一昨日の夜はムービーを見つけた興奮と、寝不足でヘンなテンションで書いてしまったわけですが。
ムービーが入っているゲームはこれ。
宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊
「イスカンダルへの追憶」「暗黒星団帝国の逆襲」とともに三部作と呼ばれているもの。
ゲームのストーリーは「新たなる旅立ち」から「永遠に」が主となっています。
が、本編と大きく異なるのは
・イスカンダルは暴走するが、スターシャは死なない
・暗黒星団帝国が攻めてきた時、守は自爆しない
ってところです。
いやもう、守くんが自爆しないというだけで私は嬉しかったですよ。
「永遠に」本編では守くんが自爆する意味が判らなかったもの…。
(古代くんを追い詰める為という、某プロデューサーの意図がありありですけど)
しかも、守くんてばヤマトの艦長に就任しちゃったりなんかしちゃったりなんかして!(笑:声が広川太一郎さんだし)
本編で艦長だった山南さんは別艦隊で司令してます。ちゃんと出てますよw
で。肝心のムービー。
「二重銀河の崩壊」のエンディングムービーなわけです。
冷静になってもう一度(っていうか何度も)見てみると、進と守と真田さんの想いが交錯して切な過ぎるのよ。
艦長である兄の命令で波動砲を発射しようとした進だが、眼前の都市にいるサーシャを思うと引き鉄が引けない。
そんな進を見て、自分が撃つと波動砲の発射レバーを奪う真田。
「彼女を育てた俺だって辛い。判ってくれ!」と進に言いながら引き鉄を引こうとした時。
無言で真田を押しのけ、守に何かを訴えようとする進を突き飛ばして戦闘班長席に座る守。
サーシャの名を叫びながら引き鉄を引く守。
それを悲しげにでも満足気に小さく微笑みながら見るサーシャ。
1分半ほどの間の、この物凄い緊張感!!
……泣いちまいました。
前回は古代くんのことを「情けない」なんて書いてたけど、とんでもない。
古代くんはサーシャを諦めたくなかっただけだったんだ。
一緒に帰りたかったんだ。
でも、状況がそれを許さなかった…。
古代くんよりも多くの戦場をくぐり抜けてきていた守くんにはそれがよく判っていた。
もうサーシャが助かることはないと。
ならば、敵兵に撃たれるよりは自らの手で…
演出的には本編よりあっさりしているんだけど、ストーリーとしてはこの上なく重い。
果てしなく重い。
そこへもってきて、声優陣が見事な演技をしていらっしゃる。
広川さん演じる守くんの「どけ、進」という押し殺した声の迫力、
守くんに縋るように「兄さん」と呟く古代くんの山ちゃん。
映像がなくても声だけでキャラクターの表情が窺える、そういう演技が出来る人達ばかりだから一層すごい迫力。
これがゲームの中でしか見られないなんて勿体ないよ。
ふう。
これだけ書くのに何回書き直したことか。
どれだけ選んでも今の想いを表すのに適切な言葉が見つからない…。
なんだか消化不良だああ。
しかし、山ちゃんてば古代くんとトチローの二役をきっちりこなしてるなあ(笑)
どちらも富山さんが演じていらっしゃった役。
富山さんが亡くなった時、もう二度と新しい古代くんを見ることは無いだろうと思っていました。
永久に古代くんを失った気がしていました。
でも、山ちゃんの声で新しい古代くんの命が吹き込まれましたね。
本編の古代くんを演じるには……な気もしますが(苦笑)、増永氏の古代くんならば山ちゃんの声はピッタリ!
増永氏古代くんで新作出ないかなぁ~(笑)
なんで山ちゃんが本編古代くんを演じるのに…かと言うと、
山ちゃんの声が甘いんですよ。ぬるいんじゃなくてSweetの甘いね。
富山さんの雰囲気に近づけるため、声の抑揚を抑えているからなのかな?
増永氏の古代くんは、少年らしさが多分にあるけど、
本編の古代くんて精神的に老成しちゃってるからねえ(Part2以降ね)。
同じ古代くんなのに、私は無意識に分けて見ていたみたい。
だから山ちゃんが本編古代くんを演じるって考えると、微妙にアレなのかもしれない。
で、それぞれの美味しいとこ取りで、私の中のマイ古代くんが出来つつあるとw
(ファンて勝手なもんだねえ)
さて、今日は「永遠に」で泣き崩れる古代くんを見るとしますか( ̄ー ̄)(鬼)