南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

6月と7月の嘉徳川

2010年08月14日 00時09分18秒 | リュウキュウアユの塩焼きで一杯やりたい
いささか事情がありまして、5月は嘉徳に行けなかったのです。
それなりに忸怩たる気分で居たら、地元新聞にこんな記事が載りました(ちょっと下へスクロールして下さい)。

6月になってさらに事情は進展し、「こんなBLOGなんてやってて、なんの意味があるんだ?」とも思いつつ、それでも嘉徳川だけは見て来ようと出かけたのは最後の日曜日でした。



この日は大潮。
干満の具合は、ちょうど中間の時刻。



川は力強く海へと流れ下っています。



満潮時は、海が浜の奥まで満たすのだろう。



川面を飛び交う虫を追って、魚が跳ねています。

以上、6月28日午後5時20分から40分頃にかけて撮影。


さて、人のうわさも七十五日と申します。
とっくに忘れている方も多いと思いますが、今年の梅雨入りは平年より4日早い5月6日でした。
そして梅雨明けは7月15日。
平年より17日遅かったのだそうで、つまり平年比で3週間も梅雨の期間が長かったんだそうで。
さぞかし記録的な降雨量だろうと思いきや、5月6月7月の3ヶ月間の降雨量は997mmと、2001年からの10年間で3位。1961年からの50年では18位、1911年からの100年間では44番目なのだ。
つまり、長いスパンで見ればごくごくフツーの梅雨。
少雨化が進んでいる現在でも「ちょっと多め」でしかない。
このカテゴリーでは何度も触れてる、奄美大島の少雨化傾向がはっきり見えてしまいます。
最終的にそんな統計結果が出てくるとはツユ知らず、「ようやく梅雨明けかよ」とか文句を垂れつつ行ってきた7月の嘉徳川河口です。



この日は、最初に浜へ下ります。
潮汐は大潮、時刻は干潮から1時間が経過したところです。



すこし川の水量が増えたような気がします。



潮に取り残されて息絶えたか。



河口が大きく蛇行しています。



いつもの高台から見下ろします。
砂の堆積量はかなり増え、8月の高潮が崩してくれなければ、河口閉塞が発生するかもしれません。
産卵も溯上も終わった今、あまり心配はしていませんが、あんまり堆積されると、次に崩すのがたいへんなんじゃないかと微妙に気になる今日この頃。

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