マダカスカル原産の”ホウオウボク(鳳凰木)”、燃えるような赤い花は
真夏の青空によく映えます。
街路樹としても人気があり、県内各地で見ることが出ます。
(那覇市の花木に指定されています)
こちらも街路樹として人気の”クルチ(リュウキュウコクタン)”。
落葉が少なく地質を選ばないため維持管理が容易、三線の棹にも
使われています。
(市町村の木として指定:うるま市、南城市、宜野湾市他)
黄色の実を付けていますが、これが濃い紫色に変わったら美味しく
食べられるそうです。
そして備瀬の並木道ですっかり有名になったフクギ(福木)。
(市町村の木として指定:本部町、恩納村、読谷村他)
風害や塩害に強く耐火性もあることから県内各地に植えられ、我々の
生活をいつも守ってくれている有難い木ですが、
(樹皮からは紅型で使う黄色の染料が採れます)
問題はその実。とっても美味しそうですが人はもちろん鳥も、そして豚の
えさにもなりません。唯一オオコウモリの好物ですが、さすがに食べきれ
ないようで、道に落ちた実は腐り異臭を放つので掃除も大変。
10分で小さなバケツ一杯になりました。
とりあえず半分に割ってみると大きな種がり、実は見た感じ美味しそう。
ちょっとだけ食べてみましたが、少し渋みはあるもののほんのり甘く、
生食は無理でもジュースやジャムなら全然いけそう。
でも、ちょっぴり不安になったので、地元のアニキに念のために確認。
※このアニキは、昔はセミ・カブトムシ・毛虫などの昆虫類に野草などあらゆるものを食し、
ヤギや豚も自分でさばくことができます。
きっとこの方なら美味しい食べ方を知っているはずだと思って電話すると、
「フクギの実は食べないよ」
「えっ??一度も食べたことないんですか?」
「ないよ」
「どうしてですか?」
「食べる物じゃないから」
食べる物じゃないって・・・。他にもっと凄い物いくらでも食べてるのに。。。
でもアニキが食べたことないのならきっと何かあるはずなので、
食べるのは止めて苗木でも作ることにします。