パエ-リャ

木製カトラリ-

遠隔操作 追加記述

2015-09-20 15:07:09 | Weblog

結局、遠隔操作の目的としては二つ考えられるわけで、前にも触れたが

1. 東京がすべてを完全に遠隔操作して、鹿児島はただ見るだけにする

2. 鹿児島がある程度の操作をして、東京が事前に用意した情報(文書、静止画、動画など)を参照する

2. の場合の実践的なやり方は、色々考えた結果

2.1 音声を使う

2.2 仮想キ-ボ-ドをマウスで操作する

2.3 あるいは、その両者を併用して操作する

事にたどり着いた。でも、依然として問題はそれほど簡単ではない。90歳の高齢者相手にインタ-ネットのやり方を教えようというのが根底にあるからだ。

画面のどこを押すのかは(そのためにはあらかじめ見えるアイコンの数を極限まで少なくするのは当然だ)、通常は説明をする時に高齢者の目の前で、口頭で指示したり、あるいは自分でやって見せたりするわけだが、そこに既に落とし穴がある。

手取り足取り状態で教えても身につかないという落とし穴だ。この穴から這い上がるには、自分でやる他はないのだが、それでは高齢者にはハ-ドルが高すぎる。

なので、遠隔操作が再び活躍するのは、このような状況だ。

鹿児島がTV画面を(つまりパソコン画面を)見ている時に、東京にいながら電話で鹿児島と話しつつ、赤丸や矢印などを直接鹿児島のスクリ-ンにマウスを使いリアルタイムで描いて、次に押すべき個所を示してあげる、そうすれば鹿児島もマウスを操作しやすくなるし、自分でやっている感覚も保てるので上達が早くなる。

そのためには(グーグルの遠隔操作アプリとは別の)そのための専用のアプリをあらかじめ鹿児島のPCにインスト-ルしておいて、必要に応じて随時立ちあげ、電話で説明しながら遠隔操作でそのアプリを使うことだ。インスト-ルそのものは、わざわざ鹿児島に行かなくても、東京から遠隔操作で出来るので、数分で完了する作業だ。

色々なアプリがあると思うが、現在東京が既に使っているのは「Epic Pen」だ。アメリカの無料アプリで、サイズが非常に小さいのでうれしいし、マニュアルなしでも使える程にわかりやすい。

以下が、一例だ。これはデスクトップに書き込んだものだが、アプリの展開している画面にも書き込めるので説明用には十分使える。SKITCH等とは全くの別物だ。

 

よく見るとスクリ-ンキャプチャ-機能もあるみたいで、口頭でリアルタイムで説明した画面をキャプチャ-して、操作説明用に保存できると思われる。何しろ無料だし、リアルタイムで使えるので、「Epic!]とつい叫びたくなるほど有用なアプリだと思う。

高齢者対策を考えて、遠くまで来てしまった。ここからどこに行くのか、カスミがかかっているが、一つの方法として、ワンポイント音声メモを重要な場面に配置しておく事かもしれない。その場合、通常のようなヘルプ的解説ではだめだろう。「右上!、右上!」と叫ぶとか、そんな類の説明のほうが望ましい。あるいは音声でなくてもよいのかも。他にもあるのかもしれない。。。

幾つか考え付くのは;

1. 目的の 1. と 2. の間にあるような目的を設定する

2. (インタ-ネットで)何が出来るかを一般的に説明するのではなく、具体的な目標を(例えば検索の目的語を使って)どのように達成するかを、目的の 1.と2. の中間目標として、実際に遠隔操作で Epic Pen を使って、丁寧に何度もやってみる

結局、一言で言えば高齢者の学習補佐なのだが、不可能ではないと思っている。