検索:::全電源喪失対策"不要" 原子力安全委員会 ★処罰
畑村洋太郎・政府事故調委員長所感 2012-07-27 テーマ:原発と放射能
東京電力福島第一原発の政府事故調査・検証委員会の最終報告書が、7月23日に公表されました。
それに伴い、委員長の畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)さんが、次のような所感を述べています。
★100年後の評価にも耐えられる教訓に
限界はありながらも、当委員会は事故と被害の経緯を相当程度明らかにできた。この知見は様々な技術を社会生活の中で活用する時、事故や被害を防止する上で有効なものとなろう。100年後の評価にも耐えられるようにするため、より普遍化された知識にまで高めることが必要だ。得られた知識を整理する。
①「あり得ることは起こる。あり得ないと思うことも起こる」
今回の事故の直接的な原因は「長時間の全電源喪失は起こらない」との前提ですべてが運営されていたことに尽きる。本来「起こりうることは起こる」と考えるべきだ。重要なのは経験と論理で考えることだ。
②「見たくないものは見えない。見たいものが見える」
自分が好ましいと思うものや、やろうと思う方向だけを見がち。東電の災害対策でもこのような心理的影響が垣間見える。自分の見方が偏っていることを常に自覚し、見落としがあると意識する必要がある。
③「可能な限りの想定と十分な準備をする」
今回は想定を超える津波に襲われた場合の備えがなかったため対応できなかった。思いつきもしない事態も起こり得るとの発想で十分な準備をすることが必要だ。
④「形を作っただけでは機能しない。仕組みは作れるが、目的は共有されない」
何をしなければいけないかを自覚して作らなければ、仕組みを作っても全体として機能しない。SPEEDIが活用されなかったのはこれの例だ。
⑤「全ては変わるのであり、変化に柔軟に対応する」
条件は常に変化するものであり、変化に応じた対応を模索し続けなければ実態に合わなくなる。細心の注意を払って観察し、外部の声に謙虚に耳を傾け対応するほかない。
⑥「危険の存在を認め、危険に正対して議論できる文化を作る」
どのような事態が生ずるかを完全に予見することは何人にもできないにもかかわらず、危険を完全に排除すべきだと考えることは、可能性の低い危険の存在がないことにする「安全神話」につながる危険がある。危険と利便を同時に正視し、そのバランスを考慮し判断することが必要となる。
⑦「自分の目で見て自分の頭で考え、判断・行動することが重要と認識し、そのような能力を涵養(かんよう)することが重要」
想定外の事故・災害に対処するには、入手した情報からあらゆる可能性を考えて、いかに対処すべきか判断し、行動すること。平時からこのような資質や能力を高める組織運営と教育、訓練が重要だ。
今回の事故は、人間の歴史の中でも際だった大事故だ。個々の対処に不適切があったことは否めないが、現場作業の関係者の懸命な努力があった。この事故は自然が人間の考えに欠落があることを教えてくれたと受け止め、教訓を学び続けなければならない。(朝日新聞2012.7.24)
:以前視聴⇒リーゾンデートル「赤紙⇒配達人」⇒リヤカーいっぱいの資料
:⇒焼却★命令⇒赤紙⇒召集令状≒カドワカシ・勾引状⇒歴史の証拠保全感謝!
:軍閥⇒不都合⇒歴史の証拠保全感謝! ⇔「海軍400時間の証言≒言い訳会!?」
≫日本海軍 400時間の証言 第一回 開戦 海軍あって国家なし
≫日本海軍 400時間の証言 第二回 特攻 やましき沈黙
≫日本海軍 400時間の証言 第三回 戦犯裁判★ 第二の戦争
:敗戦職責大将軍人恩給負ける前の830万円⇒80万円へ「賞有 ⇔罰無!」二等兵人事考課希求!⇒恩給も2等兵!
:敗戦職責大将 尻拭かず 靖国の上座に合祀=栄典≒従二位 旭日大綬章 ⇒賞罰無⇒「二等兵降格⇒人事考課 希求!」
:弱肉強食骨太植民地主義時代⇒【戦時下⇒集合命令】⇒靖国神社 ⇔敗戦後⇒千鳥ヶ淵戦没者墓苑⇒!★※【自由意思】⇒靖国神社合祀!
「特攻隊 遺書 千通」の記事をお探しですか?最新関連記事が 20+ 件 あります。
「クローズアップ現代」なぜ遺書は集められたのか
~特攻 謎の遺族調査~
引用::: 戦後に「特務」名乗る男が全国の遺族訪問2012/8/30 12:33
引用::: 例年、先の戦争の終戦前後になると、戦争に関する題材がクローズアップ現代にも見られるものだ。今年はロンドン五輪などの影響で番組が長らく休止していたこともあり、やや時季外れとなったが、「特攻隊員の遺書」なるものが登場した。
5000人を越える犠牲者を出したという特攻作戦。その隊員が家族に出した1000通もの遺書の手紙が、海上自衛隊の倉庫の奥深くに忘れられたまま置かれていたのが、最近見つかったという。番組では、それらを読み上げ、御国のために尽くした英霊を顕彰――することは早々に切り上げ、ちょっとしたミステリーに仕立てあげた。
背後に特攻作戦指揮の元海軍中将や参謀大佐
これらの遺書は、戦後間もなく、ときに特務機関の一員を名乗る謎の男が遺族のもとを弔問などを理由に訪れ、いろいろ近況の聞き取りをするとともに集めて行ったという。しかしいったい誰が何のために?
男の訪問を受けたある遺族は、メモに男の氏名等を残していた。男は自分の訪問を口外しないよう命じていたという。番組が調べると、その正体はただの(?)民間人。しかし5年間で40道府県、2000の遺族をほとんど1人で回って歩いていたという。情報や資金を提供していたのは、戦後、海軍省を引き継いだ組織の第二復員省で、男はなかでも特攻作戦の指揮官であった元海軍中将や参謀だった大佐と密に連絡を取っていたという。
都合の悪い情報隠し、狙いは海軍復活
結局、番組はこの遺族調査や遺書回収の目的等がわかる資料・情報は発見できなかったが、元大佐はその後、特攻隊を正当化するような書物を著しており、集められた遺書7通がその著書に引用されていたという。
当時、第二復員省は海軍復活の夢を見ていたそうで、そうしたことからも、遺書回収の目的は都合の悪い情報を隠蔽したり、あるいは特攻隊を正当化することではなかろうかと想像される。
国谷裕子キャスターもそんな疑いを口にしていたが、スタジオゲストで海軍に詳しい戸一成・呉市海事歴史科学館館長は「『正当化』というと気の毒な気がする。戦時中から外道の作戦と言われた特攻をやったことへの反省や、亡くなった方への慰霊の気持ちがあった上で、行われた事業ではないか」などと話していた。
ボンド柳生
NHKクローズアップ現代(2012年8月28日放送「なぜ遺書は集められたのか~特攻 謎の遺族調査~」
畑村洋太郎・政府事故調委員長所感 2012-07-27 テーマ:原発と放射能
東京電力福島第一原発の政府事故調査・検証委員会の最終報告書が、7月23日に公表されました。
それに伴い、委員長の畑村洋太郎(はたむら・ようたろう)さんが、次のような所感を述べています。
★100年後の評価にも耐えられる教訓に
限界はありながらも、当委員会は事故と被害の経緯を相当程度明らかにできた。この知見は様々な技術を社会生活の中で活用する時、事故や被害を防止する上で有効なものとなろう。100年後の評価にも耐えられるようにするため、より普遍化された知識にまで高めることが必要だ。得られた知識を整理する。
①「あり得ることは起こる。あり得ないと思うことも起こる」
今回の事故の直接的な原因は「長時間の全電源喪失は起こらない」との前提ですべてが運営されていたことに尽きる。本来「起こりうることは起こる」と考えるべきだ。重要なのは経験と論理で考えることだ。
②「見たくないものは見えない。見たいものが見える」
自分が好ましいと思うものや、やろうと思う方向だけを見がち。東電の災害対策でもこのような心理的影響が垣間見える。自分の見方が偏っていることを常に自覚し、見落としがあると意識する必要がある。
③「可能な限りの想定と十分な準備をする」
今回は想定を超える津波に襲われた場合の備えがなかったため対応できなかった。思いつきもしない事態も起こり得るとの発想で十分な準備をすることが必要だ。
④「形を作っただけでは機能しない。仕組みは作れるが、目的は共有されない」
何をしなければいけないかを自覚して作らなければ、仕組みを作っても全体として機能しない。SPEEDIが活用されなかったのはこれの例だ。
⑤「全ては変わるのであり、変化に柔軟に対応する」
条件は常に変化するものであり、変化に応じた対応を模索し続けなければ実態に合わなくなる。細心の注意を払って観察し、外部の声に謙虚に耳を傾け対応するほかない。
⑥「危険の存在を認め、危険に正対して議論できる文化を作る」
どのような事態が生ずるかを完全に予見することは何人にもできないにもかかわらず、危険を完全に排除すべきだと考えることは、可能性の低い危険の存在がないことにする「安全神話」につながる危険がある。危険と利便を同時に正視し、そのバランスを考慮し判断することが必要となる。
⑦「自分の目で見て自分の頭で考え、判断・行動することが重要と認識し、そのような能力を涵養(かんよう)することが重要」
想定外の事故・災害に対処するには、入手した情報からあらゆる可能性を考えて、いかに対処すべきか判断し、行動すること。平時からこのような資質や能力を高める組織運営と教育、訓練が重要だ。
今回の事故は、人間の歴史の中でも際だった大事故だ。個々の対処に不適切があったことは否めないが、現場作業の関係者の懸命な努力があった。この事故は自然が人間の考えに欠落があることを教えてくれたと受け止め、教訓を学び続けなければならない。(朝日新聞2012.7.24)
:以前視聴⇒リーゾンデートル「赤紙⇒配達人」⇒リヤカーいっぱいの資料
:⇒焼却★命令⇒赤紙⇒召集令状≒カドワカシ・勾引状⇒歴史の証拠保全感謝!
:軍閥⇒不都合⇒歴史の証拠保全感謝! ⇔「海軍400時間の証言≒言い訳会!?」
≫日本海軍 400時間の証言 第一回 開戦 海軍あって国家なし
≫日本海軍 400時間の証言 第二回 特攻 やましき沈黙
≫日本海軍 400時間の証言 第三回 戦犯裁判★ 第二の戦争
:敗戦職責大将軍人恩給負ける前の830万円⇒80万円へ「賞有 ⇔罰無!」二等兵人事考課希求!⇒恩給も2等兵!
:敗戦職責大将 尻拭かず 靖国の上座に合祀=栄典≒従二位 旭日大綬章 ⇒賞罰無⇒「二等兵降格⇒人事考課 希求!」
:弱肉強食骨太植民地主義時代⇒【戦時下⇒集合命令】⇒靖国神社 ⇔敗戦後⇒千鳥ヶ淵戦没者墓苑⇒!★※【自由意思】⇒靖国神社合祀!
「特攻隊 遺書 千通」の記事をお探しですか?最新関連記事が 20+ 件 あります。
「クローズアップ現代」なぜ遺書は集められたのか
~特攻 謎の遺族調査~
引用::: 戦後に「特務」名乗る男が全国の遺族訪問2012/8/30 12:33
引用::: 例年、先の戦争の終戦前後になると、戦争に関する題材がクローズアップ現代にも見られるものだ。今年はロンドン五輪などの影響で番組が長らく休止していたこともあり、やや時季外れとなったが、「特攻隊員の遺書」なるものが登場した。
5000人を越える犠牲者を出したという特攻作戦。その隊員が家族に出した1000通もの遺書の手紙が、海上自衛隊の倉庫の奥深くに忘れられたまま置かれていたのが、最近見つかったという。番組では、それらを読み上げ、御国のために尽くした英霊を顕彰――することは早々に切り上げ、ちょっとしたミステリーに仕立てあげた。
背後に特攻作戦指揮の元海軍中将や参謀大佐
これらの遺書は、戦後間もなく、ときに特務機関の一員を名乗る謎の男が遺族のもとを弔問などを理由に訪れ、いろいろ近況の聞き取りをするとともに集めて行ったという。しかしいったい誰が何のために?
男の訪問を受けたある遺族は、メモに男の氏名等を残していた。男は自分の訪問を口外しないよう命じていたという。番組が調べると、その正体はただの(?)民間人。しかし5年間で40道府県、2000の遺族をほとんど1人で回って歩いていたという。情報や資金を提供していたのは、戦後、海軍省を引き継いだ組織の第二復員省で、男はなかでも特攻作戦の指揮官であった元海軍中将や参謀だった大佐と密に連絡を取っていたという。
都合の悪い情報隠し、狙いは海軍復活
結局、番組はこの遺族調査や遺書回収の目的等がわかる資料・情報は発見できなかったが、元大佐はその後、特攻隊を正当化するような書物を著しており、集められた遺書7通がその著書に引用されていたという。
当時、第二復員省は海軍復活の夢を見ていたそうで、そうしたことからも、遺書回収の目的は都合の悪い情報を隠蔽したり、あるいは特攻隊を正当化することではなかろうかと想像される。
国谷裕子キャスターもそんな疑いを口にしていたが、スタジオゲストで海軍に詳しい戸一成・呉市海事歴史科学館館長は「『正当化』というと気の毒な気がする。戦時中から外道の作戦と言われた特攻をやったことへの反省や、亡くなった方への慰霊の気持ちがあった上で、行われた事業ではないか」などと話していた。
ボンド柳生
NHKクローズアップ現代(2012年8月28日放送「なぜ遺書は集められたのか~特攻 謎の遺族調査~」