無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

慣習を打破し、女性や若者の意見を採りいれる

2015年03月18日 07時40分08秒 | 選挙改革
おはようございます。昨日は、72人の方々にアクセスいただきました。有難うございました。

月曜火曜と、朝10時より午後5時まで、教育福祉常任委員会が行われました。5時に終了しましたが、もし、議論が白熱し、時間が延長となったとすれば、私は喜んで参加しますし、これは当然だと考えています。また、ただ参加すれば良いのか?事前学習と復習も必要です。このような意識を持つことは、非常に重要だと考えております。

本日は事務整理日となっており、役所に行く必要はありません。もうすぐ彼岸ですので、墓参りに行きたいと思います。

さて、私は女性や若者の目線・意見を議員活動に採りいれたいと考えております。我々は、慣習の中で、「これは当然のこと」と思い込む傾向があります。例えば、先日報告させていただいた災害公営住宅の一部がペット可になった件ですが、当初は、皆が「無理だ」と考えておりました。ペット可仮設住宅居住市民も、同様に「無理だ」と考え、ペットを処分するか、別の貸家を探すかの選択を迫られていました。そんな中、「言いたいことがある」と同席した妻が、「ペット可仮設住宅居住者が住むための災害公営住宅が、ペット不可なのはおかしい。災害公営住宅をペット可にすればいい」と言い出しました。一瞬、皆が絶句しました。仮設にお住まいの市民も、「それは全く考えていなかった」とのことです。市営住宅はペット禁止ですので、誰もが「無理」だと考えていたわけです。その後、運が味方したのか、FBでいわきの災害公営住宅がペット可である記事を見ました。その情報を確認し、いわき市や福島県等他の自治体等にも電話で現状確認をさせていただきました。アイディアや情報の後は、私の出番であり、粘り強く行政に訴え続け、調査を重ね、議会で質問を行います。
皆が集まり意見を出すことの大切さ、また女性目線・若者目線という慣習に縛られない方々の自由なアイディアの大切さを痛感する出来事でした。

これは選挙改革にも言えると思います。我々は慣習の中で、当然だと考えていることが多々あります。例えば、選挙事務所に事務所開き。これを当然だと考えているのではないでしょうか?前回、「事務所開き」をしませんでした。その後も共働き家庭のように、留守番電話にメッセージをいただくようにして、皆で外出しました。これに関して、選挙や政治に全く無関心であった妻の意見が衝撃的でした。

「事務所を開かなければいけないとか、事務所開きを盛大にしなければいけないという法律があるのか?」


ありません。公職選挙法を守ることが大切であり、それ以外は、慣習であって、守る必要はないわけです。

また、選挙時には、殆どの立候補者が、「お祓い」をしますが、前回は、これをしませんでした。これに関しては、

「立候補者全員がお祓いするってことは、お祓いした人も落選するってこと?」

という素朴な質問を妻から受けました。返す言葉がありません。その通りです。神頼みを全員がすれば、神様もお困りでしょう。困る前に自分が努力をすることが大切。お金ではなく、神社に行くとか、他の方法もあるように思います。

今回は、後援会長でもある妻の意見を採りいれた例を紹介させていただきました。女性や若者の意見を聞くというのは大切なことだと思います。もちろん、採用できない奇抜なアイディアもありますので、その際には却下理由を説明します。

選挙事務所に行ったことのない方々の方が、新鮮な発想をお持ちです。我々のように、選挙を経験している者は、慣習を当然だと思う傾向があり改革が難しい。今後も、女性や若者の発想を採りいれていきたいと思います。