男女合計の自殺の「原因・動機」データにおいて
「19歳以下」を除いて、あとは全ての年齢別で第1位は「健康問題」です。
「19歳以下」の第1位は現在マスコミで騒動になっている「学校問題(29%)」であることと
「男性・40代&50代」のそれが「経済問題(35%)」であることがとても特徴的です。
29%を占める「学校問題」が具体的に何を指しているのか、良くは知りませんが
2位「健康26%」、3位「家庭18%」に次いで4位に「男女問題9%」が分類されているのですから
少なくても、若者にありがちな“失恋などの悩み”でないことは確かです。
ちなみに、H22年における19歳以下の自殺者総数543人
うち160人が「学校問題」で自殺していて、65%、105人が男子です
(この男性が7割を占める傾向は全年齢共通です)。
この先、どんな明るい未来があるかもしれない19歳以下の若者が
特に中学生が自らの命を絶つことは悲劇以外の何物でもなく、原因・動機の根絶は無理にしても
未然に防げなかったことに対する責任が周囲の大人達にあることは明白です。
それが分かっているからこそ、あれだけ必死に、“いい大人達”が責任逃れに終始するのでしょう。
現場の先生方を牛耳っているであろうTVによく登場するあの市教育委員会の“おえらがた”は
我々世代にすでに片足を突っ込んでいらっしゃるのでしょうから
あともう少し何事もなく過ごせれば、と保身に走ることが理解できなくはありません。
しかし、「あなたは何さま?」と問いたくなるような、またあれだけ矛盾に満ちた責任逃れの言い訳を
教育者のはしくれとしてのプライドをかなぐり捨てて
よくぞ恥ずかしげもなく全国に向かって言えるものだと感心せずにはいられないどころか
その姿には見苦しさ、その内容には憤りさえ感じてしまうのです。
もう若くはないのですから、自分の発言に後で悩んだ挙句
「うつ病」に陥って自らの命を絶つなんて状況にならないようにぜひご注意ください。