タイトルだけで、なんとなくかの天才博士との関連を空想していた。今のところ、それは的外れだったと考え直すしかないようだ。2113年の地球での話であるが、とある町だけ主な舞台であり、主人公とわずかな人物のみがその外側を知っている。そんなSF的舞台で起こる密室殺人。まあ色々と明かされないまま物語は終盤まで突き進む。珍しく、最後にはわりといろいろ説明してくれたが、百年シリーズはまだ続いているようなので、現状明かされていることはまだほんの一部ということなのかもしれない。いったい次はどんな話なのか。楽しみです。