When I Dream

~気侭な戯言日記~

?混合診療?

2007-11-07 23:40:40 | 医療/介護/病院ネタ
“混合病棟”って言葉を、昔は会話の中でよく使っていたけれど~、“混合診療”って言葉は知らなかった。検索して調べて読んで・・・なる程・・・そういう事か・・・。←バカ
健康保険がきく診療と、きかない自由診療を併用するのが・・・“混合診療”・・・って事だったんだけど、がん患者の男性が訴えは・・・混合診療を受けたら、通常の保険適用分まで、患者が全額負担するのはおかしいって事で、国側は「混合診療は、保険診療と自由診療の一体の医療行為と見るべきで全額負担になる」と主張していたんだそう。←舛添さん、これについても内部調査した方がいいんじゃない??→東京地裁は7日に・・・国の法解釈を誤りとして、男性勝訴の判決を言い渡したそうだから、この手の訴訟が増えるかもねぇ・・・

病院に行くと誰でも、保険適用内の診療を受けられるけど、初めて行く歯医者さんだと、保健適用内の範囲の治療を希望するかどうか、を聞かれるよね~。範囲外を希望すると、それが“自由診療”って事になるわけかな?でかい病院なんかだと・・・保健がきかない高い薬もあったりして、希望すれば、その治療を受けられたりする・・・そういう事だと思う。
リンクその1:日本医師会のページ → 混合診療って何?
ここを見ると、保険適用分に、保健適用外の自腹分を乗せている料金体系になっているけど・・・

ところで混合診療は・・・小泉内閣が、医療制度改革として推し進めていたもので、患者側には混合診療を望む声も多いみたいだけど、大勢のDRや、医師会などが、それには反対/危惧している。どういう事かと言うと・・・患者側だと、治療に望みを賭けていて、どんなに高い薬でも・・・使ってみたい/欲しい・・・っていう切実さがあるようなんだけど、医療界的には、そうじゃなくて、まず、高価な医療は裕福層しか受けられないって事を挙げていて、医療先進国のアメリカのような医療現場になってしまう・・・と考えているみたい。
NHK-BSの“ER”をそのまま想像してもらえば解りやすいかも。
政府/厚生労働的には・・・米国が要求の・・・米国の製薬業界、医療サービス業界、保険業界などの大企業を日本の医療界に参入させるために・・・って事のよう。
リンクその2:埼玉医師会のページ → 医療制度改革を考える
文芸春秋の17年12月号にも混合診療に関しての記事があったみたい。国内で認可されていない薬剤を使う事は・・・リスクも大きいし、必ずしも効くってわけでもなさそうな気がするんだけどなぁ・・・医師側はそのあたりも危惧しているって事ですわな。

この埼玉医師会のページを見るかぎり、委員会名簿の中には、医療界の人間が一人も入っていない事が驚きです。やっぱりいつぞやの・・・“診療科名称の削減案”・・・も、きっと医療界からは一人も委員として選抜されていないんだろうねぇ。医療界に限らず、どんな業界でも、同様の事が起きているんだろうな。だから耐震偽装なんかでも・・・そういやネタにはしてないけど、神奈川でも発覚したし、清水建設でも鉄骨が126本?128本だっけ?報道では構造計算ミスだとか何とか言ってたと思うけど、そのソフトを作ったのって国土交通だっけ?
政界ぐるみで隠蔽されちゃったようなもんだけど・・・

うっ、またズレて来ちゃった・・・
最後に・・・長野県の相木村診療所長さんのページを貼っておきます。
「混合診療」先進国アメリカの惨状
個人的に書いているのかな?levieがダラダラと書いて説明するよりも、はるかに解りやすいと思うし~混合診療と言うモノがどういう制度なのか・・・これを読むと容易に想像がつきます。是非お読み下さいまし~

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