週末ですね。明日から3日連休の方も多いことと思います。
ということは、今はまさに夢の3連休に向けて、うきうきわくわくしていますかね。
ドキドキしていた。僕は父さんの目を見ることができずに、ただうつむいていたわけで……。
というと、あの名作ドラマ北の国からの名シーンを思い出しますね。
と、いつもながら余談が長くなりましたが、
11月19日に大玉16区で活動している竹の子サロンの方と一緒に、
二本松にあるJICA二本松さんへ見学に伺わせていただきました。
まずはJICA二本松の永井さんからJICAではどのような活動をしているか(ここについては私が拙文で紹介するよりもJICAさんのHPをご覧いただいた方が分かりやすいです)、青年海外協力隊として海外でどのような活動をしているのか、などについてお話しをしていただきました。
現在JICA二本松では103名の青年海外協力隊として世界に巣立っていく皆さんが、語学研修をメインとして70日間の訓練をしているそうで、この訓練が終わると、はれてそれぞれの任国で2年間の活動となるそうです。
JICA二本松で訓練をしている皆さんは、東南アジア、中東、アフリカの23ヶ国へ行き、それ以外の国へ行く方は長野県のJICAの訓練所で訓練をしているそうです。
実際海外で活動している様子の映像を見させていただいたのですが、その中で、
「一緒に活動することが重要で、やってあげてばかりでは頼りきりになってしまう。一緒に、これがないと私がいなくなった後に困ることになるだろうから、そうならないように一緒にを心掛けて活動しています」というようなコメントが印象的でした。
確かに、なんでもやって、頼られる存在になるのはその方がいる2年間は良いかもしれませんが、いなくなってしまってから、その国の方々は困ってしまいますもんね。その国の長期的な成長を考えたら、一緒に活動して、人を育てることが国を育てることにも繋がるはずです。
人を育てる、と言えば、JICAさんに途上国等を中心とする各国から、うちの国ではこういう人に来てほしい、という依頼では教育関係が4割を占めるそうです。
教育に投資をして、人を育てる、それがやがて国を成長させる、ということに多くの国が気付いている証拠ですね。
そのような非常にためになるお話をしてくださったので、聞く方も真剣です。
座学の後は、JICA二本松さんの中を案内していただきました。
日本の国旗の右隣りの国旗はどこの国旗か、分かりますか。
私は残念ながら分かりませんでした。
答えはご自分で検索してみてください。
と言ったのでは身もふたもないですから、答えを書きますとモンゴルの国旗だそうです。
この国旗の前で毎朝国旗掲揚を行い、国旗に対するリスペクトの気持ちを養うそうです。
JICA二本松では上記のように70日の訓練期間がありますが、この訓練機関の間に中学校の2年間の英語の学習時間に匹敵する時間の勉強を行うそうです。しかも多くて5人程度の少人数制で、各国のネイティブスピーカーの先生方と濃密な語学学習の時間を過ごし、更には空いている時間等(ほぼ空いている時間はなく、自分で時間を見つけて、と書いた方が正確な表現かもしれません)を活用して、独りで勉強をするわけですから、きっとこの期間である程度は話せるようになるのでしょうね。
ちなみにおそらく皆さん気にするであろう、2年間の海外でのボランティア活動を終了して、帰国してからの就職について、年々企業等の求人数が増加しているそうです。具体的に2009年には304件の求人数だったのが、2013年には2506件と、4年の間に求人数は8倍以上になっています。
グローバル化が進み、海外で活躍してきた人材を多くの企業等で欲しがっている証拠ですね。
ちなみにJICA二本松で訓練している方々の生の声が聞きたいという場合には、毎月第2木曜日に13:00から14:00までFM-MotCom(周波数77.7MHZ)で放送しています。またふくしまFM(周波数81.8MHZ)でも福島県内で活躍している青年海外協力隊経験者の方のお話を聞く番組を毎週土曜日8:30~8:55まで放送しています。
是非これから世界に羽ばたこうとしている訓練中の方の声や、世界で活躍してきた方の声を聞いてみて下さい。
世界も、自分も、変わるかもしれませんよ。