正直、川魚は臭みがあって好きではないのですが
同じ理由の義父から頂いてきた二女から
さらにお鉢が回って来たのです。
生来、“青臭い野菜”と”生臭い魚”の2つが苦手で
かと言って我々世代は口に入るモノは口にして育っていますので
まったく食べられないわけではなく
あれが好きだのこれは嫌いだのとか言っては
なんとなく食にウルサイふりをしているだけなのです
(少なくても私は)
ところで、この頂き物を
女房が突然に何を思ったのか「炭で焼こうか」と言うものだから
確か庭でのバーベキューの際でいつ使ったかの記憶さえない鉄製七輪と
残っていた炭を持ち出して“塩焼き”することになったのですが
新聞紙で着火しようとする彼女を
「できるならやってごらん」と横目に見ながら
そっとボンベ式バーナーを用意
当然の事ながら、着くはずもない学習のための時間を費やした結果
いつもより40~50分遅れの晩飯と相成りました。
本来は火が上がらなくなった“おき”状態が良いのですが
面倒なので、パタパタうちわで煽っているうちに出来上がり
もちろんサンマには遠く及びませんでしたが
思ったよりも美味かったのは、手間をかけたからかもしれません。
ところで、“火を熾(おこ)す”ことは実は結構、難しく
炭焼き専門店やアウトドアなどの一部を除けば
日本では、特に女性の間では
「前世の遺物」と呼べる作業かもしれませんね
サケ科に属する淡水魚で
原産地は太平洋東岸(アラスカ、カナダ、アメリカ)と
カムチャツカ半島からの外来種。
全長は約40センチメートル程度が一般的だが
大きいものは60センチメートルから1メートルにまで成長することもある。
夏でも水温が摂氏12度以下の冷たい水、特に流れが速く
酸素を多く含む川や冷水の湖などにも生息するため
各地の渓流や湧水地帯で養殖、放流が盛んに行われた。
年間を通じ入手することが出来るが、春先から夏に店頭に出回ることが多い。
100–140グラム程(20 - 23cm程度)のサイズは
白身で塩焼きやムニエル、甘露煮として食べる。
脂ののりが薄く、さっぱりとして癖が無いのが特徴となる。
高価な部類に入る上に、生産量が少ない為
一般的に消費者の口に入る機会は少ない。