南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

8月の嘉徳川

2010年09月15日 22時42分07秒 | リュウキュウアユの塩焼きで一杯やりたい
実のところ8月15日の話ですから、一月も引っ張る必要もなかったんですが、まぁ、やる気がなかったので。
宇検村芦検の豊年祭の帰りに、「そういや川はどうなってるんだ?」ということで寄ってみました。



今回は、まず浜へ下ります。



浜の砂は深く抉られ、軽い音を立てて川は流れています。



先月、8月の高潮に期待する旨を記しましたが、ここまで期待通りに砂が運び去られていると、「オレは預言者か?」とか。



まぁ、実際のところ、この川は本来こういう姿なんでしょう。
だから数少ないリュウキュウアユの繁殖地として現在に至ってるのだと。
冬場の河口閉塞も、今より頻度は低かっただろうけど、まったく起こらなかった訳ではない。



それが極端になったのは、やはり「開発」が原因なんだろう。
と、見てきたようなことを言う。



いい天気だったので、嘉徳・青久線をそのままだらだらと走る。
海に直接流れ落ちる《篠穂の滝》の展望ポイントも、夏草に覆われて「あと一歩」を踏み出すのが怖い。



いい気分で青久への分岐を通過し、市集落への最後の下り坂に入ろうというところで、森が山から剥がされているのが目に入る。



残された木も、たんにワイヤーを掛けるためだけの存在だ。
ワイヤーの必要がなくなれば、容赦なく切り倒されるのは疑いない。



現金が必要なのは判りますけどね、
いまさら島の産業構造をチョイチョイっと変えられないのも判りますけどね。


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