新シリーズの第2段。カヴィンタとローエはルティを送り届けるという使命とは別に、ザイツ公国の姫マルキラを救い出すという使命も果たそうとする。いやもうそれは無謀ではって感じだが、そこを投げ出せないのが正義の主人公たるゆえんでしょう。でも、その他の登場人物たちは完全には信用できない感じで、それぞれ思惑を抱え、裏切りなどもありありで、なんだか複雑です。でも、その複雑な感じが、これまでと違って面白く思えます。って、思ったらあとがきに書いていたが、どうやらかなり意図して描かれているようですね。続きが楽しみです。