選者はもちろん新川和江さんです。
月間賞まで頂いた、今年2/15掲載の「まんなか」に続いての掲載です。
最近、ほめられることのほとんどなかった尾崎の詩だったので素直に嬉しいです。
ロマンチック過ぎはしないかと、今度の詩集には載せませんでした。
ちょっぴり痛いけれど、本人も口ずさむことのあるかわいい詩です。
再録します。
「ポスト」
この秋の
深い空のどこかに
赤い切り傷のような
ポストの入り口は
隠されていないか
カポン!
ふいに
明るい音がして
あなたからの
なつかしい便りが
僕のこころに
降りてくるのだ