かあちゃん弁当の会とは大玉村内の一人暮らしの高齢者等に対して、お弁当を作って届ける活動をしているボランティア団体です。
お弁当を作る調理ボランティア、お弁当を届ける配送ボランティア、お弁当に付ける絵手紙を描く絵手紙ボランティア、どんなお弁当を作るか献立を考えるボランティア等様々な役割があり、全員で100人強のメンバーがいます。
そのかあちゃん弁当の会が設立して20周年を迎えるということで、本日3月26日に記念祝賀会を実施しました。ですが、ただありきたりな祝賀会をやっても盛り上がりに欠けます。
ということで、祝賀会をかあちゃん弁当の利用者とかあちゃん弁当の会のメンバー、更には来賓等もお招きして、お弁当を自分たちで作って、会食もかねた祝賀会を実施しました。
というわけで、昨日から調理の下準備や会場準備をしていたのですが、本日は朝8時30分から、かあちゃん弁当の会の本日の祝賀会に協力出来るメンバーが集まって調理をスタートしていました。
本日のお弁当はいつにも増して豪華なお弁当なので、改善センターと保健センターの2ヶ所に分かれて調理をしています。
さすがに大ベテランの皆さん、今日のおかずはびっくりするぐらいに盛り沢山なのですが、手際よく調理をしていますね。
そして出来てきたおかず等をお弁当に盛り付けます。
「これだけの大人数でお弁当作りをすると楽しい」という声が聞こえてきましたが、皆さん楽しくお話しながら、それぞれの作業をこなしていました。
そして完成したお弁当がこちらです。
どうです、このボリューム!
そしてなんとおかずが多いことでしょう!!
お弁当が完成したので、せっかくですから集合写真を撮らせてもらいました。
そして、お弁当が完成するのに合わせて、かあちゃん弁当の利用者も到着しました。
役者が揃ったところで、いよいよ祝賀会が始まりました。
まずはかあちゃん弁当の会の落合会長の挨拶から始まりまして、
大玉村社会福祉協議会の浅和会長から祝辞を頂戴しました。
大玉村議会の佐藤議長には乾杯のお言葉を頂戴し、
みんなでアルコールではなく、お茶で乾杯です。
みなさん楽しそうにお話をしながら、和やかに会食は進みました。
そしてせっかく集まっていただいたのですから、美味しいお弁当を食べていただくだけでなく、身も心も満足していただこうという事で、アトラクションとしてまずは、
三瓶英子さんと三瓶キミさんによる「金婚祝い酒」の祝舞を舞っていただきました。
次に、このブログでも度々登場していただいている、
野内隆天先生によるマジックショー。
最後に
先ほどの三瓶英子さんと三瓶キミさん、それに伊藤正子さんによる「だんな様」の舞踊。
その後全員で
青い山脈、幸せなら手をたたこう、ふるさとを歌いました。
この祝賀会を実施するにあたって、かあちゃん弁当の会の役員の皆様は全部で6回も打ち合わせを行いました。かあちゃん弁当の会が設立20周年を迎えるという事で、記念事業をどのような形で実施するのかから始まり、記念誌の作成、祝賀会の実施の骨組みを作り、詳細を取り決めという形で、進んできました。
そしてこれだけ大きな式典ですから、役員だけで出来るわけでなく、かあちゃん弁当の会のメンバーの協力があって、そして利用者の参加もあってこそ無事に成功することができました。
私事になりますが、かあちゃん弁当の活動日にお弁当を届ける配送ボランティアが都合があって来れない時に、お弁当を届けに行くことがあります。
そうすると夏の暑い日も、冬の寒い日もわざわざ外で待っていてくれる利用者がいました。「具合が悪くなったら大変ですから、家の中にいてください」とお声かけすると、「せっかくそういう中お前さんが来てくれるのに、私だけ家の中にいたんじゃ悪いばぃ」と言われたことがあります。
そんな風に言って頂いて、かあちゃん弁当の会の活動はなんて素晴らしいのだろう、と改めて思ったことがありました。
また上記のようにかあちゃん弁当の会ではお弁当を届ける際に、毎回絵手紙が付きます。そうするとこの絵手紙も毎回楽しみにしてくださっている方も多いようで、ずっとかあちゃん弁当を利用されていた方がお亡くなりになった際に、その息子さんがわざわざ社会福祉協議会の事務所に、「ばあちゃんが亡くなったからタンスを整理していたら、これまでの分のかあちゃん弁当の絵手紙を大事にしまっていたのを見つけた。毎回お弁当が届くのを、そして絵手紙を読むのをとっても楽しみにしていたようだ」とお礼を言いにきてくれました。
このような素晴らしいエピソードが多々あるかあちゃん弁当の会の活動ですから、今回20周年の節目を迎えましたが、今後も30周年、40周年を目指して継続して活動をしていただけたら幸甚です。
それにしても美味しいお弁当でした。
普段はあまり食べないと言われている私でも、このお弁当は美味しく、ついつい肩で息するぐらいに食べてしまいました。
とうちゃん弁当の会良いですね。
今のところ、とうちゃん弁当はありませんが、お父さん方もかあちゃん弁当の会でお弁当を作ったりするのは出来ないけれど、届ける事はできるからと配送ボランティアで協力してくださっている方がいます。
「自分が出来ることを出来る範囲で行い、結果として利用者の笑顔につながる」これがボランティアで、地域福祉の基本で、大事な部分ですよね。
本当に素晴らしい活動ですね☆これからもたくさんの高齢者の方に喜んで頂けると良いですね♪
応援しています(^^)/
それにしても、お弁当おいしそうだなぁ☆
うちでは、こないだ、父ちゃんが、餃子を手作りして、持って来てくれました
美味しく、ありがたく、嬉しく、食べました
実家の、母ちゃんは亡くなってしまいましたが、父ちゃんが頑張ってくれているようで、嬉しかったです
ぜひ、とうちゃん弁当の会も、企画してみてください[E:riceball]