写真:広葉恵蘭『愛国』
これは台湾報歳蘭の葉芸物で、広葉恵蘭に分類される『愛国』という品名の蘭です。
この中透けの柄や名称が気に入って長年育てています。
この株はバックの芋を外して新芽を出させたものですが、上手く芽が出てくれました。(^^♪
ただ ちょっと派手柄に出てきました。
でも、派手好みのパパさんなので「ま いっか!」って言うところでぇ~す。(*^^)v
写真:広葉恵蘭『達磨』
これも同じく広葉恵蘭なのですが他の品種とは趣を異にしています。
実は広葉恵蘭は葉の長さが5・60センチにもなる大型の堂々たる蘭なのです。
しかしこの品種は、いわゆる「チャボ」(矮性品種)で、葉長が2・30センチくらいの幅の広い葉を出すのです。
つまり矮性というだけで珍重され、発表当時は数百万円の値がついたのでした。
その後数が増えるにしたがって、葉芸を持つものも現れて当時の恵蘭界をにぎわせたのでした。
今では「中透け芸」の『達磨』まで出てきており、本来は特定の品種名だったのが今では「チャボ芸」蘭の総称みたいになっています。
この『達磨』も覆輪が入っているんですよ。(^v^)
pochikoさんまでぇ~。(^_^;)
本当はすぐ花を見たいのですが、それって高価だったんです。
ですから… という事でした。(*^^)v
ところで1万円位になってすごく安くなったなんて言ってましたが、良く考えると普通1万円の鉢花って買うかなぁ~?
などと反省していますが、昨日も1鉢注文しちゃったパパさんです。(-_-;)
今では随分安くなったとはいえ、そんな高価な蘭があるとは。
何年もかかってようやく花が咲く…そうですよね貴重ですよね。
蘭ってピンからキリまで…本当に奥が深いですね。
当時の東洋蘭は旦那衆の道楽(趣味+投機)だったのですね。
だから昔は蘭の会の会長には貴族やら政治家やら軍人が多かったのでした。
そんな昔でなくても10年程前までは入門品が殆どなくて、花の咲く良い株を入手しようと思うと10万円は覚悟でした。
ですから、私みたいに素1本を購入しては大事に育てては数年かかってやっと花を見るなんて事がざらでした。
今では1万円位の入門品が数多く出回ってきたので、良い時代になったのだと思います。
でもたまに、極素晴らしい品種が発見されると、当初は世界にたった数本しかないのですから需給の関係で数百万オーダーになることもあります。(~o~)
でもそのお話を伺うと、発表された頃にはどれほど珍重されていたかが想像できますね。
葉の柄の出方は、栽培場所の日当たりや施肥によっても変化すると思いますが、そんなところもマニア心を捉えるのかもしれませんね。