ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

やろうとすれば、出来る。

2009-09-20 21:55:25 | 田舎の理屈
 今晩、7時から造形作家都築房子さんの記念講演会がありました。表現者としての自分を語っていただきました。

 若いときから現在まで、彼女の歴史を見せていただいたのですが、なぜか聞きながら「そういえばPPMのマリーが死んだなあ。」って思っていたのです。

 フォークソングの歌手でベトナム反戦を歌い、人生を語っていた彼女のことがふと、よぎったのです。
 造形を意図して活動をしていた都築房子さんは、表現の手段として木や紙を使って形を作るのです。歌手マリーは歌うことで自分の意思を伝えようとしていたのです。

 同じような時代を生きていたんだなあ。何となく納得していたのです。

 今回作品の写真を見たぐらいの情報で展示会の準備をしてきたのですが、作品を前に何か戦っている自分もいたのです。「何だこれは」だったのです。

 もうひとつ納得できないような形。もちろん全部じゃあないのですがね。

 造る作業の苦労、大変さは理解できるのですが、作家の評価は作品が語っているのですから、私はそれに従うだけなのです。

 理解できない自分の未熟ぶりは仕方がないのです。素直な自分はキライではありません。
 明日、モット彼女と話をしてみようと思っています。

 今日の講演は良いお話でした。56人の参加者でしたか、予想以上の大盛況でしたね。

 多分今日の話を聞いて、明日同じ作品に向かうと、違って見えるのでしょう。
 そんな気もします。

 それより、たくさんの作品の写真を見せていただきましたが、展示場所は今回の工場が最高です。どこの美術館よりいいなあ。
 良い場所を得て、作品に新しい価値が付与されたような気がしています。
 まともな図書館とてなく、美術館など思いも付かない田舎なのです。

 田舎では、今まで民間が自主的にこうした芸術作品の展示会をするなど、ほとんど実例はないのです。また2週間などという期間、連続して開催するなどというイベントは大変なのです。

 しかしやろうとする意思さえあれば、なんとかなっております。
 仲間がすばらしいのです。
 半分の期間が経過し、集客目標もほぼ達成されつつあります。
 田舎だからできない。無理。そうした意見への挑戦でもあるのです。
 
 結局好きなのでしょう。こうした活動をするのがね。

 

イベント紹介2009・9

2009-09-20 10:34:55 | Vision East
 中岡慎太郎顕彰会がイベントを開催しています。

 幕末村体験と称して参加者を募っていたのです。

 和弓体験や竹笛作り、わら草履作りやらコンニャク作りまで面白いね。
 さらに体験教室も盛りだくさんです。
 書道教室・慎太郎講座・慎太郎映画と多様な催しが続きます。

 参加者募集期間は終了したようですが、行ってみてはいかがでしょう。

 23日(水)までです。

 今まであまり活動が活発でなかった慎太郎顕彰会。
 新しい組織になったようで、元気です。

 連絡をしていったほうが良いかもしれません。
 0887-38-8600(中岡慎太郎館)

 北川村柏木は幕末村宣言をしたのですね。
 昭和60年ぐらいだったのか、吉田喜重監督に映画の製作を依頼して、募金活動やら、上映活動にあちこちと動き回ったことが思い出されますね。
 「幕末に生きる」良い題名です。
 この際、陸援隊でも作ってみようかなどと、考えたりします。
 
 野根山屯集の23士や中岡慎太郎は高知県東部地域の大きな財産です。
 明治維新を命をかけて達成した彼らと、平成維新に向かっている現在。
 「平成に生きる」私たちが今、試されております。

 そういえば、私も中岡慎太郎顕彰会に入らなければなりませんね。