のお客さんがマイクを持ち出し一緒に歌いはじめ、仲良くなっちゃいました。そのあと、その着物姿のお客さんとはすっかり意気投合して、着物の話題を中心に楽しくおしゃべりをしました。大学の校歌「ONE PURPOSE~」を歌い、いろんな学生時代の昔話に花が咲いちゃいました。中高大とD大だそうです(僕の先輩です)。着物の方は母校愛に燃えに燃えていました。
 その後Nさんは「庭を見せたいクラブがある」とまた三条のはずれまで(三条通を西へ烏丸通こえて)タクシーで連れていってもらいました。このバーはのけぞりました。凄いの一言。この店はちょっと教えたくないけど、バーマン上田さんにお許しをいただきましたので、店名(YANAGINO)とTEL.075-253-4310(以下、この店をYとします)をアナウンスします。もし京都に行かれることがあれば、ぜひ訪れてほしい素敵なお店です。100%満足できるお店ですよ。Y料理も手が込んでいてすごくおいしいです。価格もリーズナブルだと思います。雰囲気は抜群によくてすっかり興奮してしまいました。Nさんはほんとに凄いね。感心というか、すっかり参ってしまいました。僕も割と好き放題人生楽しんできたつもりでいましたけど、世の中には本物の遊び人がいるんだなと思い知らされました。Yには真夜中訪れたのですが、祇園での酔いもすっかり醒めてしまうくらい店内をきょろきょろ眺めデジカメで写真を撮らせていただきました。Yのオーナーは透徹した美学の持ち主だと推察され、一度会ってみたいなと率直に思います。Nさんは本当にいいなあ、こんな素敵なお店の近くに自宅を構えて…。僕はあんまり人のことを羨ましく思わない性格の持ち主であると自負しますけど、さすがにNさんのことは羨ましく思いました。いいな!いいな!いいな!!
 Nさん、こんな楽しい素敵な夜を男二人だけで思いっきり遊べるなんてとても幸せです。すっかりご馳走になってしまいました。ありがとうございます!(お返しが大変だな…)




追伸:昨日午後に蓮華寺さんのお庭とお茶を飲める裏庭の風景を追加で、ランダムですけれどもご紹介しました。よかったらご笑覧ください。ほんとに素敵なお庭ですよ。

京都にて 2(蓮華寺)

2009-06-18 07:00:00 | 日記
 初めて蓮華寺を訪れた時はこの小川のせせらぎを見ながらお茶を頂けることを知らなかったのですが、何度か訪れているうちにこんな素敵な『隠れ家』があることが分かったのです。大抵の方はこのお寺の広い庭のほうを見て帰ってしまうので、裏にあるこの『隠れ家』にはなかなか気づかないんですよね。


 約2ヶ月ぶりに私がいちばんお気に入りの蓮華寺さんを訪れました。蓮華寺さんのお庭は初夏と言ってもいいくらい樹木が青々としていて、とても清々しかったです。このお寺さんには数えきれないくらい訪れましたが一押しです。
「最近姿見えはらへんなぁ」とお寺さんに言われてしまうぐらい親しくお付き合いさせてもらい、とてもうれしいですね。

洛北 蓮華寺
 蓮華寺は、元西八条塩小路付近(今の京都駅付近)にあった浄土教系の古寺で、応仁の乱後荒廃していたのを、寛文二年(1662年)加賀前田家の老臣今枝民部近義が祖父今枝重直の菩提の為めに、この地に移し再興したものである。(蓮華寺造営記、帰命山寺記)
 再興の際に石川丈山、狩野探幽、木下順庵、黄檗の隠元禅師木庵禅師等当時の著名文化人が協力している。(諸堂の様式碑文、什物等)
 尚本堂、鐘楼堂、井戸屋形、庭園は創建当時のままであり、小規模ではあるがいずれも文人の残した貴重な文化遺産である。


私がお寺さんにいくと私の姿が見えなくも、あぁ!あの人が来てるなぁとすぐに気付かれちゃうんです。どんな理由だか当ててみてくださいね。当たったらワインを一杯ごちそうしましょうか?(笑)

       

            
 


グルメぶりっこ 5 

2009-06-17 16:17:25 | グルメ
先日旭川にちょっと立ち寄った時にとてもおいしいプリンを見つけました。
『Etude(エチュード)』(旭川市旭川町1条9丁目 0120-54-7899)の日本で一位になった”ひよこプリン”です。確かに、スプーンで口に入れた瞬間、滑らかで爽やかな食感とでも言うのでしょうか、とにかく味のバランスが絶妙でした。私はあまり甘党ではないんですけど、流石日本一というだけありますね。プリンを購入した際、お店の方に「黄色い宝石」というお菓子をいただいたのですが、これがプリンに負けず劣らず絶品で、すごくおいしかったです。
 写真のプリンと黄色い宝石は全国配送できるみたいです。

  

中森ジュアンのメッセージ 5

2009-06-17 15:15:23 | 日記
41 鳥は悩まず空を飛び、花は恐れず咲きほこります。
   <人もかくあるべし>と、自然はお手本の宝庫です。

42 ゆるぎない信頼と希望をもって生きましょう。
   あなたの天使が常に行手を照らしてくれます。

43 大きな望みをもつなら小さな事から始めましょう。
   未来に夢を描くなら、現在の毎日が大切なのです。

44 あなたは沢山の可能性をもって生まれました。
   でも「これしかない」と思えばそれだけです。

45 どんな人の中にも善いもの美しいものがあります。
   どんな事の中にも善い学び美しい経験があります。

46 かたくなに思い込まずに、柔軟に開きましょう。
   あなたの思いが変ることで状況も変るものです。

47 キラキラした魅力ある言葉で、人を祝福しましょう。
   イキイキした前進する言葉で、人を鼓舞しましょう。

48 心身の緊張をやさしくほどいて、リラックスを。
   深い呼吸を味わって、内なる光とコンタクトを。

49 小さなことは、さわやかに受け入れて流しましょう。
   大らかな気持は、大きな使命を果す資格となります。

50 安全と安楽を守って、現状に安住しますか。
   真実の向上を望んで、勇敢に行動しますか。