ちょうど2年前の今日、「宇宙戦艦ヤマト2199」が劇場公開されました。
そして1年前の今日、MBS系列で「宇宙戦艦ヤマト2199」の地上波放送が始まりました。
偶然なのか意図的なのか、共に4月7日です。
4月7日に何があったのか。
それは、1945年4月7日に日本の運命を決すると言ってもよい、
「坊ノ岬沖海戦」
が、あった日です。
日本海軍が発動した天一号作戦によって、残された連合艦隊が沖縄へ水上特攻に向かう途中、
アメリカ軍に迎撃され、その多くが撃沈、または航行不能になり味方によって沈められ、敗退した海戦です。
その連合艦隊の中心であった戦艦大和もまたアメリカ軍の攻撃によりその身を海中に没した。
宇宙戦艦ヤマトファンの方でしたら、日付までは知らなくても戦艦大和が坊ノ岬沖に沈んだ事はご存じでしょう。
実はその船体が真っ二つに折れてしまっていることも。←これだと、ヤマトのお話に繋がらないので、これは脳内で無かった事に(苦笑)
宇宙戦艦ヤマトは、私が初めて「アニメーション作品」を意識した作品です。
それまで見ていたのは「テレビマンガ」と言う認識でした。
ヤマトによってアニメを意識してから、私の世界がどのように広がったのか…
は、書きだすとキリが無いので割愛します。
しかし、ヤマトが無ければ今の私が居ないと言う事は確かです。
先日の記事で、父方祖父が天一号作戦に参加し、九死に一生を得て生還した事を書きました。
終戦時7歳だった父ですら、祖父から戦時中の詳しい話は聞いていないそうです。
大和とともに駆逐艦で出撃し、撃沈した駆逐艦から辛うじて僚艦に救助された事ぐらいしか知らないそうです。
その話を基に色々と調べた結果、
祖父が乗艦していたのは、「磯風」か「浜風」
救助した僚艦は「雪風」か「冬月」らしい。としか判りませんでした。
磯風と浜風はヤマト2199第1話で艦名のみ出てきます。両艦とも沈みますが(T_T)←変な所で史実と同じ
冬月は完結編で、自沈を決めたヤマトの乗員を収容した艦。
雪風はヤマトファンなら言わずとも知れた、古代守の乗艦で、沖田司令の旗艦キリシマを撤退させる為の楯となった艦。
今までは記号的に聞いていた艦名でした。
しかし、その4艦のうち2艦に祖父が関係していたと判った今、ヤマト2199の第一話を見直すと、不思議な感情が湧いてきます。
僚艦に救助され生還した祖父は自宅待機となりました。
海軍の艦船がほぼ壊滅してしまったのですから、仕方のない事です。
そして、8月15日。
玉音放送を聞いた祖父は
「これからどうなるか判らんが、行ってくる」
と、所属していた舞鶴へ向かったそうです。
祖父は士官でしたから、敗戦となった以上その身をどう処せられるかも判らない。
だけど軍人としては行かなくてはならなかったのでしょう。
結果、無事に祖父は戻って来たそうです。
祖父が海軍に所属していた事は小学生の頃に聞いて知っていました。
しかし、少尉として駆逐艦に乗艦し、天一号作戦に参加していたとは、つい最近まで知りませんでした。
私がヤマト好きだと知っていても父は話そうとはしなかったのです。
もしかしたら祖父が目撃したであろう、大和の撃沈。
その大和から地球を救う為に新たなヤマトが抜錨、発進したのがこの日なのです。
大和の死とヤマトの生。
それは表裏一体。
大和とその時代の日本の哀しい記憶は後世に伝えていかねばならないでしょう。
そして、ヤマトの未来は若い人達に繋いでもらいましょう。
できればヤマトが希望の下で発進出来る事を願って。
祖父の話を聞いた事で、心新たにヤマト2199を受け止める事が出来そうです。
ヤマト2199のリメイクに携わったスタッフとキャストの皆様に心から御礼申し上げます。
祖父は私のヤマト好きを知っていたかどうかは知りませんが、ヤマトを希望の艦として蘇らせて下さった事に感謝します。
そして、晩秋の劇場版を心から楽しみにしています。
今度実家に戻ったら、仏壇の祖父にヤマト2199の事を報告します。
祖父が守ろうとして守れなかった大和は、今、ヤマトとして私の希望になっていると。
追記
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この様子を祖父が見たらどう思うのでしょうか。
きっと苦笑することでしょう。
でも、こうやって駆逐艦に民間人が足を踏み入れられる今の時代を喜んでくれると思います。
どうか、この平和がいつまでも続きますように…。
そして1年前の今日、MBS系列で「宇宙戦艦ヤマト2199」の地上波放送が始まりました。
偶然なのか意図的なのか、共に4月7日です。
4月7日に何があったのか。
それは、1945年4月7日に日本の運命を決すると言ってもよい、
「坊ノ岬沖海戦」
が、あった日です。
日本海軍が発動した天一号作戦によって、残された連合艦隊が沖縄へ水上特攻に向かう途中、
アメリカ軍に迎撃され、その多くが撃沈、または航行不能になり味方によって沈められ、敗退した海戦です。
その連合艦隊の中心であった戦艦大和もまたアメリカ軍の攻撃によりその身を海中に没した。
宇宙戦艦ヤマトファンの方でしたら、日付までは知らなくても戦艦大和が坊ノ岬沖に沈んだ事はご存じでしょう。
実はその船体が真っ二つに折れてしまっていることも。←これだと、ヤマトのお話に繋がらないので、これは脳内で無かった事に(苦笑)
宇宙戦艦ヤマトは、私が初めて「アニメーション作品」を意識した作品です。
それまで見ていたのは「テレビマンガ」と言う認識でした。
ヤマトによってアニメを意識してから、私の世界がどのように広がったのか…
は、書きだすとキリが無いので割愛します。
しかし、ヤマトが無ければ今の私が居ないと言う事は確かです。
先日の記事で、父方祖父が天一号作戦に参加し、九死に一生を得て生還した事を書きました。
終戦時7歳だった父ですら、祖父から戦時中の詳しい話は聞いていないそうです。
大和とともに駆逐艦で出撃し、撃沈した駆逐艦から辛うじて僚艦に救助された事ぐらいしか知らないそうです。
その話を基に色々と調べた結果、
祖父が乗艦していたのは、「磯風」か「浜風」
救助した僚艦は「雪風」か「冬月」らしい。としか判りませんでした。
磯風と浜風はヤマト2199第1話で艦名のみ出てきます。両艦とも沈みますが(T_T)←変な所で史実と同じ
冬月は完結編で、自沈を決めたヤマトの乗員を収容した艦。
雪風はヤマトファンなら言わずとも知れた、古代守の乗艦で、沖田司令の旗艦キリシマを撤退させる為の楯となった艦。
今までは記号的に聞いていた艦名でした。
しかし、その4艦のうち2艦に祖父が関係していたと判った今、ヤマト2199の第一話を見直すと、不思議な感情が湧いてきます。
僚艦に救助され生還した祖父は自宅待機となりました。
海軍の艦船がほぼ壊滅してしまったのですから、仕方のない事です。
そして、8月15日。
玉音放送を聞いた祖父は
「これからどうなるか判らんが、行ってくる」
と、所属していた舞鶴へ向かったそうです。
祖父は士官でしたから、敗戦となった以上その身をどう処せられるかも判らない。
だけど軍人としては行かなくてはならなかったのでしょう。
結果、無事に祖父は戻って来たそうです。
祖父が海軍に所属していた事は小学生の頃に聞いて知っていました。
しかし、少尉として駆逐艦に乗艦し、天一号作戦に参加していたとは、つい最近まで知りませんでした。
私がヤマト好きだと知っていても父は話そうとはしなかったのです。
もしかしたら祖父が目撃したであろう、大和の撃沈。
その大和から地球を救う為に新たなヤマトが抜錨、発進したのがこの日なのです。
大和の死とヤマトの生。
それは表裏一体。
大和とその時代の日本の哀しい記憶は後世に伝えていかねばならないでしょう。
そして、ヤマトの未来は若い人達に繋いでもらいましょう。
できればヤマトが希望の下で発進出来る事を願って。
祖父の話を聞いた事で、心新たにヤマト2199を受け止める事が出来そうです。
ヤマト2199のリメイクに携わったスタッフとキャストの皆様に心から御礼申し上げます。
祖父は私のヤマト好きを知っていたかどうかは知りませんが、ヤマトを希望の艦として蘇らせて下さった事に感謝します。
そして、晩秋の劇場版を心から楽しみにしています。
今度実家に戻ったら、仏壇の祖父にヤマト2199の事を報告します。
祖父が守ろうとして守れなかった大和は、今、ヤマトとして私の希望になっていると。
追記
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この様子を祖父が見たらどう思うのでしょうか。
きっと苦笑することでしょう。
でも、こうやって駆逐艦に民間人が足を踏み入れられる今の時代を喜んでくれると思います。
どうか、この平和がいつまでも続きますように…。