70年前、6月19日から20日にかけて福岡の街も例にもれず、辛く重い記憶を刻みました。
今時分になると、暦を見ながらなんとなく思います。
博多の小学校で当時の写真を見たこと、教室におみえの先輩方から
お伺いした当時の出来事・・・小さかった方、もう学生さんだった方・・・
それぞれの年齢のそれぞれの記憶は言葉の向こうに多くの語れないことも見え隠れします。
ペニーレイン文庫の仲間入りしたのは4年前、こちらの本です。
この本にまつわることで、今週の土曜日、放送があるとのこと。
辻さんからご連絡いただきましたので、さっそく皆さんにお知らせしますね。
今週土曜日、TNC朝9時55分からの「土曜ニュースファイルCUBE」です。
番組の詳細はこちらで・・・6月13日放送予定
この「チンチン電車を運転した少年たち」は、運転した、の部分に「まもった」とルビがあります。
いまでいう中学生の少年たちが戦争で留守をしているお父さんたちに変わって
チンチン電車や福岡の街を家族をそして自分自身の心を、守り抜きました。
けなげで愛らしくて可笑しくて、どんな苦境でもこどもたちには周りを笑顔にできる、
本当に天使のような少年たちの当時のようすが、ご本人たちのことばでいきいきと描かれた本です。
4年前ここでご紹介した時のものはこちらでどうぞ。チンチン電車を運転した少年たち
番組も、それからどうぞ、またこの本、教室で手に取られてみてくださいね。
その日は糸島でも雷山空襲があり8名が犠牲となりました
私の祖父もその中の一人
私達家族にとっても忘れることのできない辛く重い日です
雷山のほうが被害が大きかったと聞いてます。
福岡のことも糸島のことも、歴史のなかの出来事でなく、家族の記憶として刻まれてるおうちはたくさんあるはずですね。
放送で川島監督が仰ってたように、当時の福岡のようすなど、記録が集められるうちに映像として残せるといいですね。忘れてはいけない事実ですから。