何かに執着日記

忘れっぽいダメ人間なので、毎日何に執着していたか記録を残そうと思います。

帝王切開話続き麻酔の後。

2008年04月09日 | Weblog
右足を自分で動かしている感覚が
あったので、手術は心配だったけど、
尿管もつけてもらって、
いよいよ開始になりました。

あわただしい。

胸の前に幕がたてられ、腹の上には
緑のシートがおかれ、片足ずつに
でっかいクリップがはさまれ。

おそらく、これは、エコノミー症候群防止なのかな?
推測ですが。
聞くべきだった。

左手には、点滴。
右手には、血圧計がつけられていて。

鼻がかゆくなったので、我慢できずに
看護師さんにかいてもらった。
両手が動かせないって、つらいわ。

そんなこんなで、
腹の上に今からカットする線をひかれ。

ひーーー!ドラマみたいに、先生が、
「では、始めます!」

って言ったよ!!!!!!
麻酔は、触れてる感覚はわかるので、
なんだかぐいぐい腹をひっぱられてるような
感じ。

あーー!!もう切られたのか。
そう想像するのも、嫌!!

そうしている間に、とても息苦しくなり、
さらに苦しさは増してきて、とっても
苦しすぎる!!!!!!!!!!!!

腹の上に手術器具をのせて、
とっかえひっかえしてるし。
かちゃかちゃうるせーー!!!

でも、これ以上は、我慢するしか方法が
ないので、ひたすら我慢。
というか、気を紛らすために、
手術室内を観察。

でも、とても耐えられない!!!
メガネは取り上げられたので、
何も見えないしー。

とにかく、忍耐忍耐。

そうしている間に、待望の赤子と
とりあげる作業に!

ということは、腹をカットされて、
筋肉をカットされて、
子宮をちょこっとカットしてから、
手で裂かれたんだなーと推測。

赤子が見えたら、子宮は手で裂くそうだ。
きっと赤子をメスでカットしないためだろう。

「お尻がでました!」
「お腹でたよー!」
「頭でましたー!」
って、声が。
赤子は泣いて出てきたんですが、
すぐに、おしっこをしました。
手術室内、苦笑。

帝王切開の子は、泣かないとまずいらしいので、
泣いて出てきたのは、うれしかった。
肺が機能しなくって、静かな子が
いるそうだから。

私の右側の壁際で、赤子の口の中の
羊水などを抜き取られていました。

泣き叫んでる。
元気だ。
あまりに大声で泣き叫んでるんで、
手術室内、爆笑。

頭だけ見えたので、
「色が白い子だなー!」
と感心して泣いていると、なんとそれは、
脂肪がくっついているだけだった。
泣き損。

体中に脂肪がくっついたまま、
処置された赤子を私のそばまで
つれてきてもらえました。
メガネもかけてもらえて。

そして、右手でさわらせてくれた。
ひょーーーーー!!!
脂肪まみれだったんで、さわっていいものか
疑問だったけど、さわらせてもらった。

ちっちぇーーー!!!

そして、つれていかれた。

そして、主治医の先生も、
どこかへ行ってしまった。

えーーー!!
どこへ行ったのー?
不安になりながら、苦しみに耐えて
いました。

そっからが、つらかった。
苦しさはずーーーーーーーーっと
続くし、子宮から羊水が抜かれ、
縫われはじめた。

気を紛らわすために、
横にいた人に、話かけてみた。

「縫い糸は、溶ける糸ですよね?
なんの素材でできてるんですか?」
って。

返事なし。わからんらしい。

えーー!そんなー。素材ぐらい
知っておいてよー。

「何針ぐらい縫ったんですか?」
「何針かなー?」
先生もわからんらしい。
もう、質問するのやめよう。。。

まわりに人がいなくなって、
腹だけ先生と助手で縫われてる。

私も気をどうして紛らわせていいか
わからず、手持ち無沙汰に。

苦しすぎる!!!!!!!!
3層を縫うので、すごく時間がかかって
私の精神が耐えられない。
でも、耐える。

あーーーー!!!くるしい!!!

あとちょっとですよー!って段階に
なって、麻酔がきれてきて、
ちくちくと痛くなってきた。

麻酔医にうったえる。
といっても、はじめにいた麻酔医は
いなくなり、サブみたいな人に
うったえた。
しぶしぶと痛み止めを打ってくれた。

もっとさっと打ってくれよ!!!!
こっちの身になってくれ!!!!!
怒りがこみあげた。

手術中ほぼ縫われる時間に費やされた気分。
本当に長かった、縫われている間が。

もういいじゃん、終わりにしようよ!って
何度思ったことか!!!!!!!!!
でも、そんな中途半端では。まずいので、
我慢。

やっと辛い手術は終了し、体中の器具も
取り外された。

ふう。こっからが、試練のとき。
だって、手術台から、ストレッチャーに
移しかえられるでしょ。
そこが、かなり痛いらしいもんねー。

そんな知識だけはあるので、覚悟を
きめる。

わらわらと人が集まってきて、
手を胸の上でばってんにさせられて、
「せーの」で、移しかえられた。

かなりの衝撃。
ふーーーとため息をついた。。。

そっからが、長かった。
お迎えのベッドがなかなかこないので、
待機。
ひまーーー!!!
サブの麻酔医と雑談をしてしまうぐらい
ひまーー。

やっとお迎えがきて、こんどは
ベッドに移しかえられた。

手術部の人にお礼をいって、
病室へ。

旦那を探すがいない。
きーーー!!!こんな時に!!
なぐさめてもらおうと思ったのに、
いない。
母親だけ病室にいた。

だーんーーなーーー!!!
結局病室にいすがないので、
ディルームにいたそうな。

一番に旦那にねぎらいの言葉を
言ってもらいたかったのにー。
しくしく。
しくしく。

そんな帝王切開でした。