午後は、避難者を受け入れている 自治体社協及び避難している自治体社協の 担当者から、それぞれの避難者支援活動 について報告がありました。 大震災直後と比べれば 当然でしょうが、各社協ごとに 避難者支援事業が県内各地で 展開されているようです。 市町村社協同士だけでなく NPOや企業との連携も 継続的に進んでいるようです。
思うのですが、震災前は社協という 組織の認知度は今ほど大きくはなかった と思います。 それが、災害対策、ボランティア受け入れ、 そして私たちのような生活支援相談員による 見守りや相談対応など様々な避難者支援活動 で、一気に陽の目を見た(?!)かもしれません。 現在は、200名程の生活支援相談員が県内各地で 社協において避難者支援活動をしています。 生活支援相談員も日々の業務とともに 全体として経験値が上がっているようです。 ただ、このように書くと、『社協が、社協が』と 独りよがりを言っているように聞こえるかも しれませんが、決してそうではありません。
大震災直後は、全国から多くのボランティアや 支援物資がこの福島県にも届きました。 何より、行政だろうが民間だろうが 協力し合える者は誰でも繋ぎ合える そんな状況でした。 しかし、東電の原発事故に伴う放射能各種の 拡散により、地震、津波、と次々起こる 事態に翻弄され、未だに復興を感じ始める ことが全体で出来ぬのが福島県ではないでしょうか。
来週は東日本大震災から4年目を迎えます。 避難されている方々にとっては 『もう4年…まだ4年…』という 状況でしょう…か…
『未来、未来』ということさえ、 震災直後のテレビCMのように 連呼されたものと被ったりもします。
そう感じるのは自分だけなのか とも考えたりします。
それぞれの避難者が それぞれの決断をしていくなかで 何を成すべきなのか… そういうことを改めて 考えさせられた研修でした。
発表者の皆さま お疲れさまでした。
文責 大玉村社会福祉協議会 生活支援相談員 佐藤拓未