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グ-グルの遠隔操作 運用上の問題 メモ-4

2015-09-05 09:01:29 | Weblog

高齢者が施設に居住する場合の最大の問題点は、時間を持て余してしまう事に尽きる。早い話、食べて、TVでも見て、後は寝るだけの生活だからだ。そこにインタ-ネットの世界を持ち込もうと言うのが一連の覚え書の趣旨でもある。

高齢者がインタ-ネットをする場合の最大の障害は、

1. キ-ボ-ドを指で操れない (キ-の位置は幸いに時間が沢山あるので問題にはならない)

2. 往々にしてキ-ボ-ドを置くためのデスクそのものもない場合が多い (これに対して、マウスパッドは比較的自由に何処にでも置けるし、操作も比較的簡単だ)

つまり、デスクトップのPCはおろか、ノ-トブックのPCを置く場所すらないが、TVは必ずあるので、それをPCに変換して使えば問題はない

3. 然し、仮にマウスを使えたとしても、ファイルの開け閉めが上手く出来ない

この様な状況では、検索するための文字を(将来的には超正確に、音声認識で)入力するためには最低でもスクリ-ンキ-ボ-ドをマウスで操る事が望ましい。勿論、全ての操作を音声で行えれば楽なのだが、現状ではそこまで技術が進んでいないと感じる。

スクリ-ンキ-ボ-ドの場所は簡単に見つかる。以下の画像だ。

実際のキ-ボ-ド画面が次になる。これは普通に便利なのは明白だ。細かな設定は後述するがボトムバ-に最小化して置けば、寝ながらでもキ-ボ-ドとして使えるのでローマ人だったら嬉しいだろう。片手とマウスだけで検索エンジンが使えるのは本当に便利だ。

具体的な使い方は、入力スペ-スにマウスを当てて活性化した状態で行うだけで、後は本物のキ-ボ-ドとの違いは全くない。画面上で見えているすべてのキ-を全く同じように操作して構わない。

 当面は文字入力をマウスと、このキ-ボ-ドで行う事が想定されているが、ファイルの開け閉めはまた別問題になる。それには音声認識による操作が必要なので、以下に概要をまず記述しておく。

音声操作を行う前から、直感的には「検索文字の入力」と「ファイルの操作、開け閉め」などは別ものだろうとの思いはあった。

実際にも、その通りで、当面は「お気に入り」を使わない、使えないつもりでの記述になる。理由は、音声検索に関してはエッジよりクロ-ムの方が遙かに使いやすいと感じるからで、エッジでどのように音声検索をするかは、徐々に見極めることにする。

まず、クロ-ムでの音声検索には「音声学習」がないので即利用できるし、試して見た限りでは非常に正確に音声入力を認識するので、「お気に入り」の問題さえなければクロ-ムの方が使いやすいと思う。

で、マイクロソフトの音声認識エンジンの画像を以下に示す。

このエンジン自体はスクリ-ンキ-ボ-ドと同じ所にあって、クリックすると画面にポップアップする仕組みになっている。このエンジンについては次の記事で検証する。


グ-グルの遠隔操作 運用上の問題 メモ-3

2015-09-05 07:00:51 | Weblog

 

よく考えると、パソコンの遠隔操作運用の高齢者対策問題は、そのまま人間の個体としてのインタ-フェイスの問題であることがわかる。つまり、汎用性・応用性が高い事だ。

個体としての人間のインタ-フェイスとしては、

1. 手指 (機械的操作)

2. 画像受信 (目で見る)

3. 画像特定箇所への視線方向の維持 (目で見つめる)

4. 音声受信 (耳で聴く)

5. 音声発信 (口で話す)

があるだろう。PC側のインタ-フェイスとしては、

1. キ-ボ-ド (手指、器械的操作)

2. マウス (手指、器械的操作)

3. 画像発信 (スクリ-ンを使って)

4. 音声発信 (スピ-カ-から)

5. 音声受信 (マイクを通して)

6. 振動 (機械的な体感)

になるだろう。このうち、高齢者にとって扱いやすいものはダントツでマウスだと思う。ただ、手指が不安定なら次にダントツで望ましいのは現状では音声だろう。そもそも、近い将来は冷蔵庫を開けるのも音声操作で行う事になるだろうし。

そして、将来的にはスクリ-ンの何処を目で見ているかでPCの操作が出来るようになるだろう。その場合も、脳に電極を差し込むような大掛かりなものでなく、ソフト的に、幾つかのカメラ情報を総合的に使って、視認誤差があるために、現在の漢字変換候補の選択のような形を取ると思う。現状でも極少数の人間が使用していると思われるが、多くの人達が使い始めるまでには後20年はかかるだろう。

 ここでは、従って、高齢者が様々な理由でキ-ボ-ドを使えない事(だけ)を想定して考察を進めて行く。直感的には従来のキ-ボ-ドに替わるものとしては、

1. スクリ-ンキ-ボ-ド

2. 音声コマンド

が考えられるので、当面はこの二つの可能性について根掘り葉掘りを行う予定だ。

ここでは残りのスペ-スを利用して、エッジの優れた点を記述しておく。以下がエッジを起ち上げた時の初期画面だ。

この画面は勿論エッジの画面だが、右上の3点メニュ-からIEを選ぶと、画面がかすかにふるえて、全く同一(に見える)のIE画面に切り替わってしまう。同じマイクロソフトの検索エンジンなので、その後は前と全く同じように進める事が出来る。これも便利ではあるが、一々IEを選ばなければならないのが面倒だ。

(何故、このような記述に意味があるかと言うと、クロ-ムのお気に入りはメチャクチャ使い勝手が悪いからだ)

然し、この画面で、どれかの見出しをクリックすると、別のスタ-が出現する。以下の画像だ。

この右上のスタ-をクリックすると、この選んだ記事をエッジの(実質的にはIEの)お気に入りに入れる事が出来る。(と言うか、エッジ独自のお気に入りはもしかしたらないのかも知れない)

然もお気に入りに入れるべき見出しもすっきりとした形で入力済みなので、後は(見えているIEの)お気に入りの何処かに入れるだけだ。以前のIEでは比較的、洗練されないむき出しの見出しになっていたので、自分で編集する必要があったから、大分楽になる。

実際の画面は以下になる。

勿論、この時点でも3点メニュ-は使えるようになっているが、要は「エッジの画面を、エッジの内部にいながら、IEのお気に入りに入れる事が出来る」事で、これは素晴らしいと思う。