パエ-リャ

木製カトラリ-

The Grand Picture

2015-09-13 07:02:40 | Weblog

根掘り葉掘りを続けていると、最初の頃の目標を忘れがちになるので改めて整理してみる。

目標の1. IT知識や経験の一切ない90歳前後の鹿児島の両親に、東京にいながら最新の情報を居間のTVを通して随時伝えたい

目標の2. 理想的には鹿児島の両親に自力で最小限のマウス操作(のみ)を覚えてもらって、自力で最新の情報に接してほしい

いずれの場合にも、その情報が何処にあるかが最初の大問題になる。念頭に置かなければならないことは:

1. インタ-ネットを通じても東京が直接的にも、間接的にも鹿児島のPCの物理ドライブに情報を送ることは出来ない

2. インタ-ネットを通じても東京が直接的にも、間接的にも鹿児島のPCの仮想ドライブに情報を送ることは出来ない

つまり、東京のファイルを鹿児島にコピペ出来ない

これらの事実が根掘り葉掘りになってしまった理由でもある。なので、出来ることはイキナリ限られてくる。

つまり、東京が鹿児島のPCに遠隔的にアクセスして東京の仮想ドライブを見ている状態を鹿児島のPC画面に(いわば間接的に)反映させることしか出来ない。

上記の理由にも関わらず、鹿児島は東京の物理ドライブの中身を参照(のみ)する事は出来るけれど、それならば同じように参照しかできない東京の仮想ドライブを鹿児島のPC画面に反映させるほうが理に適っている。

これらを具体化するにはどうするかというと、鹿児島のPCにグ-グルアカウントを2個持たせることだ。極端な場合1個だけでも構わない。

鹿児島が持たなくてはならないグ-グルアカウントは:

1. 東京のアカウント(絶対に必要

2. 鹿児島のアカウント

鹿児島が東京の最新情報に接する事が出来るのは:

1. 東京が鹿児島のPCに遠隔的につながった状態で、かつ

2. 鹿児島のPCのアカウントを遠隔的に東京のものに切り替えて

3. 実質的に鹿児島のPCを乗っ取ってしまう

時に限られる。

なので、それだけが唯一の目標であれば仮想ドライブの画面構成がどんなに複雑でも構わない。すべて東京が操作するからだ。然し、目標の2を視野にいれると、話はガラリと変わってくる。鹿児島がマウスだけで東京の仮想ドライブをすべて操作するからだ。

昨日の新聞の土曜版にWIN10の仮想デスクトップの絵が出ていた。明らかに1デスクトップあたり1タスクなので、すべてが綺麗に収まっている。

然し、高齢者相手では仮想デスクトップの構成すら簡単ではない。例えば、仮想キ-ボ-ドは多分、タスクとしては捉えられていないのだろう。エッジを使わないで音声認識の完成度が高いグ-グルクロ-ムを基本の検索エンジンに使う予定だが、認識間違いを修正するには矢張り仮想キ-ボ-ドがほしい。根掘り葉掘りが続く理由だ。

鹿児島の希望としては地図もみたいらしい、そうなると3個目の仮想デスクトップに配置しないと操作は無理だ。簡単なメ-ルもやりたいとか言い出せば4個目の仮想デスクトップが必要になるだろう。なので、仮想デスクトップは高齢者用に開発されてと思っても良いくらいだ。

この記事を締めくくるに当たって、鹿児島のPCの物理ドライブや、あるいは仮想ドライブに直接書き込めないかと言う質問が出れば、答えはYESだ。インタ-ネットを介しても異なるPC間でのコピペは出来ない。然し、インタ-ネットを介して異なるPCに書き込む事は出来る。

そして、その事が仮想デスクトップの運用で高齢者に大変に役立つことを次の記事で示したい。