車まみれのNO CAR,NO LIFE!

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車を24時間365日想っている人の話

数字から見るミドルセダン

2013年04月27日 00時21分21秒 | 
今回は、ミドルセダンについて考えてみたいと思う。

一昔前まではクルマといえばセダンだった。
そのへんの子どもに絵を描かせてもボンネットとトランク付きのあの形のクルマを9割の子は描くであろう。

個人的にもセダン車は憧れの存在。
生涯に一度は落ち着いてラグジュアリーに乗りこなしたいものである。

その中でも今回は、クラウンクラスではなく、その一つ下のミドルセダンを数字から見てみたいと思う。

今までこのブログではあまり取り上げたことがなかったが、ミドルセダンといえばコンパクトカーの次に激戦区と言ってもいい存在であろうレベルで多くのラインナップがある。

クラウンクラスの国産車であればざっと大手3社の争いになるが、ミドルセダンになれば国内の自動車メーカー全社が持っていると言っても過言ではない。

それだけ多くの自動車メーカーがそれぞれ販売しているということは、消費者はミドルセダンを求めている。
理由は様々だと思うが、ファミリーで乗るのに十分なキャビンや社会的地位(ステータスシンボル)を示すものに最適だから。
さらに価格帯も200万円台後半から400万円程度までと価格帯の幅が広いというのも理由に挙がるだろうか。

さっそく、数字で見ていきたいと思う。
今の時代、このクラスに求められているのはズバリ、パワーと燃費の両立である。

燃費だけや、パワーだけの性能向上は大昔から見られるし、簡単なはず。
相反する、いわばトレードオフの関係にある要素をいかに引き上げ、どこで折り合いを付けるか。
様々な考えのユーザーに提供する各メーカーの戦略がうかがえる。

1.まずはパワーの比較から。このクラスで踏み込んでも坂を登っていかないとか、論外。(今どきそんなクルマはなかなかないが・・・)

メーカー・車種/PS・kgf.m

マツダ・アテンザ20/155・20.0

マツダ・アテンザ25/188・25.5

マツダ・アテンザXD/175・42.8

ホンダ・アコード20/156・19.3 (2013.3.生産終了)

スバル・レガシーB4(20)/300・40.8

トヨタ・マークX V6 3.5/318・38.7

トヨタ・マークX V6 2.5/203・24.8

トヨタ・カムリ2.5/205・27.5(システム出力)

日産・ティアナV6 2.5/185・23.7

日産・ティアナ2.5/167・24.5

日産・スカイラインV6 3.7/330・36.8

日産・スカイラインV6 2.5/225・26.3

馬力で見ると日産・スカイラインV6 3.7、トルクで見るとマツダ・アテンザXDがダントツのパワーを誇る。

2.次に燃費。さすがにこのクラスでもガソリン垂れ流し並みの燃費は時代に反するので注目したいところ。

メーカー・車種/JC08モード燃費/L (燃料種類:ハイオク:h、レギュラー:r、ディーゼル:d)

マツダ・アテンザ20/17.4 r

マツダ・アテンザ25/15.6 r

マツダ・アテンザXD/22.4 d

ホンダ・アコード20/13.2 r (2013.3.生産終了)

スバル・レガシーB4(20)/12.4 h

トヨタ・マークX V6 3.5/10.0 h

トヨタ・マークX V6 2.5/11.8 r

トヨタ・カムリ2.5/23.4 r

日産・ティアナV6 2.5/10.4 r

日産・ティアナ2.5/11.4 r

日産・スカイラインV6 3.7/9.4 h

日産・スカイラインV6 2.5/11.4 h

一番低燃費なのはやはりトヨタ・カムリ2.5。
でもランニングコストの観点で考えてみるとクリーンディーゼル車のマツダ・アテンザXDに軍配が挙がる。

すべてをざっと見てもこんなに違う。
次に価格比較をしたいのだが、調べ疲れたので今回は割愛させていただく。笑

使い方や求めるものが人によって違うからこれがいい!なんて一概には言えない。

だが、もしも自分が選ぶのであれば上記の数字だけを見た場合、マツダ・アテンザのクリーンディーゼル仕様を選びたい。

なぜならば、十分なパワーと低燃費性能。さらに燃料単価が安い。3拍子でいいこと揃い。

はっきり言って、このクラスにクリーンディーゼル車をぶち込んできたマツダには拍手をしたい。

しかも、クリーンディーゼル車の価格は290万円からとこのクラスでは常識ある価格。

数字からもわかる通り、トルクフルな走りを考えれば選ぶ魅力は十分に揃っているはずだ。

さらに、MT仕様まで用意してくれている。

自動車好きにとっては、涙が出るほどうれしいハナシに違いない。

競合もこのクラスにディーゼル車を投入し、どんどん盛り上げていただきたい。
期待してもいいはずだ。

DOHCなど多くのシステムの先駆け者であったマツダならばクリーンディーゼルを広めることなど朝めし前の仕事なのだろうから。

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この度アルバイトを転職し、某Tレンタカーで働くことになりました。
その業界の方がいらっしゃいましたら、いろいろ教えてください。

でも本業は大学生です!笑