向井(シゲ先輩)に病気の事を知られてしまった拓人。
もう、隠し通す事は無理だと悟ったのか、親友である守に打ち明ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/85/39f0078c7abd041b7c5ff0598b687908_s.jpg)
ディスプレイの書かれた言葉を食い入るように読む守。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/e9/11fffc3853c3e79e2d05fd9a0657b66d_s.jpg)
そして愕然とする。
「(治らないどころか、この先には死しか無い)」
とっさに
「メグミちゃんには話したの?」
と、問うが、拓人は「絶対に言わないでくれ」と、言うだけだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/85/2b75ac2acc07ad8ca30d3a0fe75f2ebd_s.jpg)
毎朝、向井とウォーキングすることになったメグは、母に色々と突っ込まれるが、拓人と別れた事を話す。
2人が別れる直前、拓人と一緒に食事をした自分が何かやってしまったのかと気にするメグの母。
だが、そこに答えは出てこない。
メグの気持ちは、まだ拓人に向いたままだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/77/64/7b1ef7412b57fdc30dc6247661af4f36_s.jpg)
職場で、左足が突然思うように動かなくなる。
何でも無いと言うふうに振舞うが、先輩アルバイトに訝しげに思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/ed/95a6a7de115951cbaae9c95c22e06546_s.jpg)
左手、左足と、少しづつ自由を奪われていく拓人。
次は何処の自由が奪われるのかが不安になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/c5/246b48bcdd580d8238e78eb5edfa2319_s.jpg)
そんな不安を抱え帰宅すると、マンションには母が来ていた。
しかし、拓人に「大丈夫?」と問うたのは、拓人の事でなく、大学を休んでいる陸人の事だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/7b/5ff7e35daacc7a252e68cfda1e42621e_s.jpg)
大学へ行かず、博物館で恐竜を見ていたと言う陸人。
メグに言われた「友達失くしちゃうよ」の一言がトゲのように刺さって、
自分を振り返った時、友達と呼べる人が居ない事に気が付いてしまったのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/6a/5e9b37d19c2036e8a396c00830cbc857_s.jpg)
翌朝、朝食を終えた陸人は「大学に行く」と言って家を出る。
陸人を見送った母は拓人に言う。
「ちゃんと見ててあげて」
その言葉に思わず拓人は
「母さんはちゃんと見てるの?」
と。
陸人の心も、拓人の病気の事も何も見えていないのじゃないかと母を責めてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/b3/37c2db7938ac45916e98bbd6cba89574_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/ce/502f29ef71a57a48258ce8a2f86ac2b9_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/8e/391940d915ee4dca60927859f120bb12_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/19/30/1243059935fc07761cce076fb5c96df1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/bf/881ec4dfc3332af7a44e70e9247cfd6a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/d6/591fe0cae65a2744227b60435a171676_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/40/df37fe8094d267d3d4e55f9121b5488d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/66/1dbf60a5ab131389e06fd3df01f4374d_s.jpg)
この映像って素晴らしいですね。
拓人が流した涙が落ちた場所に美しい色彩が広がる。
そこから芽生えた一つの芽。
高く、枝を伸ばし一本の樹になる。
青々とした葉が繁り、それはやがて枯れ、そして落ちていく。
しかし、その後に淡い桃色の花が咲き乱れる。
それは、拓人の生き様と、拓人を取り巻く人々を表現しているようで。
拓人は悲しくて、絶望して涙を流す。
でも、その涙が何かに触れた時、絶望は祈りと想いに変わる。
「生きる」と言う祈りにも似た想いは今を必死に生きて、青々とした葉を茂らせるまでに育つ。
充分に生きた!
その充足感を得て、拓人は「死」に向かう。
葉が枯れ落ち、もう死んでしまったと誰もが思った樹に美しい花が咲き乱れる。
拓人が残した想いは、人々の中で美しい花となって開花し、昇華する。
これらの映像を見て、私が勝手に思ったイメージです。
「拓人のいた時間」は、いつか周囲の人々の中で昇華され、心の中に共にあり続けるのだと。
陽菜と守が、いい雰囲気に。
見た目で判断されて、自分の気持ちを素直に言えない陽菜が、本心を打ち明けられると思ったのが守。
守になら、本当の自分を知って欲しい。
陽菜の心が優しくほぐれた瞬間。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/af/c1743df23918f87e2d60c2047210c102_s.jpg)
拓人の病気は更に進行し、左足が思うようにならなくなってきた。
自転車に乗ろうとしてもペダルに足を乗せる事が出来ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/94/65ecafcf74196cd73a2eb8040fe6abd4_s.jpg)
苛立つ拓人は、思わず自転車を地面に叩きつける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/64/33/f0aca1762d671ba2f471aff28531d244_s.jpg)
病状が悪化する中、拓人は周囲の人々に理解して貰いたいと、自分の病気を告白することに決めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/6b/7930f4c9338149531194df8c04140c81_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/15/f3/d76b2fd2f38ed09bff11e2204cee9f6a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/30/0a/098a5dc851d75e4f6fd05a046f524848_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/46/641410c732cfa41cc468e4c6aaf10e69_s.jpg)
職場で、自分の病気を打ち明け、病気について自分が書いた資料を渡す。
それを読む同僚たちの顔つきが変わっていく。
自分は突き放されるのか、不安な拓人。
しかし、それは同僚達も同じだった。
理解はしても、どこまで、どのように接したらいいのか判らない。
突き放される事は無かったが、過剰な新設に戸惑う拓人。
そんな時、守が一緒に食事をしようと言う。
拓人の様子を心配しつつも、いつも通りに振舞う守に、拓人は安堵する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/fe/8708e3f072785b5bf84225a46d3eaa62_s.jpg)
そこで守が話したのは陽菜との事だった。
2人の様子を聞いた拓人は、驚くやら面白いやら。
自分の病気の事を忘れたかのように目を輝かせて守をからかう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/15/b7/e27db9ce06a6fc1e72432c1885dc9cea_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0c/ba/7ecfdc0f94cb8f9bf906404ac2d46b67_s.jpg)
拓人の部屋を辞する守に、「捨ててくれ」と、メグとの揃いのマグカップを渡す。
もう、メグとの想い出に縋るのは止めて、新たに生き直そうという、拓人の想いなのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/01/b56ddf1f7232dab1a4cd949af5c25627_s.jpg)
前回の診察で医師に言われた「ALSと共に生きるコツ」を、拓人は医師に尋ねる。
しかし、医師は「教えなーい♪」と、笑いながら拓人に返す。
それは自分自身が病気と闘う中で見つけなければならない物なのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/1a/7f1195961e11c6c496319efd0ba9540d_s.jpg)
陸人と母と共に食事をしていると、陸人に見合いの話があったと嬉しそうに話す母。
当の陸人は面倒臭そうに「まだ早いよ」と呟く。
将来の話に加われない拓人。
食後、寛いでいた母が「そろそろ休むわ」と立ち上がった所で、思い切って母を呼び止める拓人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/32/7a1cb0b16cb4e4cefb0d3207745199d7_s.jpg)
「肩、揉んであげる」
と、言う拓人に怪訝そうな母だったが、陸人の「いいじゃん、揉んでもらいなよ」の一言に、ソファに座る。
陸人は何かを感じたのか、TVを消すとリビングから姿を消した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4e/11/68870aeef9460fafacc420d968868eff_s.jpg)
「もう、揉んであげられないかもしれないから」
と、病気の話を切り出す拓人。
その言葉に怪訝そうな母。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/aa/e4bf2101480128c00ec027822b14bb48_s.jpg)
拓人は母の肩を右手だけで揉みながら、自分の病気の事を静かに話し始めた。
筋肉が力を失って、少しづつ動けなくなっていくこと。
いつか話せなくなってしまう事。
そして呼吸も出来なくなってしまう事。
淡々と、拓人は話す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/b4/78558b5d95d3051de918113e980ef0b7_s.jpg)
母はその言葉に思わず拓人の左手に触れる。
拓人の言っている事は本当なのか?
まさか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/46/98370620c263926639943410377782ef_s.jpg)
堪らずに立ち上がって拓人の左手を取り、壊れ物を触るように触れる母。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/37/c7858ea2651e90b9c6cf18a2f60310f2_s.jpg)
あまりの事に気が動転して、「お父さんに話さなきゃ!」「その医者が間違ってるかもしれない!」
今まで陸人の事しか気にしていなかった母が、自分の事で気が動転してしまっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/41/3a/2bd09f064b789d7646aa1e65fea57494_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/70/d5/056cd1116aa13d32cf33fd27c4a81d11_s.jpg)
リビングのただならぬ雰囲気に陸人が出てきて息を呑む。
拓人は、母親にやっと本当の事が話せた事に安堵し、そして、告げてしまった悲しみに涙を流す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/49/bd/f0677f106bf5c77ed7a9fedf11b2851e_s.jpg)
メグはあの海岸に1人で来ていた。
拓人と一緒に埋めた瓶を探しに。
だけど、探しても探しても見つからない。
そう、もうどれだけ探しても、過去を振り返っても、隣に居た拓人は居ないのだ。
メグは拓人に最後になるであろう電話をかけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/19/24/571b1d2519ae6a99c48f37990c8f1787_s.jpg)
電話からメグを消す事が出来なかった拓人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/df/ec50fee89a334c5143b690941b841bd6_s.jpg)
少し電話を見つめてからボタンを押した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7b/5c/27081a001b29af0fe98878bcd6050e0a_s.jpg)
メグは何処にいるとも知れない拓人に向かって話す。
「ちゃんと終わりにしたかった」
と。
拓人もそれに頷く。
その拓人の視線の先には…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/15/fa08ffcc84ac68627f5dbc39fe7608d3_s.jpg)
メグが浜辺に立っているのを、拓人は先に掘りだしておいたあの瓶と共に見つめる。
その日はあれから3年が経っていたのだった。
メグが立ち去るのを見て、拓人は満足げに空を仰いだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/a0/db63edd1bdb7c711004027f41c593b2d_s.jpg)
1人で瓶の中の手紙をそっと開く拓人。
『恵へ
あなたのとなりには誰がいますか?
恵より』
メグの隣には、もう自分は居ない。
今、メグの隣に居るのはきっと…。
向井はメグに交際を申し込む。
そして、拓人との気持ちにけじめをつけたメグは承諾する。
今、メグの隣に居るのは向井なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1c/e5/0c40e053c35f8887a8b1ddd235d1fd61_s.jpg)
拓人は、自分が入れた手紙を開く。
だが、その手紙は…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/60/92/fee20db47b6815cefba15d99b3aa2e5e_s.jpg)
何も書かれていなかった。
目的もなく、ただ生きているだけだったあの時の拓人には3年後の自分が想像出来なかった。
3年後に、拓人は自分の人生にタイムリミットを突き付けられていた。
メグと別れ、周囲の大切な人に打ち明け、残された人生を"生きる"覚悟をした拓人は、白紙だった手紙に書いた。
『拓人へ
今を生きていますか?
拓人より』
拓人の決意だった。
次回は、拓人がもう車椅子に乗っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/cc/e22d5b86c88ecc6ab43cfe82a3332017_s.jpg)
あの決意をしてから何年経ったのでしょう。
陸人が心配げに拓人の様子を見ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/18/5c07af4d24c68551bb437427ca0952b3_s.jpg)
そして、施設で出会ってしまう拓人とメグ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/6f/22520c0fad485afc54b973b582de3c34_s.jpg)
メグと向井の結婚を知っていた拓人はメグに「おめでとう」と、微笑む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3b/ee/e99aa982ce4d71d4df7dff134ba291d4_s.jpg)
ああ、冷静に、客観的に見ようと心掛けているのに、どうしても涙腺が緩みます。
殊に今回の5話は、母親に告白し始めた所から涙腺が崩壊してしまいました。
1人の青年の生きる姿と、彼の周囲の人々を淡々と描いているだけのドラマなのに、
どうして、こんなに心を揺さぶるのでしょう。
本当に素晴らしいドラマです。
もう、隠し通す事は無理だと悟ったのか、親友である守に打ち明ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/85/39f0078c7abd041b7c5ff0598b687908_s.jpg)
ディスプレイの書かれた言葉を食い入るように読む守。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/e9/11fffc3853c3e79e2d05fd9a0657b66d_s.jpg)
そして愕然とする。
「(治らないどころか、この先には死しか無い)」
とっさに
「メグミちゃんには話したの?」
と、問うが、拓人は「絶対に言わないでくれ」と、言うだけだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/85/2b75ac2acc07ad8ca30d3a0fe75f2ebd_s.jpg)
毎朝、向井とウォーキングすることになったメグは、母に色々と突っ込まれるが、拓人と別れた事を話す。
2人が別れる直前、拓人と一緒に食事をした自分が何かやってしまったのかと気にするメグの母。
だが、そこに答えは出てこない。
メグの気持ちは、まだ拓人に向いたままだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/77/64/7b1ef7412b57fdc30dc6247661af4f36_s.jpg)
職場で、左足が突然思うように動かなくなる。
何でも無いと言うふうに振舞うが、先輩アルバイトに訝しげに思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/ed/95a6a7de115951cbaae9c95c22e06546_s.jpg)
左手、左足と、少しづつ自由を奪われていく拓人。
次は何処の自由が奪われるのかが不安になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/c5/246b48bcdd580d8238e78eb5edfa2319_s.jpg)
そんな不安を抱え帰宅すると、マンションには母が来ていた。
しかし、拓人に「大丈夫?」と問うたのは、拓人の事でなく、大学を休んでいる陸人の事だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/7b/5ff7e35daacc7a252e68cfda1e42621e_s.jpg)
大学へ行かず、博物館で恐竜を見ていたと言う陸人。
メグに言われた「友達失くしちゃうよ」の一言がトゲのように刺さって、
自分を振り返った時、友達と呼べる人が居ない事に気が付いてしまったのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/6a/5e9b37d19c2036e8a396c00830cbc857_s.jpg)
翌朝、朝食を終えた陸人は「大学に行く」と言って家を出る。
陸人を見送った母は拓人に言う。
「ちゃんと見ててあげて」
その言葉に思わず拓人は
「母さんはちゃんと見てるの?」
と。
陸人の心も、拓人の病気の事も何も見えていないのじゃないかと母を責めてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/b3/37c2db7938ac45916e98bbd6cba89574_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/ce/502f29ef71a57a48258ce8a2f86ac2b9_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/8e/391940d915ee4dca60927859f120bb12_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/66/1dbf60a5ab131389e06fd3df01f4374d_s.jpg)
この映像って素晴らしいですね。
拓人が流した涙が落ちた場所に美しい色彩が広がる。
そこから芽生えた一つの芽。
高く、枝を伸ばし一本の樹になる。
青々とした葉が繁り、それはやがて枯れ、そして落ちていく。
しかし、その後に淡い桃色の花が咲き乱れる。
それは、拓人の生き様と、拓人を取り巻く人々を表現しているようで。
拓人は悲しくて、絶望して涙を流す。
でも、その涙が何かに触れた時、絶望は祈りと想いに変わる。
「生きる」と言う祈りにも似た想いは今を必死に生きて、青々とした葉を茂らせるまでに育つ。
充分に生きた!
その充足感を得て、拓人は「死」に向かう。
葉が枯れ落ち、もう死んでしまったと誰もが思った樹に美しい花が咲き乱れる。
拓人が残した想いは、人々の中で美しい花となって開花し、昇華する。
これらの映像を見て、私が勝手に思ったイメージです。
「拓人のいた時間」は、いつか周囲の人々の中で昇華され、心の中に共にあり続けるのだと。
陽菜と守が、いい雰囲気に。
見た目で判断されて、自分の気持ちを素直に言えない陽菜が、本心を打ち明けられると思ったのが守。
守になら、本当の自分を知って欲しい。
陽菜の心が優しくほぐれた瞬間。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/af/c1743df23918f87e2d60c2047210c102_s.jpg)
拓人の病気は更に進行し、左足が思うようにならなくなってきた。
自転車に乗ろうとしてもペダルに足を乗せる事が出来ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/94/65ecafcf74196cd73a2eb8040fe6abd4_s.jpg)
苛立つ拓人は、思わず自転車を地面に叩きつける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/64/33/f0aca1762d671ba2f471aff28531d244_s.jpg)
病状が悪化する中、拓人は周囲の人々に理解して貰いたいと、自分の病気を告白することに決めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/6b/7930f4c9338149531194df8c04140c81_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/46/641410c732cfa41cc468e4c6aaf10e69_s.jpg)
職場で、自分の病気を打ち明け、病気について自分が書いた資料を渡す。
それを読む同僚たちの顔つきが変わっていく。
自分は突き放されるのか、不安な拓人。
しかし、それは同僚達も同じだった。
理解はしても、どこまで、どのように接したらいいのか判らない。
突き放される事は無かったが、過剰な新設に戸惑う拓人。
そんな時、守が一緒に食事をしようと言う。
拓人の様子を心配しつつも、いつも通りに振舞う守に、拓人は安堵する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/fe/8708e3f072785b5bf84225a46d3eaa62_s.jpg)
そこで守が話したのは陽菜との事だった。
2人の様子を聞いた拓人は、驚くやら面白いやら。
自分の病気の事を忘れたかのように目を輝かせて守をからかう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/15/b7/e27db9ce06a6fc1e72432c1885dc9cea_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0c/ba/7ecfdc0f94cb8f9bf906404ac2d46b67_s.jpg)
拓人の部屋を辞する守に、「捨ててくれ」と、メグとの揃いのマグカップを渡す。
もう、メグとの想い出に縋るのは止めて、新たに生き直そうという、拓人の想いなのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/28/01/b56ddf1f7232dab1a4cd949af5c25627_s.jpg)
前回の診察で医師に言われた「ALSと共に生きるコツ」を、拓人は医師に尋ねる。
しかし、医師は「教えなーい♪」と、笑いながら拓人に返す。
それは自分自身が病気と闘う中で見つけなければならない物なのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/1a/7f1195961e11c6c496319efd0ba9540d_s.jpg)
陸人と母と共に食事をしていると、陸人に見合いの話があったと嬉しそうに話す母。
当の陸人は面倒臭そうに「まだ早いよ」と呟く。
将来の話に加われない拓人。
食後、寛いでいた母が「そろそろ休むわ」と立ち上がった所で、思い切って母を呼び止める拓人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/32/7a1cb0b16cb4e4cefb0d3207745199d7_s.jpg)
「肩、揉んであげる」
と、言う拓人に怪訝そうな母だったが、陸人の「いいじゃん、揉んでもらいなよ」の一言に、ソファに座る。
陸人は何かを感じたのか、TVを消すとリビングから姿を消した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4e/11/68870aeef9460fafacc420d968868eff_s.jpg)
「もう、揉んであげられないかもしれないから」
と、病気の話を切り出す拓人。
その言葉に怪訝そうな母。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/aa/e4bf2101480128c00ec027822b14bb48_s.jpg)
拓人は母の肩を右手だけで揉みながら、自分の病気の事を静かに話し始めた。
筋肉が力を失って、少しづつ動けなくなっていくこと。
いつか話せなくなってしまう事。
そして呼吸も出来なくなってしまう事。
淡々と、拓人は話す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/b4/78558b5d95d3051de918113e980ef0b7_s.jpg)
母はその言葉に思わず拓人の左手に触れる。
拓人の言っている事は本当なのか?
まさか。
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堪らずに立ち上がって拓人の左手を取り、壊れ物を触るように触れる母。
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あまりの事に気が動転して、「お父さんに話さなきゃ!」「その医者が間違ってるかもしれない!」
今まで陸人の事しか気にしていなかった母が、自分の事で気が動転してしまっている。
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リビングのただならぬ雰囲気に陸人が出てきて息を呑む。
拓人は、母親にやっと本当の事が話せた事に安堵し、そして、告げてしまった悲しみに涙を流す。
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メグはあの海岸に1人で来ていた。
拓人と一緒に埋めた瓶を探しに。
だけど、探しても探しても見つからない。
そう、もうどれだけ探しても、過去を振り返っても、隣に居た拓人は居ないのだ。
メグは拓人に最後になるであろう電話をかけた。
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電話からメグを消す事が出来なかった拓人。
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少し電話を見つめてからボタンを押した。
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メグは何処にいるとも知れない拓人に向かって話す。
「ちゃんと終わりにしたかった」
と。
拓人もそれに頷く。
その拓人の視線の先には…
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メグが浜辺に立っているのを、拓人は先に掘りだしておいたあの瓶と共に見つめる。
その日はあれから3年が経っていたのだった。
メグが立ち去るのを見て、拓人は満足げに空を仰いだ。
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1人で瓶の中の手紙をそっと開く拓人。
『恵へ
あなたのとなりには誰がいますか?
恵より』
メグの隣には、もう自分は居ない。
今、メグの隣に居るのはきっと…。
向井はメグに交際を申し込む。
そして、拓人との気持ちにけじめをつけたメグは承諾する。
今、メグの隣に居るのは向井なのだ。
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拓人は、自分が入れた手紙を開く。
だが、その手紙は…
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何も書かれていなかった。
目的もなく、ただ生きているだけだったあの時の拓人には3年後の自分が想像出来なかった。
3年後に、拓人は自分の人生にタイムリミットを突き付けられていた。
メグと別れ、周囲の大切な人に打ち明け、残された人生を"生きる"覚悟をした拓人は、白紙だった手紙に書いた。
『拓人へ
今を生きていますか?
拓人より』
拓人の決意だった。
次回は、拓人がもう車椅子に乗っています。
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あの決意をしてから何年経ったのでしょう。
陸人が心配げに拓人の様子を見ています。
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そして、施設で出会ってしまう拓人とメグ。
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メグと向井の結婚を知っていた拓人はメグに「おめでとう」と、微笑む。
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ああ、冷静に、客観的に見ようと心掛けているのに、どうしても涙腺が緩みます。
殊に今回の5話は、母親に告白し始めた所から涙腺が崩壊してしまいました。
1人の青年の生きる姿と、彼の周囲の人々を淡々と描いているだけのドラマなのに、
どうして、こんなに心を揺さぶるのでしょう。
本当に素晴らしいドラマです。
最後は やはり 「死」に 向かってしまうんですか!?
そうでないと 物語全体が 死んじゃいますかね??
自己ちゅーな 願いだと どうにか 生きてほしいんですけど、もし、私が この話を 書くとしたら やはり 死に向かう ラストでしょう。
支離滅裂なコメントで 失礼しましたm(__)m
ただ、ドラマ内でその描写があるとは限りません。
「治らない病気」「治療法がない病気」であり、その進行度は人によりまちまち。
私の希望としては、拓人が目標を見つけ、それに向かって生きると決意したあたりで終わってくれると嬉しいのですけどね。
ラストシーンは、拓人が残した「何か」を映して終わるとか。
「死」という表現をするには色々な手法がありますから、きっと脚本家の橋部さんが、もっとも効果的な描き方をしてくださると思います。
私の解釈は、あくまでも視聴者側の解釈ですから。
「命のタイムリミットを突き付けられた若者が、死を目前に、どう生きるか」
ですからね。
それを通して、視聴者にも「生きる」事を考えて欲しい。って狙いみたいですから、あの樹の映像を見る限り、やはり、拓人は死ぬのでしょうね。