無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

災害公営住宅(ペット可棟含む)、鍵引渡し式

2015年05月14日 05時18分06秒 | 動物愛護
おはようございます。昨日は、74人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

12日、白河市葉の木平に建設された災害公営住宅の鍵引渡し式が行われました。この災害公営住宅には、ペットが同居可になったために、ペット可仮設住宅から、ペットと共に入居できることになった方々がいらっしゃいます。ペットと共に行き場を失っていた被災者の方々は、年末年始、不安なお気持ちで過ごされたことと思います。大変遅くなりましたが、良い結果となり、私も苦労が報われた思いです。

その他、入居希望なのに、入居申込書が送られてこなかったご家庭から相談をいただき、担当課に入居条件等を確認したところ、申請可能の方であることがわかり、行政上の手違いと確認され、入居申込ができるようになりました。良かったです。
また、仕事の都合上、4月の入居申請が間に合わず、困っていた方もいましたが、6月上旬に再募集があることを伝えたところ、大変喜んでおられました。足を運んで仮設の皆様とお話しさせていただいた甲斐がありました。自分のことのように嬉しい気持ちになりました。

震災から4年。被災された方々も、新しい生活を始めることになります。

しかし、県全体を見れば、どうでしょうか。いわき市と白河市は、災害公営住宅がペット可となりましたが、他の市町村はいまだ、ペット不可だと聞いております。ペット可仮設住宅に住んでいた方々は、どうされたのでしょうか。殺処分という悲しい最後を選ばれるとすれば、残念でなりません。もし、これが郡山市であれば、どうでしょうか。先日、郡山保健所に電話をして、殺処分等についてお聞きしました。郡山保健所は、職員さんたちが迷い犬等については、保護した周辺の家庭を訪問したり、電話を掛けたりと、返還に向け大変な努力をされており、殺処分数が非常に少ないそうです。それも、人を噛んだなど、飼育が困難な犬に限られているそうです。多分、近い将来、郡山市は殺処分ゼロになるでしょう。素晴らしい努力だと思います。

先進自治体は、通常様々な面で進んでいます。郡山市のような先進地であれば、行き場を失くした犬がいたとしても、殺処分されることはないでしょう。しかし、県内いわき市と白河市以外の自治体では、災害公営住宅はペットは不可であり、保健所に持ち込めば即日殺処分。同じ県の中で、これだけの差があるわけです。

まさに、動物の扱いは、その自治体の先進度を示すともいえます。白河市、頑張っていますので、誇りにできると思っております