フィアット500のオーナーSさんが所有するスポーツカブ
1958年、ホンダから特異な実用車が発売されたのが、ご存知のカブなのです。
OHV単気筒/49cc
ボア×ストローク/40×39mm
圧縮比/8対1
4.5ps/9500rpmの性能は、当時としては第一級のもの、スピーディさと扱い易さでも群を抜いていました。
このエンジンを元にして、あのモンキーZが'60年に登場しています。
1960年には、C110型と呼ばれるカブのスポーツ版も発売され、スポーツライクに若者にもスーパーカブが人気を得ていきます。
このスポーツカブには、オプション部品として、アルミフェンダーや、シングルシート、タンクをレーサー並に長くできるタンクカバー、そしてメガホンマフラーなどのキットパーツも用意されていました。
C110は、5ps、最高速も85km/hの性能。
メガホンマフラーを装着しただけでも、100km/h近い最高速を出す事ができたのです。
1961年には、42mmにピストンボアを広げた54ccのC115スポーツカブが出現します。
二人乗車を可能とした仕様でエンジン出力は5.5psになっています。
カブエンジンが発展して、OHCの機構を持つのは、1964年CS90モデルからだそうです。
このスポーツカブはこのエンブレムから1961年の55ccのC115でしょうか?
Sさんに訊くのを忘れました。
塗装はオリジナルではないのですが、品の良いグレーですよねぇ・・。
惚れ惚れしてしまいます。
このタンクが良いですよねぇ~。
詳しい方ならご存知だと思いますが、初期のモンキーはこのタンクを加工して装着してあったとのことです。
このエンブレムも状態が良いですよね。
クロムも磨き込んでありますので、撮影する私が映ってしまってます。
マフラーはオリジナルと異なりますが、これはこれで良いですね。
アップのメガホンマフラー+マフラプロテクターが当時のお決まりだったようですが、
かなりレーシングなサウンドで中高回転域では、ビーーと甲高く気持ち良く鳴ったようです。
一文字ハンドルにこのレーシングなシングルシートが品良く仕上がってますねぇ。
こういう作品を見てしまうと、欲しくなってしまうのが困ります。
どうやら、こうしたオールドバイクが流行しそうです。
カロッツェリア マチオヤジマのメンバーはフィアット系の自動車以外にさりげなくこうした隠し玉を持っているから不思議です。
どうせなら、60年代のカフェレーサーを創ろうぜ!なんて話が本当になちゃいそうだから、このガレージに集まるオヤジたちは面白い。
まぁ~元はといえばヤジマのバイクで一世風靡した矢島氏を慕って、集まるガレージですので、なにがあろうと不思議じゃないですが・・・。
カロッツェリア マチオヤジマは面白いねぇ~。
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