これはまあ完全にフィクションなのですかね。でも、塩野さんの物語はどこか真実であるようにも思ってしまう。
全ての話が面白かったが、あえてその中でもこれというなら、聖フランチェスコの母、師から見たブルータス、キリストの弟、ネロ皇帝の双子の兄といったところか。
キリストやフランチェスコのような“聖者”もその裏側はまあそんなものだったのでしょう。
最後の饗宴・時獄篇も面白かった。第ニ夜は日本の女性をけなしてるような、誉めているようなそんな言葉の数々。そんなこと言って大丈夫かなって少し気になるくらいの塩野節でした。
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