つい4つくらい前の記事でもつぶやきましたが、1年経つのは早いものですね。
もうすぐ、我が家にINSIGHTが納車されてから1年が経とうとしています。
約1年前の
記事で「また今度、写真などを入れて詳しく書きます。」と書きましたが、
書くタイミングを逃していたので、今回は、INSIGHTインプレッションを書きたいと思います。
1年振り返ってみていろいろなことがありました。
初めての高速クルージング。初めての
アクシデントでエアバッグを体験したことも。
そんな経験豊富なTYPERが、今日はモータージャーナリストになりきります。笑
INSIGHT~Gタイプ~189万円
HONDA INSIGHTは2009年2月に発売されてから1ヶ月で1万8千台の注文を受けてしまった。
価格は189万円~当時初めての200万円を切る本格HVにクルマ好きを始め、多くの人が注目した。
それまではトヨタがHVの価格を勝手に決めて、HV=高いんでしょ?という印象を持たせたが、
このINSIGHTが発売されてから高額な印象を覆したと同時に、日本の大衆HVは比較的安価になった。
また、INSIGHTは「Hybrid for Everyone~どんなに先進のテクノロジーでも、たくさんの人に届かなければ意味はない~」を合い言葉に開発され、比較的安価かつ快適を実現した。
{スペック}全長×全幅×全高=4390×1695×1425mm/ホイールベース=2550mm/車重=1190kg/駆動方式=FF/1.3リッター 直4SOHC8バルブ(88ps/5800rpm、12.3kgm/4500rpm)、モーター(14ps/1500rpm、8.0kgm/1000rpm)
エクステリア
はじめに、エクステリアを見てみよう。
クルマのデザインは自動車の命とも言えるほど重要なものである。
フロント
ヘッドライトをプロジェクタータイプにすることで薄型を実現し、シャープなマスクになった。
リア
フロント、リアとも水素自動車「FCX CLARITY」を連想させ、近未来的とも言えるデザインになっている。
ヘッドライトはハロゲンヘッドライト。(Gタイプ)夜間は頼りなく、視界が悪いのが残念だ。
テールライトはLEDを採用しており、低電力消費にリアデザインを上手く演出している。
また、空力を意識し、運転席の上が一番車高の高い部分となる。
インテリア
インテリアで乗っている気分や満足度が変わることもあり、意外と重要である。
前席
さっぱりとしていて大変使いやすい。
ダッシュボードには高級感がなく、ポップに仕上げられている。
メーター周りにはカーボンのように細工してあり、スポーツを感じさせる。
また、時代背景を反映しており、シュガーライターは無く、プラグがある。
後席
運転席の上が一番車高の高くなっている事があだとなり、ヘッドルームが狭い。
165cmの人が座ると髪の毛がさわってストレスになる。170cmの人が座るとほとんどスペースがなく、長時間は座っていられない。
それ以上の身長の人は座れないだろう。
3台目のプリウスのように後席のヘッドルームの改善が必要となってくるだろう。
コクピット・メーター
タコメーターもあり、HVだが走りにこだわりを求めるHONDAらしさが伺える。
スピードメーターはタコメーターと分割され、少し視線を変えるだけで目に入る。瞬読性を追求した。
また、スピードメーターの背景にはアンビエントメーターがあり、エコドライブをしているときには緑。
そうでないときは青に光る。これも、エコアシストのひとつである。
一方、カラフルなのが気になる。
ドライビングに集中できない!なんていう声もあるかもしれない。
賛否両論だろう。
トランクルーム
INSIGHTはHVの課題になっていたIPU(インテリジェントパワーユニット)のコンパクト化に成功した。
そのため、今までのHVでは難しかった大容量設計を可能にした。
フロアボード上段でも、ゴルフバッグが3つも入る。コンパクトなボディーにしてはなかなかだ。
また、フロアボードを下段にセットすれば400Lの大容量になる。
フロアボードの中央を開けばサブトランクが現れる。
ボールや小物をばらける事無く、収納できる。
また、外から見えない。
灯油のポリタンクとフィットする大きさで固定してポリタンクを積むことができる。
フロアボードを開けると、第二のトランクが出現する。
第二のトランクは発泡スチロールでできている。
周りには、牽引フックや応急パンク修理キットを備る。スペアタイヤが無いことで、軽量、小スペースとなっている。
さらに、この発泡スチロールの箱を取るとIPUが出現する。
インテリアは、全体的に見て3ナンバーサイズの割に充実している。
特にトランクルームはHVらしさを生かした設計になっている。
エンジン・運転フィーリング
エンジンは一番気になるところ。HVなんてただ燃費の良いだけのクルマなんでしょ?
と思う方もいるかもしれませんが、実は違う。エンジンは1.3リッター 直4SOHC8バルブ。
これだけだと、え~!?なんだけど、HONDAのエンジンは低燃費とハイパワーを実現するi-VTEC。
だから、1300ccで88馬力。吹け上がりも、「あーエンジンだ!」っていうくらい立派な音、反応がある。
HVと言うと半分電気というイメージかもしれないが、INSIGHTは電気2エンジン8くらいの比率である。
また、HONDAのIMAはパラレル式と呼ばれるHVシステムを採用している。
パラレル式とは、エンジンから充電せず、回生ブレーキのみで充電する方式である。
一方トヨタ プリウスはシリーズパラレル式を採用し、エンジン、回生ブレーキの両方から充電している。
ここも好みがハッキリ別れるところだ。
INSIGHTは、ニッケル水素電池を7個積んでいる。
そのため、ためられる電力が少ないのが残念だ。
山道を走ったとき、上りでは途中で電池が無くなってしまい、途中からアシストされない。
だが、下りではMAXチャージされ、途中からチャージされなくなる。
運転フィーリング(ドライバーより)
エンジンは文句のつけようがない。1300ccしかないなんてウソのようである。
加速時はモーターがスーっとアシストするため、リニアな加速をする。
だが、足はあまり良くない。(マイナーチェンジ前)
高速道路のつなぎ目ではどすん。どすん。
車線変更では考えられないほどの揺れがある。
先月のマイナーチェンジで改善されたようだから、試してみるのもいいだろう。
ハンドルも軽すぎず重すぎず、ファミリーカーとしては妥当なところである。
また、さらなる燃費改善ECON(イーコン)がある。簡単に言えばエコノミーモード。
エアコンの出力を抑え、アイドリングストップ機能の延長をしたり、エンジンの回転を制御したりする。
これをonにしていると、なかなかいい音が聞けなかったり、加速がいまいちだったり、リアの安定が悪くなったりするような気がする。
まとめ
今まで長々と紹介してきました。
INSIGHTはプリウスと違い、あくまでアシストのハイブリッドカーなんですね。
燃費も良く、今まで通りエンジンと対話しながら走りたいと言う人には絶対オススメです。
HONDA INSIGHTに興味を持って頂けたでしょうか?
今クルマの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
(文、写真=TYPER)
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