これまで読んできた漱石さんの作品はどれも読みやすく面白かったが、この作品はとても読みにくく、従って面白くなかった。主人公の画工の言葉を使って語られる言葉はとても難しい言葉が使われていて多いところでは1ページあたり10箇所くらいの注解がついている。ただ、那美との会話は読みやすく面白いと言える。だから、那美が登場するシーンが好きになる。まあ、だいたいそんな感じの話だった。
それと、「頼む」「おおおおおおお」人の家を訪うて、こんな返事を聞かされたことは決してない。というシーンがあり、ここではクスッとさせられた。
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