Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

アウトビアンキ 走行中の怪現象(ブレーキシリンダーの固着)

2012-02-29 19:44:56 | アウトビアンキ A112


2月26日(日)のカロッツェリア マチオヤジマは、アウトビアンキが多かった。
このTさんのアウトビアンキは遠く愛知県刈谷市から特製リンケージの装着に自走できたのですが、あちらこちらに問題ありの1台だったのです。

まずは、「ドアが開きにくい」、このトラブルは矢島氏が移動させようとアウトビアンキの乗り込んで、ドアが開かなくてしばらくの時間閉じ込められた為に、まず最初に問題解決!
Tさん、もう「開かずのドア(怪談)」は問題解決したのでご安心ください。

その2、「東名を自走して80km以上で走行するとガクガクする(怪談)」これは、決して呪われているわけではなく、どうやらブレーキに問題があったようです。

このトラブルの原因は、アウトビアンキをリフトに移動する際に発見したようです。
一人で簡単に移動できるアウトビアンキ(650Kg程度)がスムースに行かなかった矢島氏は、ブレーキがロックしていると推理したわけです。




早速、矢島氏はブレーキ部分を分解。



Tさんのアウトビアンキの足回りは、写真のように驚くほど綺麗です。
ブレーキの中は 車の見た目とは大違いな、不思議なアンバランスさなのが印象的です。




分解チェックの結果は、ブレーキシリンダー左右は完全に固着して動作不能だったわけです。
固着のさび度から推測すると、かなり放置されていたようです。
一般道では、問題なかったシリンダーも高速走行で加熱してブレーキロックした状態になったようです。
ですから、パーキングエリアやサービスエリアで休憩して、冷えると異音がしなくて、しばらく走行するとロックする状態だったわけです。




シリンダを詳しくみると、依然の乱暴な修理の痕跡を発見しました。






フロントブレーキシリンダーからピストンを抜くのは、知恵の輪のような動作方法が必要で、ちょっとコツが必要です。
しかし、それを知らないで無理やりに抜いたため、一部が欠けていました。

この位置の欠損であれば、問題はないようですので、シリンダーの交換まではしないで済んだようです。



欠けている部分の拡大写真です。

しかし、特製シフトリンケージ装着の為に、高速道路を自走してわかったトラブル。
Tさんも最良の状態のアウトビアンキがどんなに豪快な走りをするのかがわからないと、こんな物なのかな・・・と思っていたかもしれませんね。
それもそうですが、高速走行で突然ブレーキロックしたら大事故に繋がります。
そちらの方が怖い話ですよね・・・。
でも、このトラブルも問題解決しそうです。

この際、第一段階のトラブル解決をして、豪快な走行をお楽しみください。
よかったよかった!

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