保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

新盆の「お施餓鬼法要」って何?

2012年07月26日 | 葬祭と相続の記録&自らの終活

 菩提寺のS寺から封書が届きました。

予め庵主さんから聞いていた新盆法要の案内状のはずで、中にこの書面が入っていました。


お施餓鬼?

なんだこりゃ、何て読むの?

そう言えば「おせがき」って言葉は聞いたことがあり、そう読めます。

当然、意味は分からず「がき」は“寄せ書き”などの「書き」と同じで何かの「書き物」と思っていたら
「餓鬼」と書いて法要の一種とは、この歳になるまでまったく知りませんでした。

お盆の法要なのに、悪いイメージが付きまとう「餓鬼」の文字が出て来るなんて
と思いつつ調べて見ると、まさにそうした餓鬼にも施し物を分け与える法要なのだそうです。

確かにこの歳になるまで、幸運にも葬祭にあまり縁がなく過ごしてきたことは事実ですが
その次の行の「諸年回塔婆法要供養」など、最初はどこで区切って読むのかさえ分からず
なんとも恥ずかしいと言うか何と言うか…。

最近では“坊主バー”なるものも都会の方では出現して
仏教や僧侶を身近に感じてもらうような試みもあるようで、これはこれで良いことなのでしょうが
取材画像で見る限り、参加者はほとんど若い(?)女性なのですから
こうした知識を得られる場所と言うよりも、僧侶の思惑は別のところにあるのかも。

葬祭になると突然遭遇するこうした仏教の儀式ですが
この時ばかりは年寄りが身近にいたらなあと思うこと仕切りです。

何を持って、何を着て行けば良いの?

お布施の額はいくら?

表書きはどう書くの?

午前10時に受付して正午まで何をしているの?

塔婆は必要なの、そしていくらなの?

そもそも塔婆って?

・・・?

・・・?

宗派、地域によって千差万別なことはこれまでの経験から知りつつあって
同じ寺の檀家に訊かないとあまり意味はなく、誰もいないのであれば
菩提寺に訊くことがベストなことはいろいろな方の進言でもそうなのですが
檀家で成り立つはずの寺の僧侶が檀家に対してあまりに傲慢な態度に見て取れる当家のS寺は
なんとも敷居が高くてつき合い辛く、難儀する日々が続いています 

*施餓鬼供養では、新亡(前年の供養以降に亡くなった方)、先亡(ご先祖様)
さらには三界萬霊(諸々全ての霊)の塔婆を立て、ご飯、水、野菜、果物、お菓子など
沢山のお供え物をして、あらゆる餓鬼に施しをします。

その功徳が施主やその先祖にまで及び
それがそのまま先祖追善供養になってゆく、とされているからです。

「追善」とは、故人が生前為し得なかった「善行」を
遺された者があとから「追って」代わりに実行する、という意味です。

最近ではお盆の行事として営まれることが多くなりましたが
春秋のお彼岸に施餓鬼供養するという実例もあります。

 

 

コメント
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