ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

絵になる夜明けを見ながら・・・

2006年01月31日 00時18分18秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
ミラノを出たユーロシティはなおも暗い朝の中。
新聞をちょっと見てから、「さあ一眠りしようかな?」と思ってました。

ところが・・・
外を見たら少し空が赤みを帯びてきてたのです!
そう、もうすぐ夜明け!
ちょっとだけ帯びてたのが眠気がすぐにぶっ飛んで、コンパートメントを抜けて通路にでました。

最初はほんのりと。
でも段々と広がる、ワイン色の空が、それはそれはすごく幻想的な、まるで印象派の絵のようにその風景が現れて、通路の補助席に座りながらただ、ただ、見とれてました・・・
通路は暖房があまり効いてなかったからちょっと寒かったけど、そんなことが気になら
ないくらい、ちょっと興奮してたのを覚えてます。

そして写真も何枚か。
その内の1枚がこれです。
こんなきれいな朝、今まで見たこと無い・・・
もう、ただ感激してました。


ミラノ~ジェノヴァ間は意外と山がちで、特にジェノヴァに着くまでの数十分間はまるでアルプスの中を走ってるかのようにトンネルとカーブが続いてました。
そんなところだったので、段々明るくなってくると残雪と霧で辺りは時々真っ白!
とても地中海に向かって走ってるのが信じられませんでした。

ただ、太陽が山の上から昇り始める頃には空から段々雲が消え始め、青空とまぶしい陽射しが窓いっぱいに広がりようになりました。
そして8時40分頃、長い長~~い坂を下り終えてジェノヴァに到着。
方向転換のために10分くらい停車してた時に降りてみたら、外は全然寒くなくてびっくり!

たった1時間半でこんなに気候が変わるのか、と驚いたのと同時に、このとき初めて「地中海の近くにいるんだな」と実感できました!

いよいよミラノを出発!

2006年01月30日 02時29分20秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
3日目はミラノからニースへの移動から始まりました。

朝5時50分、睡眠時間約4時間半で起床。
でも昨日あれだけ1日中、目いっぱい動いた割には目覚めはよかったです。
\(^O^)/
荷造りをしながらテレビを見て、ちゃんと天気予報もチェック。
この日も天気はまずまず、とのことでひと安心!

チェックアウトをしたのは6時半。
ニース行きのユーロシティの出発は7時10分でまだ余裕があったので、駅までの途中でバールに立ち寄り、朝食をとりました。

バールではすでに何人ものミラネーゼが集まって朝ごはんをとってました。
その人たちに混じって自分も朝ごはん。
といっても「カプチーノ&パスタ」だけですが。
あっ、パスタ、と言ってもスパゲティの類じゃなくて、いわゆるクロワッサンやチョコレートパンのような「甘いパン」のことを言うんです。

本来はコーヒーは飲めないのですが、せっかく「今回の最後のイタリアの食事」だからと思ってイタリア式の朝ごはんを試してみました・・・

・・・な~んだ、けっこうおいしいじゃん!
ミルクの泡立ちがやわらかで飲みやすかった!
パスタも1個選んで立ち飲み食い。
入ってから食べ終わるまで10分ほどでしたが、その日常的な、そしてイタリアらしい雰囲気を朝から楽しむことができてよかったです!

6時50分頃、中央駅へ。
スポーツ新聞を買って(ガセッタ・デッロ・スポルト)ホームに向かおうとして刻印機に切符を通そうと思って立ち止まったら、なんか背中に「ビチャッ!」って音が。
いや~~な予感がしたので上を見たら・・・
「ハト」が何羽も・・・

・・・これ以上は書かないでおきますね。
念のために言っておきますが、この後、車内やホテルでちゃんと洗いましたから!

今回乗る車両は一番前!
列車が長いからようやくたどり着いたのが出発5分前!
ここからだと外がよく見えるのですが、朝7時というよりはなんか夜汽車のよう!
そんな旅立ちは海外では初めてだったのでちょっと不思議な感じでした。

コンパートメントに入るとすでに2人いました。
かるく挨拶をして荷物を片付けて、少し落ち着いたら列車は発車しました。

しばらくは広~い中央駅の構内をゆっくり走ってたのですが、依然として空は真っ暗!
そんな中、こうこうと光るライトが列車や線路を照らすシーンは、まさに冬の旅行の出発にふさわしかったです。
さあ、これでゆっくりできる、少し寝ようかな、と思ったのですが・・・

(続く!)

もう1枚ベルガモ!

2006年01月30日 00時46分51秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
話が前後しちゃうけど、もう1枚だけ貼らせてねっ!

丘の上から見たベルガモの街並みです。
先日にも書いたけど、夕焼けの陽射しが街を紅くほんのり染めて、とてもきれいでしたよ!
しかも先日降った雪がこの辺りは陽の陰になってたのでかなり残っていて、すごく絵になりました。

正直、このベルガモ、ここまでいい街だと思いませんでした。
今までなんで行かなかったんだろう?
今度ミラノに行ったとき、都会の喧騒がいやになったらここにぜひまた行こう!

ドラマティックな「サン・シーロ劇場」!

2006年01月29日 04時18分24秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
ベルガモからミラノに着いたのが午後6時。

中央駅じゃなくて「ポルタ・ガルバルディ」というもう一つの近郊列車が主に発着する駅に着きました。

ここは初めてなので、もう地下鉄に乗るまでに道に迷うこと迷うこと・・・

それに通勤客の人ごみが思ったよりもすごくて、まるで「新宿か池袋」のようでした。


ホテルに戻ったのは6時半頃。

ここでいったん夕食をとりました。
途中でトルコ料理のスタンドで買ったドネルケバブを食べました。

こんな時間にこんなもの、と思うかもしれないのですが、このあとすぐサン・シーロ・スタジアムに行ってカルチョを見て、戻るのが早くても午後11時、と言うことを考えると今食べた方がいいと思ったからです。

あと別に何でもよかったので、たまたま信号待ちをしてたら見つけたので、迷うことなくケバブにしました。

ボリュームがあるうえに値段が手ごろ、しかもすぐ食べられた!
このケバブは大助かりでした!


午後7時過ぎに再び外出。
いよいよカルチョ観戦です!!!

地下鉄とバスを乗り継いで30分程度でスタジアムに到着。

暗い夜の中に浮き出る「サン・シーロ劇場」の明かりはほんとうにファンタスティック!

でもその前に肝心なことを、そう切符を買わなければなりませんでした。

切符売場の近くに行くと、いるいる、いわゆる「ダフ屋」がごろごろ!
「チケット?」「ビリエット?」
いったい何人に声かけられただろう?
ちょっと怖かったけど、落ち着き払ってお目当ての売場を探し当てました。

「すみません、ここの席1枚欲しいんですが?」
「ありますよ、でも身分証明書見せてくれますか?」
「はい、(カバンの中をごそごそ・・)、はい、パスポート」
(中略)
「はい、切符です。ここのゲートから入ってください!」
「ありがとうございます!」

IDカードの類が必要となったのは驚きましたが、英語とイタリア語で何とかチケットをゲット!!
これでや~っと安心できました。
ここまできて「売り切れ」なんて言われたらシャレになんないですからねっ!


席はバックスタンドの2階席。
ぐるぐる階段を回って登ると、そこにはまぶしい緑の芝生と3回まであるでっか~いスタンドが広がる、まさにサン・シーロが目の前に!
もう思わずため息の連続・・・・
そして思わず写真を何枚も・・・

そんなことをしてるととなりのお兄ちゃんが・・・
「もっと撮んなよっ!」
悪い輩ではなさそうでしたが、何度も言うので言い返してやりました。

「もう何枚も撮ったよ!でもこれからもっと撮るから、分かった?」
\(^O^;)

そう言ったら黙って納得してくれました。
ここまで言えるようになったか、自分のイタリア語!
(↑ちょっとうぬぼれ)

試合時間が近づいてきたので自分の席に。
そしたら、先日書いた日本人の女性の方(以下「Oさん」と呼びますね)が隣にいて、声をかけられました。
Oさんはミラノに留学に来てる一方、ACミランの大ファンで、これまでにも何回かここに来てたとのこと。
そんな話から始まったらサッカーの話、イタリア、そしてミラノの話が止まりませんでした。

そうしてるうちに選手紹介が!
ミラノの選手には観客から歓声の嵐が!



そしてゴール裏のミラニスタは「興奮のるつぼ」と化して旗を振ったり発炎筒を揚げたり、それはそれはちょっと鳥肌が立つ風景でした。
それにしても相手チーム(アスコリ)のサポーター、ちょっとおとなしい。
今年Aに上がったばかりのせいかな?

20:30、試合開始。
序盤からミランペース。
何といきなり開始5分で、「ピッポ」ことインザーキがドリブルで持ち込んでゴール!!
スタンドのボルテージは早くも一気に頂点に!!
もちろん自分もOさんも立ち上がって歓声をあげました。

でも、これからはなかなか点が入らない・・・
いいプレーはあるものの、ツメが甘い。
まるでどこかの国の代表のように。
だから、観客もフラストレーションが段々たまってきて、凡プレーなんぞでようものなら

「ケ・コザ・ファ~イッ!(何やってんだ、おめーーっ!)」
”\(▼▼;)

近くの大柄のお兄ちゃん、かなりエキサイトしてました!
Oさん、ちょっと怖がってました。
お気持ち、よく分かります・・・
でもビューティフルプレーも連続だったから、それはそれで喜んでました。
この辺はさすがセリエAですね。
これだけでもこのスタジアムに来た甲斐がありました。

試合途中にライバルチームの途中経過が・・・

「ユヴェントス、リードされてる」と流れると大歓声!
「インテル、1点リード」と流れると大ブーイング!

・・・尋常じゃないです、サポーターのライバル意識。

ミランの試合を見に行く時は青や黒のシャツや上着は禁物ですよ!
日本代表のTシャツだってマズイかも、って彼女は言ってました。

試合は結局、このまま1-0でミランの勝ち。

Oさんと途中まで一緒に路面電車で帰りました。
この日は思ったよりも寒くありませんでした。
いろいろ防寒対策してきたのですが、幾つか必要なかったです。
Oさんも「今日はそんなに寒くないから試合に集中して見れるわっ!」と満足そう。

でも寒くなかったのは天気だけではなかったかも。
いろいろおしゃべりできて最後まで楽しく観戦できたOさんがいてくれたからだ、と思ってるんです。
Oさんも「いろいろ話せて、そして愚痴れてよかった!」って喜んでたようでした。
そう言われたら、なんとも言えない気持ちになりました。
やっぱりひとり旅してても誰かと一緒だといっそう楽しいから!

Oさんは途中で降りるので「今日はありがとう!体に気をつけてがんばってねっ!」と声をかけて別れました。
サッカーの興奮、Oさんと一緒だった時間のこと、そしてその後の1人になった寂しさが少々・・・


うん、まさに「想定外」、いや筋書きのないサン・シーロ劇場!
そんなことを思い出しながら、今までに味わったことがなかった不思議な気持ちをず~~~っと感じてホテルに戻りました。
Oさん、ほんとうに感謝、感謝です!
改めてのお礼になりますが、本当にありがとうございました。
いい思い出になりました!

ドゥオモで地下鉄に乗り換えて、ホテルに戻ったのは23時30分。
あまりお腹がすいてなかったので、「するめいか」を夜食にしてお腹を満足させました。
テキパキとお風呂に入って、翌日の支度をして、寝たのが午前1時半。
そう、「テキパキ」しなければいけない理由があったのです。
翌日は朝7時の列車に乗らなければならなかったので・・・

ベルガモのお菓子屋さんで・・・

2006年01月28日 23時50分20秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
さらにベルガモの「食べもの」、それも甘いものもいかが???


これがベルガモ名物、「ポレンタ・タラーニャ」です。
でも「ポレンタ」といってもこれは「とうもろこし」で作られたポレンタではありません。
やはり名物の「ポレンタに野鳥のローストをのせた料理」と言うのがあるそうなのですが、それと「外観が同じように見えるよう」に作られたお菓子、だそうです。

「買って帰ろうかな~っ?」と思ったけど、すごく甘そうだし。それに大きくて値段が高いっ!
しかもピザを食べたあとだったのでいまいち乗る気にならず、今回は食べませんでした。
どなたかお味をご存知でしょうか???

絵になるベルガモ・Part2!

2006年01月28日 03時02分38秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
せっかくなので、ベルガモの写真、もっと貼っておきますね。

これは旧市街に行く途中で撮った、「ヴィットリオ・ヴェネト広場から見た旧市街」です。
丘自体はここからすぐ近くなんですが、数日前に雪が降ったこともあって少々霞んで見えました。

でもこれが逆に「丘の上にそびえてる」っていう迫力をいっそう増大させてるように自分には見えました。
しかもどっかの国のような電信柱や電線がほとんどないので、きれいな風景を損ねていない!
だから、広場の時計塔とその後ろの丘と一緒にきれいに撮ることができたんですね。
そんな景観への気配りに感謝です!

ベルガモで大感激!

2006年01月28日 00時08分09秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
午後2時半頃にベルガモに到着。
車内のおじさんのアドバイスの通り、さっそくバスターミナルへ・・・と思ったら・・・

行くべき旧市街はそんなに離れてない所にあったのが見えたのです!

それで予定変更!
おじさんには悪かったけど、普通に歩けば20分程度で行けそうだったし、街の雰囲気を充分味わいたかったので、歩いていくことにしました!


駅前はどこのイタリアの街でありそうな賑わいで、バールやマックなど、いろんなお店がならんでました。
でも途中で、時計塔と丘の上にある古い町並みが一緒に見ることができる広場にたどりつきました。
あ~、何てイタリアらしい風景!
これぞ歩いてこそゲットできた「ビュースポット」でした!
もちろんここでシャッターを何回も押しました。

そんな感じで本当にゆっくり歩いたので、丘の麓に着いたのは駅から30分後。
ここからケーブルカーで上まで登りました。
駅に降りるともうそこはまるで中世の世界!
石畳が並ぶ狭い通路が続いていて、ひづめの音が聞こえてきそうな薄暗い道を歩いていると、まるで本当に何百年前かのイタリアにいるようでした。



そんな道の両側に時々立ち食いピザの店やパン屋、ケーキ屋が並んでいて、ディスプレイに並んだ食べものが本当においしそう!
ここでも何度も立ち止まってとりあえず写真に撮って、ちょっと空腹感があったお腹をとりあえず「なぐさめて」おきました。


15分くらい歩いてこの辺りの一番奥のところへ。
見晴らしいのいい所があったので行ってみると、ここでは少しだけど丘の下に街が広がってるのが見えました。
しばらく狭く暗いところを歩いてたので、それもよかったけど、解き放されたような気持ちで、思わず深呼吸してしまいました。
それがまた気持ちのいいこと!
ここまで来ただけで充分この街が好きになれました!



少し休んでから今来た道を戻りました。
お腹が相当空いてきたので、先ほどのピザ屋に行きたかったのです。
切り売り、といっても一番小さなサイズが「とある有名なガイドブック位の大きさ」、つまり正にイタリアンサイズだったので、「こんなに食べられるか?!」と心配したのですが・・・

あんまりおいしいので、10分足らずで平らげました!


そして駅前まで戻ったら今度はいきなり降りずに、城壁沿いに歩いて行きました。
途中の小さな公園では傾いた陽が街を紅く照らしてるのが見え、それがすごくきれいだったので、ここでもまた立ち止まりました。

「うわ~、ぶちきれいや!」


赤っぽい建物が多いから、それらがいっそう紅く映えて、まるで絵画の世界のようで、ちょっと芸術的な風景でした。

奥まったサンタゴスティーノ門に着いたのが夕方4時少し前。
このあとのスケジュールのこともあったので、ここで鉄道駅に引き返しました。
でもこの街の観光は自分にとってはもう充分!
往きよりは速かったけど、それでもスーパーに立ち寄って買い物をして、マイペースに戻っていると・・・

さっきの広場に着いたら、夕日がまさに沈もうとしてたではありませんかっ!
こんなきれいな夕日、久しぶり!
おそらく去年の夏のルーマニア以来では?
無意識にシャッターを押して撮れた写真がこれです!
どうです、すごいきれいでしょう?
自分の今回のお気に入りの写真の1枚なんです。

帰りの列車でちょっとしたハプニング。
確かにミラノ行きだったのですが、ベルガモを出発して間もなく往きとは全然違うルートを通って一瞬全身冷や汗・・・
でも冷静になって、停車駅の駅名と車内の路線図を照らし合わせたら、ちゃんとミラノに行くようになってたのでひと安心!
(モンツァ経由でした)

しばらくは東から西に走っていたので、列車は夕日を追いかけていました。
日本のように高い建物なんか無いので、かなり長い時間、空いっぱいに夕日を眺めることができ、さらに高いところをゆっくり川を渡るところもあって、思った以上に沿線の風景を楽しめました。
ちなみに所要時間は往きとそんな変わりませんでした。

フェラーリストアもそうでしたが、こういうのを「想定外」っていうんでしょうね。
でもこんな「想定外」なら、大歓迎!
これだけでも充分、この日は満足でした。
でも、このあと、さらに「想定外」の出来事があったんです。
前にもちょろっと書いたのですが、詳しくは次回のお楽しみに!

ベルガモ行きの車内で・・・

2006年01月27日 04時50分52秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
午後はベルガモに行きました。
ミラノから手軽に日帰り旅行ができるところと知られてるようですが、意外にも自分は今回初めてでした。

午後1時過ぎ、ミラノ中央駅を出発。(上の写真)
普通列車はまさに地元の足。
通勤、通学、買い物客、そして観光客と多種多様。
インターシティやユーロスターでは味わえないのんびりとした「日常の風景」が存分に広がってました。

ミラノの市街地を抜けるとそちこちに雪が残ってました。
どうやら数日前に雪が降ってたみたいです。
でもこの日は穏やかな晴天。
午後ののどかな冬の日差しの中、のんびりとロンバルティア平原の中を走り続けてました。

ベルガモについて聞いてみたくて、自分の前に高校生らしき女の子に聞いてみました。
でも、彼女、ベルガモには住んでなくて、しかも行ったことがないので知らないとのこと。
意外に思いましたが、これでは仕方ない・・・
「あっそうですか、分かりました・・・」と礼を言って、さらに彼女が下車するときに「アリヴェデルチ!(さよなら)」と声をかけておきました。

しばらくしてから少しはなれたところにいた初老の男性にやはり聞いてみました。

「駅から旧市街へはどれくらいかかりますか?」
「う~ん、バスだったら10分だなぁ~」
「じゃあ歩いたら?」
「1時間はかかっちゃう!バスの方がいいよ!だって坂を登るから!」
「オ・カピート!(分かりました)」

こんな感じでやりとりしましたが、ここはやっぱりイタリア人。
なおも「ベルガモのあの場所はいいぞ!~~~~~」と話しまくり!
まくしたてるほどではなかったですが、ここは日本人らしく「相づちをうって」おきました。
もちろんほとんど分かりませんでしたが・・・
「(^^;)
(じゃあ、うんうんうなずくなって!?)

そうこうしてるうちに終点ベルガモに到着。
おじさんに「ありがとう、シニョーリ!」とお礼をすると「ブオン・ヴィアッジオ!(よいご旅行を!)」と言ってくれました。
ほんの数十分だったけど、本場のイタリア語講座、そしてジモティとの会話、ちょっと感激、楽しかったです!

衝撃のフェラーリストア!

2006年01月26日 23時44分40秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
「ミラノらしい」写真を撮ってからガッレリアへ。
ここもミラノらしいんだけど、日本人密度「大」なんですぐ逃げました・・・

「(^^;))))))。。。。。

ところが、スカラ座のほうに出るとさらに日本人密度が「さらに」大!
ここでも方向急転回!

。。。。。((((((;ーー)\

この日もサン・バビラのほうに行きたかったので、右に曲がって狭い道を抜けてたどり着こうとしました・・・


すると・・・
突然、開けた所に出て、その一角に人の群がりが。
そしてよく見たら驚きました!

「フェラーリストア」

そう、この写真の店があったのです!
もちろんオフィシャル!!!
今どきながら、ここにこの店があったのをこの時初めて知りました!


店頭には本物サイズのF1マシーンが展示され、グッズも豊富で、店内、店頭、真っ赤っか!!!
まさにその衝撃は「ディープインパクト」級!!
地下2階から3階まであるこの店は、模型やゲームの玩具系、帽子やTシャツ、ジャンパーなどの衣類系、さらには本や写真集、ブランドとのコラポもあって、フェラーリグッズがい~~~っぱい!
オフィシャルショップなんだけど、なんだかまるで「博物館」のように見えました。

予備知識が全然無かったので始めは見るだけにしよう、と思ったのですが、「こんなかっこいいもの、見逃すわけにはいかない!」と段々思うようになり、最終的にハットとマウスパットを買いました。

ここでまた驚いた!!
袋がまるでブランドショップでもらうような「きちんとした」手提げの紙袋!
ヴィトンにもプラダにもひけをとらないおしゃれなデザインの真っ赤なものでした。
これ、ほんとうにかっこいいですよっ!


でも、これ持って歩いてると「いかにも観光客」ってスリのカモにされそうなので、すぐ手持ちの大きな袋に隠しました。
幸い日本に持ち帰っても全然痛んでないので、その袋持って歩こうかな、なんて考えてます。
だってこの店、まだ日本に無いんだもん!
ちょっと自慢できる、かな?!

「ミラノらしい」ひとコマ?!

2006年01月26日 02時51分42秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
2日目の午前はの~~んびりしてました!

朝は8時半に起床。
ちょうど陽が昇ってきた頃なので外を見ると天気は悪く無さそう。
天気予報を見てもこの日は晴れで先日ほど寒くは無いとのこと。

うん、カルチョ観戦、期待できそう!!

9時すぎに朝ごはんを食べて、いったん荷物を片付けて外出。
ミラノで2泊したのでそのまま荷物は部屋に置いときました。

この日もとりあえずドゥオモまで行くことに。
でも駅まではいろんなところで立ちどまり。
・・・でも、ブランド店ではありませんよ!
八百屋、果物屋、お菓子屋、そしてバールといった日常生活に欠かせない店のことですよ。!
でもそういったお店こそが面白い!
軒先にいろんな品がカラフルにいろいろ並んでいて、思わず店の中やショーウィンドウをのぞいたり写真を撮ったりしたくなっちゃうんです。
それにおいしそうだし!

だから駅まで5~6分で着くところを倍以上かけてゆ~っくり歩きました!


そして地下鉄で昨日同様ドゥオモへ。
朝日を浴びたドゥオモもまた絵になる!
でもこれだけではありきたり、と思い、まず考えたのが近くを走る路面電車と一緒にすること。

うまい具合にガッレリアと合わせても撮ることが簡単にできました。
ここまでは誰でもできるんです。

でもこんな画像もとったんです。
それがこの写真、本当は動画で撮った中からのひとコマです。
(なのでちょっと画像荒いです、毎度のことですが・・・)
ドゥオモ、ガッレリア、路面電車、そして「おしゃべりするイタリア人」です。

このまん前に「デン」と堂々とおしゃべりしまくってるおじさんたちこそがポイント!
実は最初はこの画像を撮りたくて撮ったんじゃないんです。
正直「おっさん、じゃまやっ!」って。
\(▼▼;)
でもこっちはそんなこと言う勇気の無い小心者の日本人。
なので始めはしぶしぶ撮りました・・・

でも・・・
これこそほんとに「イタリア」、そして「ミラノ」って感じじゃないですか!
普通の観光写真としてだけではなく「日常風景をも」感じるシーンだと思いませんか?

ほんとは人物を画像に入れるときは無断で撮ってはダメなんです。
でも場所が場所なんでこの人たちも「ドゥオモを撮ってるんだろう?」程度しか思ってなかったんでしょうね。
後になって「ほんとうにいいタイミングで撮れてよかった!」と本当に満足できました!

ミラノでトリノ!

2006年01月25日 23時44分36秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
もうすぐトリノオリンピックですよね。
トリノとはそんなに離れていないこのミラノでも中央駅でこんなビッグなポスターがコンコースに何枚も貼られてました。
スキー、スケート、ジャンプなどなど、シンプルだけどけっこう「アート」だったのが印象的でした。

だからイタリアではすごくオリンピックで盛り上がってると思ったのですが・・・
意外にもそんなにそれほどでもなかったです。
例えばテレビ。
むしろワールドカップのスキーやジャンプ、そしてフィギュアスケートの大会、いわば通常行われてる競技の方が大々的に紹介されてました。
新聞は言わずもかな、カルチョが毎日トップ扱い!
まあ、全部のテレビや新聞を見たわけじゃないのでそう言い切れない部分はありますが、おそらくこれからなんでしょうね。

自分も今はそれほど関心がないのですが、始まったら毎日ハイライト見ちゃうんでしょうね。
ガンバレ日本!!
(写真、載せるの遅くなってごめんなさい・・・)

1日目Part2・ミラノの夜に・・・

2006年01月25日 03時34分33秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
ミラノ中央駅の近くのホテルにチェックインしたのは夜7時半。
かなり寒くなってきてたので、あわてて手袋を出してからまた外へ出ました。

ミラノのシンボル、ドゥオモまでまず挨拶代わりに見に行きたかったので、地下鉄に乗ろうとしました。
中央駅の切符売場のそばを通ってふとそっちを見ると・・・

なんと、国際線売場には誰も並んでない!

こんなことイタリアにいた時はめったに無いから、「じゃあ、あさってのニース行きのユーロシティの指定券と切符、買っちゃおうか?!」とその場で時間や列車番号など改めて構内に貼ってある時刻表で調べて、売場へ直行!!

そしてメモを見せながら・・・
「こんばんわ!あさっての朝のニース行きのユーロシティの2等切符、1枚欲しいのですが・・・」
もちろんイタリア語で。
「あさって」を「明日」なんて言うととんでもないことになるので、そこだけは何度も念を押しました。
そしたらすんなり買えてひと安心!
あ~~~、これでニースに無事行ける!

切符の内容に間違いないことを確認してから地下鉄に乗ってドゥオモへ。
友達から聞いたとおりドゥオモは工事中でカバーがかぶさってましたが、それでも雰囲気はよかったですよ!
隣のガッレリアもそうだけど、明るすぎず暗すぎず、ほんのりと浮き出るような夜景が本当にきれいで、もう何回も見てるのに思わず何回もシャッターを押しちゃいました。
そのうちの1枚がこれです。

ここからサン・バビラまで歩いてクイックレストランに入って夜食を摂りました。
ラビオリとサラダ、そしてイチゴタルトを選びました。
もちろんおいしかった!
でも・・・結構重かったんで、最後のタルトは全部食べられなかった・・・
もったいなかった・・・
(ーー;)

さすがに長旅の疲れもあったんでしょうね、この後は無理しないで素直にホテルに帰りました。
お風呂に入ってリラックスして、ビールを少しを飲みながらテレビを見てました。
もちろん天気予報を見るために。
翌日の予報は寒いけど天気はまずまず、とのこと。
夜にサッカーを見に行く予定だったので「雨や雪が降ったらどうしよう?」と不安だったのですが、とりあえずその心配はなさそう。
ようやく安心して、お約束の「するめいか」も取り出してポリポリ・・・
もう「うめ~っ」って至福のひとときでした!

しばらくテレビを見続けてたらもう夜中の1時。
さすがに眠くなってきてベットにもぐりました。

1日目Part1・ミラノへはやれやれ・・・

2006年01月25日 01時40分04秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
月曜帰ったばかりでしたが、早速火曜から仕事!
昼からでしたが・・・思いっきり寝坊しました!!!

前日遅くまで起きてたんで「悪い予感」はしたんですが、「やっぱり!」って感じで。
幸いいつもの電車には乗れたのですが、こんな時に夜更かしするもんじゃないですね。
ちょっと反省です。


さあ、気持ちを切り替えて!
今回の旅行のこと、始めから書いてみますねっ!


★1月17日(初日)成田→ミラノ

今回も成田に泊まっていたので朝はのんびり。
しかも飛行機は13:55発だったのでゆっくり起きれました。

11時頃にチェックアウトして電車で成田空港へ。
第1ターミナルは何年ぶりだろう?
ここんと第2ばっかりだったのでどこになにがあるのか全然わからず、チェックインしてからのフリータイムは「ビギナーのように」あちこち歩いてました。
でも、ここの展望台は離発着する飛行機を間近に見ることができるので、お昼までの数十分間、気分を高めながら、でもリラックスして冬晴れの下でのんびりしてました。

午後1時半頃に搭乗開始。
「さあ、イタリア語使うぞっ!」って意気込んで入ってみると・・・
あら、あんまり明るくないのね、乗務員。
日本人乗務員はともかく肝心なのはイタリア人!
ジローラモみたいに、とは言わないけど、もっと陽気かと思ってたのに。
まるで他の国のヒコーキに乗ったみたい!
(ーー;)
まあ、その原因らしきことは分かってるんですが・・・
(その数日後、その航空会社はストライキを行ったんで)

でもそのエアキャリアの名誉のために言っときますが・・・
機内設備や機内食はよかったですよ!
席は座りやすかったし長く座っていてもそんなに疲れませんでした。
オーディオやTVのプログラムもまずまずだったし(フレンズが見れたのは◎でした!)、機内食もおいしかった!
特にお昼ご飯の「ステーキ、パスタ、サラダ&フルーツ(写真・左奥から)」はバランスと内容が大満足!
(ピントがあってなくてゴメン!)
量も結構あったけど、夢中で食べまくって10分足らずで終わっちゃいました!!


フライトは予定よりも40分以上早く午後6時にミラノに到着。
市内まではいつもは鉄道を使うのですが、今回は次の電車が発車するまでかなり時間があったので、すぐに発車するバスを使いました。
でもこのバス、イタリア人気質なのか「クレイジー」に跳ばす!!
噂には聞いてたけど、もう揺れがすごくて、始めはちと気持ち悪かった・・・

でも市内に入るとさすがにスピードを落として、それと共にミラノの街のいろんな部分を見ることができて、それはそれで良かったですよ!
今、自分が本当にミラノにいるんだな~、って移動しながら実感できたし。


あっ、とりあえず今回はここまで。
写真いっぱい貼りたいから同じ日に2度書くこともトライしますね。

この旅行で忘れなれない人たち

2006年01月24日 03時47分06秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
今回の旅行ですごく感謝したい人がいます。

1人目はミラノのセリエA、ACミランの試合でお会いした女性の方。
となりの席に座っていました。
自分が腰掛けるや否や「日本人のかたですかっ?」ってたずねてきて、それからいろんな話で盛り上がりました。

数ヶ月の短期留学でミラノに来ていて、授業は大変だけどいろんな国の人と会えるから楽しいとか。
サッカーはACミランの大ファンで、こちらもびっくりの詳しさ!
サッカーにまつわる話をいろいろ教えてもらいました。

あと、ミラノの人は日本人が思うほとイタリア人らしくない、とか。
自分も地下鉄に乗りながらそう思ったのですが、やっぱり地方によって人柄も違うんでしょうね。

そして留学生活の苦労話も・・・
違う国に住んでるのだからありえること、とは言ってたけど、やっぱり旅行してるだけでは分からない部分も知ることもできました。
「いろいろ愚痴ってごめんなさい」ってこぼしてたけど、さらに「愚痴ることができてうれしい!」って言われた時は自分も変な話、「お役にたててよかったかな?」ってこちらもうれしかったです。
やっぱりどんなに好きで留学していても、時には寂しかったりもどかしかったりすることがあるんでしょうね。

でもそんな話していてもカルチョを見てスッキリしたみたいでした!
試合内容はともかく1-0でミランが勝ったんで。
よかったよかった・・・


帰りは途中まで一緒に行きました。
自分は翌日のニース行きの電車が朝7時なので早くホテルに戻らなければならなかったけど、もうちょっとだけ一緒にいたかったかなぁ~
だってすごく楽しかったから!
自分だって、こんなに楽しいサッカー観戦初めてだったし、それに「また1人になる」のがなんか・・・と思って。
でも声をかけてくれて、しかもいろんな話ができて、この旅行が幸先のいいものになったんで、本当に感謝、感謝です!
留学生活、がんばってほしいです。


そしてもう1人います。
帰りのパリからのJALの客室乗務員の方です。

日本からのフライトがすごく遅れていたので、パリからも約3時間遅れで出発。
できるだけ早く横浜に帰りたかったので、「横浜行きの電車の時刻を調べてくれませんか?」とお願いしました。
時刻表を片手に慣れて無さそうでしたが一所懸命探してくれて教えてくれました。

で、その場でふと思いついたことが。
無理を承知で「すみません、写真を一緒にお願いできませんか?」と聞いてみました。
すると「私でいいんですか?」と戸惑ってましたが、「はい、お願いします!」と言ったら快くOKがもらえました!
そばにいたもうひとりの乗務員の人に頼んで2ショットしてもらいました。
でも、ほんとうならその人とも一緒にとってもらわなければいけませんでしたね。
不公平なことをしてごめんなさい・・・

こうなると「時刻表はこの写真のための作戦なのか??」と思われても仕方ないですね。
でも、でも、やっぱりあこがれるじゃないですかっ!
それにすごく「いい思い出」になるし。
自分にとっては今回の旅行では何よりも自分の「一番のお土産」になりました。
そして最高の形で旅行の締めくくりができました。
本当にありがとうございます。
また乗りたいです。
お仕事大変でしょうが頑張ってください!

ああ、また自分らしくない文、書いてしまった・・・
でも、この気持ちを忘れないうちに書きたかったので、見苦しいかもしれないけどもし読んでくれたらうれしいです。
自分もこんな風に「人を喜ばせられる人間」になれたなぁ~


写真はミラノからニースに向かう列車から撮った朝のイタリアの風景です。
お2人へのささやかな感謝の意味を込めて載せます。
・・・ああ、ますます自分らしくない!

今晩、パリから戻りました!

2006年01月23日 23時56分32秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
ただいまっ!
今日の夜、パリから戻りました。

フライトは、日本からの便が遅れてたのが影響して(数日前の大雪で機材の準備が普段どおりできなかった、とのこと)、パリからも3時間遅れのテイクオフ。
しかももう1便あったJALはキャンセル!
そしてエアフラも遅れてたので、関東地方の天気をすごく心配してましたが、幸い今日は天気が良かったので無事戻れました。
正直、ほんとにホッとしました!

旅行は・・・もちろん楽しかったです!
おいしいものいっぱい食べたし、サッカーを見たし、天気もよかったし、いい人と会ったし・・・
1週間の旅行だったのですが、まるで「1ヶ月」のように感じました。
それだけ中身が濃かったのかもしれませんね。
書いたらまたキリがないのですが、それは次回から一つずつ書いてみますね!


とりあえず、ブログの更新日数稼ぎで今回はこの辺で。

でもせっかくだから写真貼っときます!
ニース駅のTGVです。
光線の具合がすごくきれいに見えたので撮ってみました。