リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

内側から見てみる

2008-10-25 15:38:52 | 日記
ちょっと用事があって、米軍基地に行ってきた。

米軍基地に入るには、中の人とアポイントをとったあとに自分の住所と電話番号と車両番号を届け出て、入口で写真つきの身分証明書を預けなければならない。そしてアポイントを取った相手がゲートまで迎えに来てくれて、用が済むとまたゲートまで送り届けてくれて、要するに民間人は一切単独行動ができない窮屈な場所だ。

ま、そんなことはよいとして、用が済んでゲートで免許証を返してもらい、それじゃお世話になりましたーなんて挨拶して外に出ようとしたら、上の写真のような抗議行動をしてる人たちの群れに出くわしてしまった。
こういうときの気まずさったらない。
ズームのきかない写メだから、きわめて緊張感の感じられない写真になっているけど、彼らは拡声器でがなりたてているし、ゲートに等間隔で立っている警備員は黒くて長い銃剣とおぼしき物体に思わせぶりに手を置いて彼らに対峙している。
両者の視線のかち合う地点では、抗議グループの代表者がまさに嘆願書を読み終えて基地の人間に手渡さんとしているところだった。

そこを徒歩で「じゃ、また~」なんて手を振りながら横切っていく緊張感ゼロの私、とんでもなく邪魔だ(笑)


でも、場違いなのを恥じながらも感じたことがある。
ゲートに立ってる警備員――つまり彼らが嘆願書を託した「基地の人間」は、本当に米軍基地の職員なんだろうか。「ハイ、ここからは日本じゃないんだもんね」と言ってる日本のコームインだったりはしないのか。それとも米軍が雇っている総合警備保障のガードマンだったりしないのだろうか。
日本とアメリカの境界線を固めているだけの人に向かって好き放題がなり立て、嘆願書を預けて「我々が差し出した嘆願書を基地職員はたしかに受領した」なんて証拠映像を撮って満足して帰っていく彼らは、それで自分たちの意志が基地の中にいるエライ人まで届くと本気で信じているのか。

しかるべき相手のアポイントをもらって、身分証明をして、免許証なりパスポートなりを担保にして中に入るという手順を踏めば、入口で手紙を預けるのとは格段に違うたしかな手応えを得られるはずだと思う。
それをしないで外でがなり立てるだけで、果たして何か変わるのか?
労働者デモとかストライキとかとは違うのに。わかってるのかなぁ。

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