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ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

ヤーノシュ山が見えた!

2006年11月19日 23時00分40秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
こども列車から見える風景には時々、@(←あっと)驚くことがありました!


うちが見た限りなんですが、「この線路を境に街と農村が分かれてる」って感じなんで
す。

片やブダペストの街。


もう一方はハンガリーの平原に続く緑豊かな丘。


この2つの全然違う風景を高台からこうして列車に乗りながら臨めるなんて、それだけでも充分サプライズでした!



でも、ここの車窓で忘れてはいけないのがもう1つ!

それがこの「ヤーノシュ山」です!

標高こそ527メートルとそんなに高くないけど、街中のドナウ川沿岸からでは意外となかなか拝めなかっただけに、思った以上の大きなスケールに思わずうちだけでなく多くの乗客が歓声をあげてました!



実は、この列車を降りてから、この山に登ったんです!

次回はその「登山」のことを書いてみますね!

風と緑が身近なこども鉄道の車内

2006年11月19日 02時04分46秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
昨日の約束通り、「こども列車からの車窓」を載せよう、としたのですが・・・

これが「ピンッ!」ときたんで、相変わらず気まぐれで恐縮だけど、貼ってみました。
この方が「車内」も紹介できるんで。。。



こども列車の客車はこんな感じです。
いすはすべて木製。
そしてよく揺れます・・・

なんで、座り心地&乗り心地はあまり期待しないで・・・


でもそれを補って余るほどの楽しみはこの列車にあるんですよ!

ご覧の通り、この客車には窓が無いんです!
窓付きの列車もあるけど、全開にできます。

こうして緑豊かな風景が身近に感じられて、手軽に森林浴ができます。
森の中を走るのが多いから陽射しがあまり入らず、暑い夏でも涼しく過ごせました!

「こども鉄道」のりりしい姿!

2006年11月18日 01時14分35秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
パラチンタをおいしく食べた後、バスで郊外へと向かいました。

その目的は・・・

「こども列車」に乗ること!


「こども」だからって、あなどるなかれっ!


ここでは運転手以外、つまり車掌や駅員は全て10代の子供たち(学校の生徒)によって運営されてて、ハンガリー全土から優秀な生徒だけが選ばれる、名誉ある活動なんです。



この写真のように、列車が発着するとき、彼らは必ず「敬礼ポーズ」をとります。
まだまだおぼつかないけど、それがまたりりしくて、かわいい。。。



車内では、つまり車掌さんはもちろん切符を売ったり、さらにはお土産を売ったりと、しっかり仕事してます!

うちに切符を売りに来た車掌さんは、日本でなら「小学校5~6年生くらいの女の子」でした。。。

ちょっと内気そうな娘で、さらにめったに来ない東洋人を目にしただろうから、ちょっと怖がってたようでした。。。

ごめんね、でもこれ(顔)ばっかりはどうにもできないんで。。。



もちろんうちはハンガリー語も分からないんで、残念ながらちゃんと会話できなかったけど、その娘はきちんと仕事してましたよ!

そういった経験が「奉仕活動」として、これからの彼女、彼らの将来に活かされるんでしょうね。


ちなみにこの鉄道、ハンガリーが社会主義の時代から続けられてるそうです。
教育方針の一環として取り入れられたのでしょうが、旅行者から見れば「楽しい乗り物」としてぜひ体験しておきたいですねっ!


あっ、景色ですか?
思った以上によかったですよっ!
次回載せますね!

今年もモスクワ広場で「この」パラチンタ!

2006年11月16日 00時05分35秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
ドナウ川を超えて路面電車でモスクワ広場へ行こうとして右往左往してしまい、30分無駄な時間を使ってしまった。。。



でも、ここを外すわけには行かなかった!

「モスクワ広場の近くのクレープ屋!」

去年も行ったけど、安くておいしかったんでまたトライしました!


路面電車から降りて急いで歩いて5分でその店へ。

前回はこの店が見つけれれなくてうろうろしてしまった。。。

でも、今年は大丈夫!
道には迷いませんでしたよ!


あ、いや、大丈夫じゃなかった。。。

今年も「メニューが分からなかった」。。。


だって、全部「ハンガリー語」で書かれてるんだもん。。。



でも、「どれもみんな”クレープ”だろうから基本的なものは同じだろう!」と、「簡単に発音できそうなもの」を選んでみました。
もちろん、「それが何か」も知らずに・・・


で、そのクレープが来たら。。。

あれあれ???


去年食べたのと同じだ。。。
「(^^;)

それはチョコチップがかかって、サクランボが添えられたクレープ。

もちろん、「昨年何て言ったか」なんて全然覚えてなかったのは言うまでもありません。。。
まして今年も、そして今でも!


でも、「できたてのクレープ」は、やっぱりおいしい!


この写真を撮った後、あっという間に食べちゃいました!

値段は100円程度だったかな?
ハンガリーも物価上昇が著しい、と言われてたけど、日本よりはまだまだお手ごろですね!

店が小さいから店内もせまいけど、カジュアルな内装なんで気軽に立ち寄れますよ!


ハンガリーではクレープのことを「パラチンタ」って言います。

たとえハンガリー語が分からなくても(現地では「マジャール語」って言うそうです。)、モスクワ広場まで行ったらぜひトライしてくださいね!

美しき、でも「青くなかった」ドナウ

2006年11月15日 00時14分22秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
多少遅れたものの、お昼の1時過ぎに列車はブダペストに無事到着。

駅でお金を(ハンガリーフォリントに)少し両替して、1日乗車券を買って・・・

「さあ、モスクワ広場へ!」と思ったけど。。。

地下鉄が工事中だったんで途中までしか行かず。。。



でもそれは事前に情報を掴んでたんで、想定の範囲内!
その駅(アストリア駅)がドナウ川に近かったんで、とりあえず川岸まで行って見ました。


5分くらい歩くと橋の入口にたどり着きました。
真昼間でカンカン照りだったんで暑いのなんのって・・・
(><)

しかもドナウ川からの照り返しも加わって・・・

帽子&ミネラルウォーターが無いと、間違いなく「熱中症」になりそうな位でした。。。

まあ、時々「心地よい風」が吹いてたのが救いでしたが。。。


で、このドナウ川。
ここからの眺めはやっぱり絵になりました。
ウィーンあたりのドナウだと、あのあたりはかなり開発されちゃったから「味もそっけもない」!

でもここは橋や丘、王宮、議事堂などなど川沿いに見どころ満載だから、景色がほんときれい!


ほんとは夕方や夜景のほうがいいんだけど・・・
(それはもう去年見たけどね! 詳しくは「←ハンガリー&ルーマニア旅行」を見てねっ!)

夏の日差しが水面にキラキラ輝くドナウ川もよかったですよ!

確かに風景は美しかった!
でも・・・
ヨハン・シュトラウスにけちをつけるわけじゃないけど、「全然青くない」ぞ・・・

思いっきり茶色くにごってるし・・・

ただ、ヨハン・シュトラウスはブダペストで曲を作ったわけじゃないしなぁ~
(ブダペストをけなしてるわけではないですよっ!)

そこでふと思ったんですが。。。

一体、彼はどのあたりのドナウ川を見て、あの名曲を作ったんでしょうか

国境を越えてから食堂車でお昼ごはん!

2006年11月14日 00時56分33秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
国境を越えてハンガリーに入ったのが11時過ぎ。

ブダペスト到着までまだ2時間もあったし、朝食は7時にとってお腹が空いてたんで、ちと早かったけどお昼ごはんにしました!

幸い、この列車には「国際列車らしく」食堂車が付いてて、2両先と近かったんで、なんにもためらいもなくここで食べようと決められました。


行ってみたら、この時間にもかかわらずもう何人かがここで食事をしてました。
でも、先日ほどは混んでなくて、よかったよかった。。。


ウェイターが来る前にテーブルの上においてあったメニューを見たけれど。。。

載ってた言語が「ドイツ語」と「セルビア語」!

とうとう「英語のない列車」に乗り込んでしまったようです。。。


でも、ちょろっとだけ分かるドイツ語を頼りに(どうせ分かるのが少ないから)、すぐに決められました。

↑「Huhnerschunitzel」(鶏肉のステーキ)です!


で、「セルビア語」ですか???

・・・読めない・・・・・
「(ーー;)


ちなみに、セルビア語は「ユー語」とも言うんですよね。。。

「ユーゴスラビア」の「ユーゴ」とかけたダジャレなんですが。。。

だれ、そこでしてるのは???

・・・さむいギャグですみません。。



そんなことはどうでもいいとして・・・


どこまでも広い、そして肥沃で緑豊かな「ハンガリーの平原」を眺めてれば、待ってる時間なんてあっという間!

いい匂いと共にステーキがやってきました!
\(^O^)/

お昼ごはんのわりにはけっこうなボリュームでしたが、それでもペロっと食べちゃいましたよ!


お肉はちゃんと味がついてて「ジューシー&やわらか」だったんでソースなんか要らなかった!
ポテトにちょろっと塩を振りかけただけで充分おいしく食べられました!


ちなみに、奥の缶コーラは「Made in Serbia」。

何故かまだ「ワールドカップのデザイン」がこの時期にもサーブされてたんですが、「セルビア産の缶」がめずらしいかな、と思って、空にしてからもって帰りました。
(味は世界共通だけどね。。。)

もちろん家に飾ってます。。。

「ゆず味」ミネラルウォーター、めちゃうま!

2006年11月12日 02時14分23秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
ウィーン西駅の売店で買った「飲み物」。

実はこれだったんです!

な、なんと「ゆず風味のミネラルウォーター」だったんですよ!


ペットボトルが並んでる所で「何にしようかなぁ~」って迷ってたところにこれが目
に入って・・・

「???」
「!!!」

迷わず、これをゲット!


このメーカーのお茶味は以前飲んだことがあったので知ってました。

でも「ゆず」???
海外で、しかもウィーンで???

ボトルにもちゃんと「YUZU」って書いてあって!
ほとんと「ジャケ買い」でした。


で、肝心の味!

「さわやかでめちゃうまっ!」


微炭酸の「飲みやすさ&さわやかさ」と、ゆずの「すっきりとした酸っぱみ」が、暑い夏のヨーロッパで、日本人にとってもよく合ってるように思えました!
これ、ほんとにおすすめです!


ちなみに他にも・・・

「レモン味」
「桃味」
「ライム味」

こんなんかがあったような・・・

ごめんなさい、もう3ヶ月前のことなんで、よく思い出せなくて・・・
ちゃんと「メモ」しとけばよかった。。。
(ーー;)


なお、このボトルの大きさは「750ミリリットル」。
値段は300円近くしたし、売店だとちと高い・・・
それに普通のペットボトルより大きいんで、ちと重いかな?

でも、思わず「ごくごく飲んじゃう」ほどおいしいから、ぜひ、ぜひ試してみて!

最後に・・・
これって、日本で売ってるかなぁ~???
また飲みたいもんっ!!!

ブダペスト行きの国際列車に乗りこんだ!

2006年11月11日 00時54分31秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
ナッシュマルクトからあわただしく向かった先は・・・

ウィーン西駅でした。

つまり、ここから列車に乗るためでした。


で、行き先は・・・

ブダペスト

そう、国境を越えた「ハンガリーの首都」が目的地だったんです。


地下鉄と路面電車を乗り継いで駅に着いたのは9時45分頃。
出発は10時すぎだったんで、飲み物とお菓子を少々買ってから乗り込みました。

今回乗った列車はブダペストを経由してセルビアのベオグラード行きのインターシティ「AVALA」号。

国際列車なのに「インターシティ」とは不可解なんですが、これも「制裁」の1つなんでしょうか?
(ちなみにセルビアを通る国際列車には1つも「ユーロシティ」も「ユーロナイト」もありません・・・)


このブダペスト行き、実は正式に決めたのは前日の夜。
センメリング峠からウィーンに行く列車の中でだったんです。

つまり「最初から行く予定ではなかった」ってこと。
この日にこういったスケジュールを組むと「かなりきつい日程」になることが分かってたから、「体調次第」ってことにしてたんです。


まあ、幸い、それほど悪くなかったんで、「自分の意のままに行きたい!」と思って、ウィーンに着いた直後に窓口に並んで切符を買ったんです。

もちろん「たどたどしい」ドイツ語で・・・

「Morgen fruh mochte ich nach Budapest fahlen mit dem zug , und mit dem zug hier zu zuruckkommen am abend...」。。

(明日の朝、この列車でブダペストまで、そしてその日の夜にウィーンまでこの列車に乗りたんですが・・・)

・・・買えましたよ、ちゃんと!


ノーマルチケットだったから高かったけど(往復で1万2千円ほど!)、これで「ブダペストへ日帰り往復」が確約できてひと安心!


ちなみにこの日のスケジュールはこんな感じでした。

*朝7時前・起床、朝食

*8時・出発

*8時半~9時半・ナッシュマルクトの蚤の市

*10時・ウィーン発

*13時・ブダペスト着

*18時半・ブダペスト発

*21時・ウィーン着

*22時・市庁舎でのフィルムコンサート

*23時半・ホテルに戻る

・・・詳しいことはこれから色々書くのでお楽しみ!


あと、今だから言うけど・・・

こんなプラン、もうやりたくないよっ!!!

ちとがっかりだった「ナッシュマルクトの蚤の市」

2006年11月10日 01時52分48秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
や~~~~~~~~~~~~~~~~~っとこの旅行の「5日目」だっ!

でも、この日もスケジュールびっしりだったからまた書くと長いぞっ!
気合入れて付き合ってくれっ!?


この日は土曜日。

ウィーンの土曜日、といったらやっぱりこれですね!

「ナッシュマルクトの蚤の市」

前回、ここですんごく悔しい思いをしたんです。。
(欲しいと思ったのを一瞬のスキで他人に持ってかれた!)
なんで、今回は気合入れて行きましたっ!!!

朝、8時半、市場に到着。
もう多くの店が開いてたんで、早速「物色」し始めました。

お目当ては「お手ごろの値段の列車の模型」

見れば見るほどいろんなものが欲しくなったけど、切りがないんで、ポイントを絞って歩きまわりました。


すると・・・

ありました、ありました!!!

何軒にか、中古の模型が!

早速聞いてみました。

「Wieviel kostet das?」
\(^^;)

店員(;^^)。。「25ユーロ!」


えっ、こんな”がらくた”に4000円も?


その瞬間、一気に引きました。
一応笑顔で「OK,Danke」とは言っといたけどね。。。


その後も何件か見ましたが、どう見ても新品同様の品も聞いてみたら「15ユーロ」「25ユーロ」と思ったよりも高いっ!

これじゃ、蚤の市に来た意味がない!
街中の玩具店のほうがまし!!!


あ~~~~あっ、なんかがっくり。。。


せっかくなんで、隣の市場ものぞいて、普段着のウィーンっ子の食生活を見てみました。
おいしそうな食べ物、いっぱい並んでたなぁ~っ!

でも、買えないんだ・・・
それに時間押してたし・・・


なんで、適当に見回って9時半ごろに引き上げました。
つまり2箇所でたったの1時間・・・

これには訳があったんです。。。
(またかいっ!)

それは次回のお楽しみ!

ウィーンの夜のひと風景・・・

2006年11月08日 00時54分29秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
催しこそ逃したけど、市庁舎のライトアップに「とりあえず」満足してからホテルに戻りました。
。。。

もう11時近くだったけど、バカンスシーズンのウィーンはこんな時間でも観光客があちこち歩いてるから大助かり。
普段どおり周りに気をつけて、無事にホテルに戻れました。


その帰り道、こんな画像とりました。
確か王宮からグラーベンに通じる所だったんですが、このあたりの夜景もよかったんで、デジカメ取り出しました。

どうです、きれいでしょう???



この街はこういった風景があちこちあるから、「写真を撮りたい欲望を抑える」のにもう必死。。。


でも、感じたままに撮ること、大事だよね!


この写真の場所はおそらく他の観光地ほど注目されないんだろうと思います。

ただ、「自分が見たアングル」をより鮮明に思い出させるために、撮って残しておいてよかったです。
こういった「変化球」があると、ブログ作りに幅が広がって面白いです!

クラシックフィルムコンサートに間に合わなかったけど・・・

2006年11月07日 02時03分46秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
グヤーシュに満足して、別の店でアイスを買って、歩いて向かったのが・・・

市庁舎でした!

ここでは毎年夏に「クラシックフィルムコンサート」が開かれます。
オペラ、オーケストラ、バレエなどなどクラシックの映像が楽しめる、音楽の都ウィーンならではの催しなんです。

しかも無料!(ここがポイント!)

だから音痴の人でも「雰囲気だけ」とか「ちょっとだけ」と軽い気持ちで出かけられます。


市庁舎に近づくと段々賑わってるざわめきが耳に入ってきて、ライトアップされたその建物も目には行ってきて、段々気持ちが高まってきました!



そして、道路を渡って、近づいてみたら・・・

「あらら、やってない・・・」


「なんで?!」と思って人ごみかきわけてスクリーンに近づいてみたら・・・

今日のプログラム、もう終わってた。。。
「(ーー;)


その時、すでに夜10時半。

毎日9時から始まってたんですが、この日のは90分ほどだったんで、珍しく短かったんです。。。


もちろん事前ウェブサイトでチェックしました。
ただここにはタイトルは書いてあったけど「所要時間(?!)」が書いてなかったんです。

それがようやく分かったのが会場にあったパンフレットを見てから。
だから、こんなことになってしまったんです。。。
(・・と人のせいにする!)


「あ~~~あっ!」

思わず、そばにあったいすにへたれこんでしまいました。。。。。


でも、ライトアップされてたこの市庁舎、ほんま、めっちゃきれい!

夜空の中に浮かんだこの歴史ある建物はまさに「幻想的」!!
ついさっきへこんだことを忘れちゃうくらいうっとりしちゃいました。。。
(けっこううちって単純・・・)

・・・いや、ほんと、見とれますよ!

ウィーンでの夕食は「グヤーシュ」を!

2006年11月05日 22時51分39秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
ウィーンにはようやく陽が西に沈んだ午後8時に着きました。

ザンクト・シュテファン教会のそばのホテルにチェックインして、ひと休みしてから夕食を食べに出ました。

このあたりはまさにウィーンの「へそ」。
新宿や渋谷ほどじゃないけど、いろんな人で賑わってました。

ただ場所柄、「いかにも観光客」って人が多かったし(うちもそうだけどね)。。。
あと、「馬車」もあちこちに!

殺気だった空気とは無縁なこのあたりが「ウィーン」らしかったです。


で、夕食。
実は、場所も食べるものも「めずらしく」予め決めてました。


以前数回行ったことがあった「グヤーシュレストラン」でした。
ザンクト・シュテファン教会の横の小道を入って数分のところにあります。


ご存じない方のために・・・

グヤーシュとは。。。

パプリカを使ったスープで、元はハンガリーから来ました。
肉とジャガイモ、にんじん、豆などが入ってます。(これがオリジナル)
ハンガリーのグヤーシュはほんとに「スープ」なんですが、オーストリアのそれは「シチュー」って感じです。


このレストラン、グヤーシュを主に出してるんです。
肉をメインにしたグヤーシュはもちろん、鶏肉、魚、 ベジタリアン・・・などなどいろんな種類のグヤーシュがあるんですよ!

今回は、その中から「レバーのグヤーシュ」を選びました。


さて、このグヤーシュレストラン、店内と外とを隔てる壁の類のものがなく、天井も高いので出口のそばなら開放的!

もちろんテラスもありました。

そしてちょっとうす暗くて、落ち着いた雰囲気がすごく良かったです!
このあたりはメインストリートのケルントナー通りから少し離れてるのでわりと静か!
だから窓のそばにいても、落ち着いて過ごすことができました。



しばらく待って、おまちかねのレバーのグヤーシュが来ました!!!


レバーとグヤーシュソースの濃厚な味がよくマッチしていておいしかった!!!

体調を考慮して飲めなかったけど、「ミディアム」の赤ワインと一緒だったら、もっとおいしく食べれたかな、って思いました。

あとで思ったけど、このグヤーシュ、わりと「こってり系」だったから夏にはちょっとへヴィーだったかも。
食べ終わるころはちょっと疲れてたから・・・


なんで、秋、冬だったらもっとおいしく食べれるかもしれませんね。
以前食べた「魚のグヤーシュ」が割と食べやすかったんで(←超おすすめ!)、これでもよかったかな?!

「意地になって」車内でも峠の風景を楽しんだっ!

2006年11月05日 00時38分09秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
無人駅からいったん荷物を返してもらうため、Murzzuschlag駅に戻りました。

「さ~て、さっきの駅員さん、いるかな???」。。。
と切符売場にいったけど。。。

「えっ、閉まってる?!」

一瞬、焦りました。


でも、すぐホームに戻ったら、ソージのおばちゃんらしき人がいたんで。。。

「ここに荷物あるんだけど。。。」

ってお願いしたら。。。

「OK、ビッテ!」


ドアを開けたら、ちゃんとありました、マイスーツケース!
やれやれこれでやっとウィーンへ行ける・・・


さあ、あとはウィーンまでの列車に乗って、「さっきの峠を車窓から眺めよう!」と心待ちにしてました。


18時半、そのウィーン行きのユーロシティが到着。

これはザグレブから来た、ちゃんとした「ユーロシティ」(?!)で、オーストリアとクロアチアの客車を混結した「国際列車らしい」編成でした。


で、列車に乗り込んで、座ろうとしたんですが・・・

思ったよりも混んでた。。。


てか、「座りたい方向の席」がぜ~~~んぶ取られてた!!!

というのは、この先の峠の風景を見るのには「進行方向右側」がベストだからなんです。

だから仕方ないので、空いてる反対側の席に座りました。。。


そんなことでめげないSuzukky。

「ならば!」と思って、裏ワザを。。。。

と向かったのは食堂車。

ここならひとつ位あるだろうと思ったんで、「食事でもしながら眺めようか・・・」と目論んだんです。。。

ところが、ここも右側がぜ~~~んぶ埋まってた!


「み~~~んな分かってるなぁ~~~」

もう苦笑いするしかなかったです。。。



もうこうなったらしょうがない。
列車もどんどん峠に進んでて、迷ってる暇なんかなかったんで。。。

最後の手段、「ドアの窓から」眺めました。

そしてポイントの「カーブしたレンガの橋」を何とか動画で撮ることができました。
ほんと、「意地で」撮りました。

その動画から1コマ引っ張り出したんで載せますね。

このあたりが、前回載せたパノラマの左側の橋で、渡り終わったら大きな岩のある場所をトンネルで潜り抜けたんです。


そのシーンは、まるで氷河急行の「ランドヴァッサー橋」そのもの!
「自然との調和」をテーマに、あえて鉄を使わないで建設されたこの橋は、列車から眺めてもほんと周りとの風景に溶け合ってました。


もちろん窓は開かないし(席の窓も開かないけど)、ドアの窓も小さかったから、「充分堪能」とまではいかなかったけど、100年以上前に造られたこの「世界遺産」(←ちゃんと登録されてます!)をこうして身近に感じることができて、ちょっと感激でした。



このあたりは峠を降りきるまで急カーブと急勾配の連続なんで、ず~っとスピードが上がりませんでした。

だから本線とは、そしてユーロシティとは思えないほど「のろかった」です。
日本なら新幹線のなかった昔の横川~軽井沢(碓氷峠)、福島~米沢(板谷峠)みたいですね。

でもその「スローな峠越え」だからこそ、このセンメリング峠をより楽しめたんじゃないかな、って思ってます。

あ~~~、だったら、こここそ、普通列車に乗るべきだった!!!

タイトな日程だったから特急に乗らざるを得なかったけど、次回ここを通る機会があったら、ぜひ「窓の開く」ローカル列車で眺めたいです!

線路の近くからの撮影もなかなか!

2006年11月02日 01時17分21秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
センメリング峠のパノラマに大満足して、夕方5時半までに駅に戻りました。

誰もいない小さな無人駅。
こんな所に列車がちゃんと来るんだろうか、とちょっと心配だったけど、小さな小屋にはちゃんと時刻表があったんで(それを往きの時にデジカメで撮っておいた)、「大丈夫!」と確信しました。

そんな峠の真ん中の静かな駅だったんですが・・・

列車が通る時だけは一転します。


はるか遠くから「ガタガタ・・・」と響いてきたなと思ったら。。。

段々音が大きくなってきて・・・

やがて姿が見えて・・・


な、なんとそれは貨物列車じゃないですかっ!

迷わずデジカメ、構えました。


ただ、惜しいかな、先のパノラマでかなり動画撮ったし、この日はグラーツでもかなりカメラ使ったから、予備のバッテリーの容量も「残り少し」になってしまったんで、泣く泣く「静止画像で1枚だけ」撮っておきました。。。


峠を下る、長い長い貨物列車。
そばで撮ってたらそれはそれは迫力ありましたよ!
パノラマで見たときとはまた違った興奮を感じました。

「もっと眺めのいい」パノラマ、ついに発見!

2006年11月01日 00時57分13秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
とりあえずパノラマまで行けました。
そして絶景も見れました。

でも、何か違うんです。
TVで見た「アーチ型の橋」が一部しか見えないから。。。
なんかちょっと不満・・・


だから、数十分位してから、また別のポイントを探しに歩き始めました。
。。。

いったん廃墟のホテルの近くまで戻り、こんどはそこから反対の方向に進みました。

このあたりも木が生い茂って、なかなかポイントが見えません。。。


なんで、また道を間違えて、とんでもないところにいきそうになりました。


でも冷静になって前回ほど進まずに引き返して・・・

そして「ここかな・・・」と思った小道を進んで・・・

そしたら、徐々にひらけてきて・・・

見えてきた、見えてきた・・・と思って進んだら。。。


絶景のポイント、その2、ゲッツっ!(古っ・・・)


その風景の方向だけ木が植えられてなかったんです。
だからきれいに見えました!



実を言うと、このセカンドポイントにたどり着けたのが夕方5時近く。
スーツケースを預けてる駅に戻るための列車が5時半ごろに到着するので、「あんまりここにいれないだろうなぁ~」って思ってたんです。

でも、せっかくのこの絶景、そう簡単に手放さないぞっ!


「10分もあれば駅に戻れるから」とギリギリまでカメラ構えていました。

幸い、橋を渡り峠を登る列車の写真と動画が幾つか撮れて、よかったよかった!

橋を渡って・・・
トンネルに入って・・・
そして、また橋を渡って・・・

もう「この瞬間、独り占め!」って感じでした。



それはそれはまるで「天然記念物の動物を撮ってる」気分!
興奮で手が震えそうなのを必死に抑えながら、息を抑えて何十秒も列車の通過のシーンを撮り続けてました。

その絶景のポイント、画像をアップしときますね。
真ん中あたりに2つアーチ型の橋が見えると思います。


似たような写真ばっか載せて飽きるかもしれないよね。。。

でも、「センメリング峠ってこんないい場所なんだ」って知ってもらいたい!
だから、幾つでも貼っちゃいます!

もちろんここまで来れればベストなんだけど、時間がない人でも例えば列車に乗るだけでも充分風景を楽しめるからぜひお試しを!
ウィーン~グラーツ、イタリア方面の列車ならまず間違いなく通りますよ!