練上技法による魅惑の陶
2013/7/13 ~ 9/23 ニューオータニ美術館 (永田町)
めも:2013/09/10 940SH AS で撮影
本展では、伝統技術を基盤とした創造性豊かな表現で、現代陶月jに足跡を残した松井康成の没後10年を記念して、松井の全練上技法を網羅する茨城県陶券?p館の所蔵作品を中心に、松井の作陶道具、陶片、写真など多彩な資料をあわせて紹介いたします。
日曜美術館で紹介されてチラッと見たとたん、
「松井康成」の焼き物に心を奪われました。
「練上」という技法を極め、更に独自の表現を追求した美の世界。
ぜひ見てみたい!
9/10 ぐるっとパスのコースになっていたので、さっそくGO!
会場は、数回行ったことがあるこじんまりしたところ。
◇ まずは、若いころの作品から見ていきます。
初期、60年代(昭和45年)、灰釉をかけた作品や志野、黄瀬戸、掻落、練上等の作品。
◇ しばらく行くと、丸い器が並ぶコーナー。
「嘯裂(しょうれつ)」「象裂(しょうれつ)」の作品。
まるで宇宙に浮かぶ惑星のようです。
赤く燃えるような火星、縞模様は木星、
そして太陽系よりはるかな宇宙の惑星たち、幻想的。
一番気に入ったコーナーです。
展示は年代別に進みます。
70年代~80年代「線文(せんもん)」「嘯裂(しょうれつ)」「象裂(しょうれつ)」「破調(はちょう)」
80年代「堆瓷(ついじ)」「風白磁(ふうはくじ)」「晴白(せいはく)」、
90年代から「萃瓷(すいじ)」「玻璃光(はりこう)」へと、練上技法の工夫によって豊麗な美と輝きのある作品を制作しています。
どれも独自の技法の作品に目を瞠るばかり。
何度も往復してじっくり鑑賞。ステキな時間でした。
キーワード : 陶磁器の名品