Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

雑談 レストアの楽しみ

2015-09-21 00:02:02 | 雑談


9月20日(日)、我が家の4台の車両は、レストア中の車両ばかりです。
レストア(リストア、英: restore=回復する)は、老朽化などの理由により劣化もしくは故障した、自動車等を修復し、復活させることです。

自動車に乗るには、新車って方法もあるのですが、これはこれで良いのでしょうが、古い自動車をレストアして走らせる楽しみは、奥が深いです。

写真のX1/9は、福島県の山の中の倉庫に寝ていた朽ちかけた車両を現地まで行って見てきて、ローダー移送してレストア中の1台です。
レストア2年目のX1/9でスタートしたばかりってところです。
ボディーワーク、ラジエター系を澄ませて、車検を取得して走れるようにしながら、細部を直している途中の1台です。
先日もオルタネーター&ベスト交換後、首都高速で帰る途中にクラッチが焼けて煙を出す始末、まぁ、クラッチは手つかずでしたので「交換しろ!」とX1/9からの指示のようです。
ローダーに乗せて、FKRに到着、クラッチ交換を待ってます。

写真のようにミッドシップの2シータースポーツカーです。
この車両は、そのまま乗るのではなく、エンジンチューン等を施してはじめて走る自動車ですので、まさにレストア向きの車両です。
朽ちた車両の購入価格の何十倍のレストア費用が必要だと思いますが、オンリーワンの車両に仕上がる醍醐味があります。



このアウトビアンキは、同じく4年前に朽ちかけたA112をレストアスタートしてました。
レストアは最終段階に入ってきました。
某カロッチェリアでレストアをお願いしたのですが、酷い状態で納車。
よくあれで車検が取れたなぁ・・・と黒煙撒き散らして走る状態をあちらこちらの自動車屋でみてもらいました。
原因はエンジンの組み立てが駄目の駄目ということがわかるまで2年掛かり、FKRにてすでにエンジンは完璧の状態です。

ご存知のようにアウトビアンキ・A112アバルトとは、イタリアの自動車メーカーだったアウトビアンキがかつて発売していたハッチバック「A112」のグレードの1つです。
A112のスポーティーモデル。
ペットネームに「アバルト」とあるように、このクルマのチューニングはアバルトが担当しました。
アバルトの名がフィアットグループの市販車にグレード名として与えられたのはこれが初めてだったのです。
A112アバルトは、私が20代の頃人気が高かった車両です。


搭載エンジンは直4OHVで、さらなるエンジンチューンにも耐えられるように設計されていいます。
このアウトビアンキは、PBSヘッドに交換して8ポート仕様、ウェーバーの40φが2基搭載です。完成すれば日本で1~2番目ぐらいの最速A112になるはずです。
まさに乗っているよりガレージに入っている時間が長い車両です。


あれ?と思うでしょうが、見た目は「古くて大人しく」とプラスチックのオーバーフェンダー等は取り外して、初期型モデルにボディーを改造しました。
車高調整して、オーバーファンダーにしています。
年内完成予定のアウトビアンキです。

レストアには、技術と愛情があるガレージと出逢うことが大切だと勉強させていただいた車両です。



この124スパイダー、1982年には、車名からフィアットが外され、ボディ製造を行っていたカロッツェリア「ピニンファリーナ」のブランド名で、「ピニンファリーナ2000スパイダー」として発売されたモデルです。
インジェクションでAT車ということで、これも朽ちた車両で今年購入しました。
これなら奥さんが運転できるだろうと思いお金がないのに購入して、来年のレストア車両として順番待ちです。
幸いなことに前オーナーから内装・幌等の新品パーツを譲っていただきました。
バンパーレスにして、上品に仕上げる予定です。
ラリー仕様の124は多いのですが、奥さんが乗るのであまり油臭くないような感じが良いかなぁ~と思ってますが・・・。
眺めているとオーバーフェンダーぐらい・・車高調整ぐらい・・と思ってしまいます。



このパンダ4×4は、これと言ったレストアしていませんがやはり朽ちた車両を格安で購入して、あちらこちらのパーツ交換と修理しながら乗っています。
FKRにて、全塗装とインジェクションチューンなど計画していますが、一番乗っているのに後回しになるパンダです。
パンダ歴もセレクターから4×4と2台目になります。

ジウジアーロによって設計されたパンダは、126と同等の重量と生産コストの小型車です。ジウジアーロにしては異例なことにバカンスの期間も作業にあたり12月に最初のモックアップが完成した。
翌年早々に2台がフィアット側技術陣に披露され、2月にはこの2台から採用案が選び出されたと言われています。
経営悪化のフィアットを再生させたパンダは、徹底したコストダウンの為に、フロントガラスの形状も平面的、ワイパーも1本などなど、そこが面白い車両です。
それでいて乗っていてチープな感じ見なく、Wサンルーフなどを考えると安心して家族でピクニックに乗って行ける国民車なんだろうなぁ・・と思います。
ジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタリアのカロッツェリア・イタルデザインで開発されたパンダは、ジウジアローがデザインした車両の中で一番の代表作は「パンダだ!」と言っています。

このパンダ4×4もかなり朽ちて酷い状態の車両でしたので、一見綺麗そうですが、それは眼の錯覚を利用して、エンジンフードを黒に塗ってごまかしています。
日常の脚として使用していますが、インジェクション使用の為、安心して乗れる1台です。
我が家では「新しい年代の車両」と言ってますが、製造から30年以上前の自動車ですので、カーイベントに出しても良い部類です。

4台ともほぼ同じ年代の車両ですが、私はこの年代のフィアット車がお気に入りです。
18歳で免許を取って、いろんな国産・外車と乗ってきましたが、この年代のフィアット車は特に面白い。

レストアは苦行のように想う人も人がいますが、それは違います。
私も50代中番を過ぎて、病院に定期的に行きます。
糖尿の悪化で、眼の手術や人工透析の患者となり、昨年は人工膝関節手術をしました。
自身の肉体もレストア中ですので、愛車をレストアするのは、自身の治療とオーバーラップしています。

レストアは費用も時間も掛かりますが、趣味を通じて、治療や仕事のモチベーションが高くなっています。目標に向けて物事が進んでいくということは、生き甲斐です。
それとレストアを通じて、いろんな方々を出会える楽しみを考えると、費用対効果はかなり高いと言えます。

人と荷物を乗せることだけを考えると国産の白物家電のような自動車で良いのでしょうが、人馬一体のような楽しみをするなら、この年代の車両はお勧めです。
みなさんもレストアの世界に入りませんか?(微笑)


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