長岡から直江津への前半、柏崎まではやや山がちなところを右へ左へと蛇行しながら電車は走りました。
時間はもう7時を過ぎてるのに、空はあまり明るくなりません。。。
「どんよりとした鉛色の空・・・」とはこのことを言うんでしょうか?
降るのは雪から雨交じりのみぞれになってましたが、凍えそうな寒さであることは変わりませんでした。。。
長岡を出て40分ほどで柏崎に到着。
ここからは・・・
待望の、本当に待望の日本海沿いを走ります!!!
だって、前回はここから直江津に行こうとしたら、天気が大荒れで電車動かなくてバスだったんで!
しかもバスを待ってたら日が暮れてしまって景色なんて全然見れなかった。。。
そんなことあったんで、柏崎の駅を無事出発してくれたときはホント、感激でした!
そうして進むこと数分で・・・
日本海がお出迎えっ!
てか、やっぱり冬の日本海です。
鉛色の雲が全ての空を支配し、牙をむいて波打つその景色は、TVや映画、そして「演歌の世界」そのもの、って感じじゃないですかっ!
それを1年待って、この時、ついに、やっと見ることができました。
もう、言葉が出ません。。。。。
さらに進むと・・・
「青海川」駅。
この駅、もう15年前なんですが、「高校教師」というドラマで最終回に出てきた駅だそうです。
ウチはこのドラマを見たことはないのですが、「波打ち際にある駅」とか「きれいな夕日が見れる駅」とかで、鉄道好きの間でも有名ですよ!
こうして見ると・・・
ほんと、海が駅のすぐそばなんですね!
プラットホームの下は、もう海岸線です。
これでは風が強ければ列車が動かないわ・・・
でも、それゆえ、風景は折り紙つきでした!!!
このあと、たくさん日本海を撮ったのですが、それは次回のお楽しみ!
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ところで・・・
今日この日に、このブログを書くことが、「すごい偶然」であることに驚いてるんです。
もう報道されてるからご存知だと思いますが・・・
1月16日が、昨年夏の新潟中越沖地震から「ちょうど半年」だってこと。
もちろんこのことは、この電車に乗ってるときも意識はしてました。
実際、青海川駅あたりも「地震前の写真と比べると、なんか雰囲気が違うな・・・」って分かりましたから。。。
あの地震の後、このあたりは土砂崩れなどで数ヶ月列車が通れなかったし。。。
復旧作業がかなり大掛かりなものだったとも聞いてましたから。
今回は普通列車といえども「通り過ぎただけ」なので、それ以上詳しくこの目で知ることはできなかったのですが、少なくてもこうして旅行が無事にできたことに感謝しなければいけませんね。
そしてさらに・・・
明日、17日は・・・
阪神・淡路大震災から13年の日。
神戸もそのあと行ったけど、13年前、ここであの惨事が起きたことなんて、ほんと信じられなかった。。。
どちらの地震も多数の犠牲者が出たし、多数の住民が不自由な生活を強いられ、新潟では今でも家に戻れない日ともたくさんいらして。。。
犠牲者の方への哀悼の意と、負傷者の方と今も家に戻れず不自由な生活をされてる方へのお見舞いの言葉を、この場で申し上げたいと思います。
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今日、「この路線」の「このポイント」のブログを載せることが、「2つの大地震を思い出させるため」だったのでしょうか?
そして、これを「すごい偶然」と思うのは私だけでしょうか?
念のため言っておきますが、この日のために意図的に組んだわけでは「決して」ありません!!!
こういう形で、この日、この時に、この旅行のこの場所をブログに載せたって・・・・・・
それは極端かもしれませんが、なんか今こうして書いてても不思議な気持ちです。
ある意味、「運命めいたもの」があるのかも、って思うのは不謹慎でしょうか?
不謹慎なことを言ってたらごめんなさい。
でも、本人、本当に驚いてるがゆえに、こうして思いがままに書いてることを分かっていただければ、と思います。。。
青海川駅の海、今度は季節を変えて、夏あたり、1日過ごしてみたいです。
日が暮れるまでのんびりと。
水平線に沈む夕日、見てみたいですね・・・