東日本大震災の際に、世界の国々から日本へ日頃お世話になっているからと多数の寄付が寄せられました。
ではこの「日頃お世話になっている」というのは誰がお世話しているのでしょうか。
ODAでの援助の事を言っている場合もあるでしょうが、それよりももっと人が人にお世話になるという目に見える関係があるからこそ、「日頃お世話になっている」という表現になるのだと思います。
それでこの世界の国々でインフラ整備のための技術を伝えたり、スポーツや学術等の指導をしたりしているのが、青年海外協力隊の皆さんです。
青年海外協力隊の施設は日本に2ヶ所、福島県の二本松と長野県の駒ヶ根にあります。
そのうちの二本松にあるJICA二本松へ本日(7月7日)、大玉11区で活動しているTOBUサロンの参加者22名と行ってきました。
JICA二本松に到着すると、ロビーに世界地図をあしらった立派な陶芸作品がありました。
この作品はJICAのOBの方が作られたそうで、世界各地に寄付されており、なんと国連本部にも展示してあるそうです。
JICA二本松では海外へ行くための語学を始めとした様々な学習を1期70日の期間で実施しており、東日本大震災及び福島第一原発事故の影響で減少していた時はあったとしても、概ね1期180人程度、年4回で4期600人がJICA二本松で海外で活躍するための翼を磨いて巣立っていきます。
という話を
JICA二本松の永井さんが説明してくれました。
サロンの参加者の皆さんは、自分もこれからJICAのシニアボランティアに応募して、世界の為に貢献するぞ、という心持で真剣に聞き入っていました。
本日は普段なかなか行けないJICA二本松の施設見学という事で、いつもよりもサロン参加者の人数も多く、総勢22名の参加がありましたので2班に分かれて施設見学をさせていただきました。
上述の永井さんと、上の写真の渡邉さんです。
訓練員の方が生活する部屋を見せてもらったのですが、余計なものが何もありません。これは雑念を振り払って勉強に取り組むためと、任国へ行った際のギャップの軽減、そして部屋は個室でも一歩外に出れば誰かが常にいるような環境で、協調性を高めるための訓練だそうです。
廊下を歩いていると、
上部に看板を見つけました。母国語である日本語すらおぼつかない、満足に書けない話せない身としては、 他国語は従順なイエスマンの如く「Oh,yes!」しか言えないなぁ、なんて考えていたら、
この言語の種類を見ると、どこの国の言語かも分からず、もちろん話せないからイエスマンにすらなれないことに気付きました。
授業部屋は
このようになっていて、少人数制できめ細やかな授業が行われています。
このブログを読んで少しでも青年海外協力隊に興味を持った方がいましたら、是非自分の力を世界で試す機会ですので、JICAの門を叩いてください。
最後に永井さん、渡邉さんにも入ってもらって、全員で記念撮影をさせていただきました。
そういえば、大玉社協は今年度で法人化20周年ですが、JICAも今年度が設立20周年と言う記念イヤーで、よく新聞を見ると「〇〇の国の料理体験」と言ったことで、世界各地の料理を実際にその国で活動してきた方のお話を聞きながら食べれるという、素晴らしいイベントを実施されていますので、新聞をくまなくチェックしてみてください。
そしてJICA二本松を後にして、大玉村内のレストランで
美味しいランチを食べてきました。
脳も胃も大満足のサロンとなったようです。