「朝8時集合」ということで、
「行けるワケねーだろ」と思っていたら、珍しいことに7時半に目が覚めた。
場所は家から歩いて6分走って5分のうどん浜公園。
「写真だけ撮って来よう」と出掛けると、老師と弟子A・Bの3人しかいない。
なんで? ときけば、
「Tさんのクルマのバッテリーがあがって2人レスキューに行った」
ちなみに弟子Bは夜の仕事からそのまま来たので、完全に見学体勢。
マンツーマンでの老師の指導を見ながら写真を撮っていたけど、退屈なので参加する。
まずは呼吸法から。
これがオモシロイ。
横隔膜を意識するのは普通の腹式呼吸と一緒なんだけど、
吸うときに横隔膜を上げて、
吐くときに横隔膜を下げるんだ。
これで胸郭(アバラ骨)を前後に拡げて、ついでに息を吐くときに下腹が出るように意識して、「内臓の循環を良くする」んだって。
ちなみに、西洋式発声では、
吸うときに横隔膜を下げて、
吐くときに横隔膜を上げる、
胸郭はなるべく動かさない(胸郭よりは腹部の動きを意識する)、
この動作を助けるために舞台俳優や声楽家は腹筋を鍛える(横隔膜自体は不随意筋といって、それ単体では自分の意志で動かせないので腹筋を使って間接的に動かす)んだ。
若い頃、「ちゃんと声を出すために、これこれこうしなさい」と教え込まれたことの真逆に近いことをやるわけだ。
意識するほどデキなくなるオレ。
ヤバイ、ハマリそうだ
声を出すことを長年、観察してきて(オレの場合、うたうことよりもかたることの割合が多かった。最近、うたうことの割合が急増中)、「日本古来の発声って、ドンナモンなんだろうな?」つー漠然とした疑問がアタマの中をもぞもぞと動き回っている。
もちろん、能や歌舞伎なんかを齧ってみればそういう疑問は解消されるんだろうけど、オレにとってこの疑問は《解決したい》疑問じゃなくて《いろいろ遊んで愉しむ》ための疑問だから、べつに解消を急ぐ必要はない。
太極拳と「声を出す」ことは直接の関係はなさそーに見えるけど、呼吸法とはすなわち発声法である。
しかもゆったりした動作でむやみに心拍数を上げないのだからして、オレの(いくらか衰えの見えはじめた)脳細胞はヒサビサにいい刺激を受けたのだ。
しかし、なかなかムズカシイな、この呼吸法
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弟子たちが徐々に揃ってきたので、老師は型の指導に移る。
TVでたまに見るあの、どっちかというと《マヌケな》動作だ。
途中、途中で老師が動作の意味を説明してくれる。
サスガに武術だけあって、それぞれブッソーな意味があるんだね。
片足を前に出したら、次は手首の力を抜いた両手を肩の高さまで前に出して、引き足側に引く動作。
これは「相手の方を掴んで手前に引いてバランスを崩す」動き。
続いて引いた両手を胸の高さで押し出す動作。
これは「バランスを崩した相手を押し倒す」動き。
カラダに左側に『大きなボールを抱えたつもりで』両腕でわっかを作り、上に上げた手を下げるのは
「相手の蹴りを抑える」動作、
下に構えた腕はミゾオチの前に出して「相手の接近を阻止する」動作。
説明が難しいんで他は省略、つーか、だいぶ忘れたし。
老師のオモテの顔は、誰よりも品行方正を求められる職業なんで、ブッソーな意味を説明しながらもそれなりに抑制が効いてるんだけど、これが超武闘派のタナカ・リジチョーだったらなどと思い出し笑い。
ふだん使わない筋肉を使ったのか、終わって家に帰ろうとしたら、早くも両足の付け根がダルくなっていたのだった。
ちなみに、白いカンフー着が老師。
指導を受けているのはオレではありません。
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「行けるワケねーだろ」と思っていたら、珍しいことに7時半に目が覚めた。
場所は家から歩いて6分走って5分のうどん浜公園。
「写真だけ撮って来よう」と出掛けると、老師と弟子A・Bの3人しかいない。
なんで? ときけば、
「Tさんのクルマのバッテリーがあがって2人レスキューに行った」
ちなみに弟子Bは夜の仕事からそのまま来たので、完全に見学体勢。
マンツーマンでの老師の指導を見ながら写真を撮っていたけど、退屈なので参加する。
まずは呼吸法から。
これがオモシロイ。
横隔膜を意識するのは普通の腹式呼吸と一緒なんだけど、
吸うときに横隔膜を上げて、
吐くときに横隔膜を下げるんだ。
これで胸郭(アバラ骨)を前後に拡げて、ついでに息を吐くときに下腹が出るように意識して、「内臓の循環を良くする」んだって。
ちなみに、西洋式発声では、
吸うときに横隔膜を下げて、
吐くときに横隔膜を上げる、
胸郭はなるべく動かさない(胸郭よりは腹部の動きを意識する)、
この動作を助けるために舞台俳優や声楽家は腹筋を鍛える(横隔膜自体は不随意筋といって、それ単体では自分の意志で動かせないので腹筋を使って間接的に動かす)んだ。
若い頃、「ちゃんと声を出すために、これこれこうしなさい」と教え込まれたことの真逆に近いことをやるわけだ。
意識するほどデキなくなるオレ。
ヤバイ、ハマリそうだ
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声を出すことを長年、観察してきて(オレの場合、うたうことよりもかたることの割合が多かった。最近、うたうことの割合が急増中)、「日本古来の発声って、ドンナモンなんだろうな?」つー漠然とした疑問がアタマの中をもぞもぞと動き回っている。
もちろん、能や歌舞伎なんかを齧ってみればそういう疑問は解消されるんだろうけど、オレにとってこの疑問は《解決したい》疑問じゃなくて《いろいろ遊んで愉しむ》ための疑問だから、べつに解消を急ぐ必要はない。
太極拳と「声を出す」ことは直接の関係はなさそーに見えるけど、呼吸法とはすなわち発声法である。
しかもゆったりした動作でむやみに心拍数を上げないのだからして、オレの(いくらか衰えの見えはじめた)脳細胞はヒサビサにいい刺激を受けたのだ。
しかし、なかなかムズカシイな、この呼吸法
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弟子たちが徐々に揃ってきたので、老師は型の指導に移る。
TVでたまに見るあの、どっちかというと《マヌケな》動作だ。
途中、途中で老師が動作の意味を説明してくれる。
サスガに武術だけあって、それぞれブッソーな意味があるんだね。
片足を前に出したら、次は手首の力を抜いた両手を肩の高さまで前に出して、引き足側に引く動作。
これは「相手の方を掴んで手前に引いてバランスを崩す」動き。
続いて引いた両手を胸の高さで押し出す動作。
これは「バランスを崩した相手を押し倒す」動き。
カラダに左側に『大きなボールを抱えたつもりで』両腕でわっかを作り、上に上げた手を下げるのは
「相手の蹴りを抑える」動作、
下に構えた腕はミゾオチの前に出して「相手の接近を阻止する」動作。
説明が難しいんで他は省略、つーか、だいぶ忘れたし。
老師のオモテの顔は、誰よりも品行方正を求められる職業なんで、ブッソーな意味を説明しながらもそれなりに抑制が効いてるんだけど、これが超武闘派のタナカ・リジチョーだったらなどと思い出し笑い。
ふだん使わない筋肉を使ったのか、終わって家に帰ろうとしたら、早くも両足の付け根がダルくなっていたのだった。
ちなみに、白いカンフー着が老師。
指導を受けているのはオレではありません。
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去年あたりから密かにちょくちょく覗かせてもらってました。
実は去年、鹿児島に家を買ってしまったんで。
いや、まだ住んでないんですがね。
買った時はもうさっそく引っ越そう思ってたんですが
仕事がちょっとありまして、いまだにいつ引っ越せるかわからんのですョ。
仕事といっても悲しいくらいの低賃金の季節雇用なんですが、
鹿児島であらたに仕事探すのも超たいへんそうだし。
あ、買った場所は霧島というところの山間部です。
まだ鹿児島県民になるには時間かかりそうです。
うれしいなぁ、何年ぶりだろう?
いろいろ積もる話もありますんで、よかったら
ootama696@mail.goo.ne.jp
までメールください。