高齢者が施設に居住する場合の最大の問題点は、時間を持て余してしまう事に尽きる。早い話、食べて、TVでも見て、後は寝るだけの生活だからだ。そこにインタ-ネットの世界を持ち込もうと言うのが一連の覚え書の趣旨でもある。
高齢者がインタ-ネットをする場合の最大の障害は、
1. キ-ボ-ドを指で操れない (キ-の位置は幸いに時間が沢山あるので問題にはならない)
2. 往々にしてキ-ボ-ドを置くためのデスクそのものもない場合が多い (これに対して、マウスパッドは比較的自由に何処にでも置けるし、操作も比較的簡単だ)
つまり、デスクトップのPCはおろか、ノ-トブックのPCを置く場所すらないが、TVは必ずあるので、それをPCに変換して使えば問題はない
3. 然し、仮にマウスを使えたとしても、ファイルの開け閉めが上手く出来ない
この様な状況では、検索するための文字を(将来的には超正確に、音声認識で)入力するためには最低でもスクリ-ンキ-ボ-ドをマウスで操る事が望ましい。勿論、全ての操作を音声で行えれば楽なのだが、現状ではそこまで技術が進んでいないと感じる。
スクリ-ンキ-ボ-ドの場所は簡単に見つかる。以下の画像だ。
実際のキ-ボ-ド画面が次になる。これは普通に便利なのは明白だ。細かな設定は後述するがボトムバ-に最小化して置けば、寝ながらでもキ-ボ-ドとして使えるのでローマ人だったら嬉しいだろう。片手とマウスだけで検索エンジンが使えるのは本当に便利だ。
具体的な使い方は、入力スペ-スにマウスを当てて活性化した状態で行うだけで、後は本物のキ-ボ-ドとの違いは全くない。画面上で見えているすべてのキ-を全く同じように操作して構わない。
当面は文字入力をマウスと、このキ-ボ-ドで行う事が想定されているが、ファイルの開け閉めはまた別問題になる。それには音声認識による操作が必要なので、以下に概要をまず記述しておく。
音声操作を行う前から、直感的には「検索文字の入力」と「ファイルの操作、開け閉め」などは別ものだろうとの思いはあった。
実際にも、その通りで、当面は「お気に入り」を使わない、使えないつもりでの記述になる。理由は、音声検索に関してはエッジよりクロ-ムの方が遙かに使いやすいと感じるからで、エッジでどのように音声検索をするかは、徐々に見極めることにする。
まず、クロ-ムでの音声検索には「音声学習」がないので即利用できるし、試して見た限りでは非常に正確に音声入力を認識するので、「お気に入り」の問題さえなければクロ-ムの方が使いやすいと思う。
で、マイクロソフトの音声認識エンジンの画像を以下に示す。
このエンジン自体はスクリ-ンキ-ボ-ドと同じ所にあって、クリックすると画面にポップアップする仕組みになっている。このエンジンについては次の記事で検証する。