敵は海賊シリーズの第3弾。いつものように海賊匋冥とジュピリー、海賊課のアプロとラテルが大暴れ。それと政治家(星治家?)のマーマデュークが絡んでややこしい。今回はメタ的な要素はないのかな、と安心して読んでいたら、解説はもろメタ状態だった。それに最後の匋冥とマーマデュークの対決はいったいなんだったのか。ジュピリーを追い詰めるラテル、匋冥の前に突然あらわれるアプロ、殺されるとこだったと冷静に認める匋冥。なんだかみんな渋いかんじですね。
風の大陸の新シリーズ。その第一弾!
ティーエたちの時代から数百年後の話のようです。一度は共和制の世界になったようですから、カリスウェンは夢を実現したのでしょう。でもこの話は、そんな平和がまた乱れ始めたころの話のようです。なんだか切ないですね。
今回も主人公はだいたい3人ですが、その3人は男性ばかりです。なんだか、竹河聖さんの美男好き(すみません、勝手に決めつけているだけですが)が分かりやすく反映されているようで、微笑ましく思います。ノリはこれまでのシリーズと同じで面白く、とりあえずあと2冊楽しみです。